2020年03月29日

飯綱高原スキー場(その2)(長野市)

前回に続いて、飯綱高原スキー場について。

スキー場の歴史については、詳しくハイランドホール内に掲示されていた(写真)。1965(昭和40)年12月に第1リフト(シングル)ができて営業開始。その後、第2・第3とリフトが増設されていった。私は小学校時代に何回か訪れたはずだが、最も印象に残っているのは中学校時代(昭和40年代後半)。当時、中学の同級生とスキー同好会を結成していて、その仲間で何回も滑りに来た。

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ハイランドホールに掲示されていた「飯綱高原スキー場50年のあゆみ」

当時、「飯綱高原スキー場だけは保護者同伴でなくても可」というルールがあり(私の中学校だけのルールか、長野市全体のものかは不明)、日曜日の朝、同級生と長野バスターミナルで待ち合わせて、バスに乗り日帰りスキーに出かけた。滑ったのはもっぱらまだシングルだった第1リフト沿い。現在のB・Cコースだった。まだ第4・5リフトはなかったと思う。

最近でも滑るのはやはりBコースが中心になることが多い。よくできたコースだと思う。バブル期を経てリフトも最大7基に増え、クワッド・ペアへと輸送力も増強された。リフト券が安いことも魅力で、長野市民にはさらに格安となるクーポンなどが配布されていた。

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(左)第1クワッド上部。(以下の写真は営業時のもの)(右)第1Q上部からのBコース。

数年前に自動改札ステムが導入されたが、4時間券は1日の中で1時間ごとに分けて使えるという便利なものだった。他のスキー場でこうしたシステムは見たことがない。洒落たレストランなども少なく、むしろ無料休憩所がいくつも設置されていて、持参した昼食を食べている長野市民も多かった。私も昼食を食べに家に帰り、午後再び滑りに来たこともあるほど。

長野五輪で里谷多英が金メダルを獲得したことが、このスキー場の輝かしい歴史のひとつといっていいかもしれない。その「里谷多英コース」を売りにしようとしていた節があるけれど、このスキー場の客層と里谷多英コースはいまひとつ合致していなかったのではないかと思っている。そのコースは人気のある第1クワッド沿いから一番離れたスキー場奥(北東側)にあった。

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(左)Cコース。(右)Fコース。

その後の積雪の状態を見るともう少し営業できたのではないかと思ってしまうが、もう、閉鎖が決まっている以上、無理をすることもないという判断もあったのだろう。私個人にとって最も多く足を運んだスキー場であり、思い出は尽きない。もうこのゲレンデで滑れないというのが、現実のものとは感じられていない。(現地訪問:2020年2月)

こちらもご覧ください → 「飯綱高原スキー場(その1)」
                「飯綱高原スキー場[ラストシーズン2]」
                「飯綱高原スキー場[ラストシーズン]」
                ラストシーズンの滑走記録
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2020年03月08日

飯綱高原スキー場(その1)(長野市)

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(左)営業終了後、第1駐車場からゲレンデを見上げる。(右)休止後のゲレンデはソリ遊びの場になっていた。

2月16日をもって飯綱高原スキー場の歴史に幕がおろされた。ホームページには2月18日付で「令和2年2月16日で今シーズンの営業終了および完全閉鎖となりました。昭和40年12月から営業が開始され、延べで5,100,839人の方にご利用いただきました。多くの皆様にご愛顧いただきありがとうございました」と掲示された。

「長野市が民間譲渡を検討している」と報じられたのが2018年5月。事実上無償で譲り渡すこととして譲渡先を探していたものの、公募期間内に応募するところはなくスキー場の歴史は幕をおろすこととなった。スキー場廃止後は、リフトなどを撤去して植生を復元するとしている。

飯綱高原観光施設活用検討会によると、飯綱高原全体を訪れる年間100万人前後の観光客のうち、85%は4〜10月に訪れていたという。観光戦略の重点を冬季中心から、春から秋のグリーンシーズンに転換すべきだという提言がなされていた。「地元農産物の直売や周辺の自然環境の解説、体験型観光の拠点といった機能を持たせる拠点施設を設ける」ということのようだが……。

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(左)閉鎖された第2駐車場から第3リフトを見上げる。(右)車のいない第2駐車場の向こうにハイランドホール。

いずれにしても、これだけ積雪が少なくなり、営業日数が少なくなってはスキー場として営業していくことは難しいだろう。「長野市民のスキー場」と呼ばれ、地元民からは身近なスキー場として愛されていたが。なお、地元民にとって「いいづな」といったらこのスキー場のことであり、いいづなリゾートは「リゾート」と呼ばれる。

ローカルスキー場として考えると規模が中途半端に大きく、山麓部に3ヶ所の入口(駐車場)がありリフトは5本(最盛期は7本)。コースレイアウトは少々複雑でそれが楽しくもあった。ただ、市民スキー場という役割だけで考えると、リフト2~3本程度でよかったのではないかと思う。バブル期に規模を拡大しすぎたのではないだろうか。センターハウスの役割を果たしていたハイランドホールの位置も、第1クワッドの下あたりにあればと思っていた。

最終営業日から1週間ほど経過した日にスキー場を訪れた。第2駐車場はロープが張られていたが、第1・第3駐車場には車を入れることができた。第1駐車場には数台の車があり、子ども連れがゲレンデ最下部でソリ遊びなどをしていた。リフトはもちろん停止しているが、それ以外に大きな変化はない。リフトの撤去や植生の回復がやがて行われていくのだろう。(以下、次回に続きます)(現地訪問:2020年2月)

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(左)五輪マークが誇らしげ。第4リフトの下から見上げる。

こちらもご覧ください → 「飯綱高原スキー場(その2)」
                「飯綱高原スキー場[ラストシーズン2]」
                「飯綱高原スキー場[ラストシーズン]」
                ラストシーズンの滑走記録
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2020年02月23日

峰の原高原リゾート(須坂市)[2020シーズン営業休止]

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(左)北アルプスの眺望が素晴らしい。(右)ゲレンデ手前の広い駐車場。(いずれも2019/11)

以前レポートした番所ヶ原に続き、台風19号の被害により今冬営業休止となったスキー場をもうひとつ。須坂市の峰の原高原スキー場。同スキー場のホームページでは以下のように告知されている。「峰の原高原リゾートでは、今シーズンのグランドオープンに向け、全力にて準備を進めて参りましたが、今シーズンについてはやむを得ずクローズとすることを決定させて頂きました。理由としましては、先日の台風19号によるリゾート内の被災箇所の復旧工事が、今シーズンのオープンまでに間に合わないと判断したためです。」

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(左)ゲレンデ下部のレストハウスなどの施設(2019/11)。(右)右手のブラウンライン沿いのゲレンデを見上げる(2020/2)。

「今後は、来年シーズンのグランドオープンに向け、被災箇所の整備や施設の準備などを行っていく予定です」、そして「地球環境に優しい持続可能なリゾートの運営を目指す」としている。「峰の原高原スキー場は MINENOHARA KOGEN RESORT へ生まれ変わりました」とも告げられていて、パークなども充実させる計画だったようだ。その矢先に台風被害によって、営業休止になった。

峰の原スキー場には、1990年代後半から10年ほどの間に数回滑りに出かけた。子どもが幼少の頃、託児施設をはじめファミリー向けのサービスが充実していたことが大いに助かった。すり鉢状の地形にペアリフトが3本。その割にコースバリエーションは多い。リフ1本あたり、3本ほどのコースがある。どのコースを滑っても最後はすり鉢の底に下ってくるので、ゲレンデ構成からもファミリーには最適。記憶に残っているのは晴れた日の北アルプスの展望が素晴らしかったこと。

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(左)イエローラインリフトの下から見上げる。(右)ブルーラインリフトの下から見上げる。(いずれも2020/2)

久しぶりに峰の原に立ち寄ってみる。11月に訪れたときには秋晴れ天気のもと、広い駐車場から後立山連峰の眺望が得られた。駐車場の奥に進み、ゲレンデ下から斜面を見上げてみるが、被害の状況はよくわからなかった。いくつかの施設の被害やゲレンデの土砂流出などがあったらしい。台風19号の被害ということなので、来シーズンは復活すると信じている。(現地訪問:2019年11月、2020年2月)
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2020年02月11日

飯綱高原スキー場(長野市)[ラストシーズン 2]

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今シーズンが最後の営業となる見込みの飯綱高原スキー場へ滑りに出かけた。1月に数日間だけ開業したものの、その後、雪不足で長らく休業していた。ここ数日の積雪により、全リフト稼働。この日を逃すと、もう滑る機会がなくなるかもしれないと考え、何はともあれ滑りに出かけた。その後、今後の積雪が見込めないことから2月16日が最終営業日となることが告げられた。

ラストシーズンの滑走記録は →こちらをご覧ください。

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2020年02月05日

志賀高原のリフト改廃[2020改訂版]

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(左)サンバレーのリフトも1本になってしまった。(右)志賀高原のリフト一覧表(クリックで拡大)。

1月末に久しぶりに志賀高原にスキーに出かけた。一番入口のサンバレーに車をとめて、ジャイアント・東館山・寺子屋・一の瀬経由で焼額山・奥志賀まで足を延ばし、帰路は途中、タンネ・高天原・西館山を経由してサンバレーへと戻ってきた。平日だったので人は少なく、志賀高原といえども少々心配になる。やはり日本人よりも、中国人をはじめ外国人の姿が多く感じられた。

3年前に志賀高原のリフトの休廃止についてまとめた(→こちら)が、コメントで誤りや新たな改廃についての情報もいただいた。いまさらという点も多いけれど、あらためて整理したのが右上の一覧表。今回は廃止リフト跡を丹念に訪ねたわけではないし、横手山・熊の湯方面には足を延ばしていないので、もっぱら今シーズンのゲレンデマップにもとづいて最終確認している。稼働がまれなリフトもあるが、ゲレンデマップにあるものは残している。なお、毎回のことながら誤りがあればご指摘をお願いしたい。

あらためて、前回3年前から大きく変わった点をあげると、
1)サンバレーのリフトがクワッド1本になってしまった
2)ブナ平クワッドの廃止
3)ダイヤモンドトリプルの廃止 そのかわりに連絡橋への段差にペアリフト設置
4)木戸池スキー場の廃止(別途レポート済→ 「2018年4月6日 木戸池スキー場」 )

1)サンバレー・丸池・蓮池あたりは滑っている人がずいぶん少なくなってしまった印象がある。遠来の学校スキーの生徒集団が賑わいを感じさせるくらい。サンバレーも対面側のゲレンデが廃止されて、クワッド1本とずいぶん寂しくなった。営業していないホテルも目立つ。車で高天原や一の瀬あたりまで入って、滑り始める人が多いのだろうと思う。
2)ブナ平クワッドは発哺クワッドと重複する位置にあり、そのために廃止されたのだろうか。初級者向けには便利なリフトだったと思うが。ブナ平あたりは東館山からジャイアント下への通過点になってしまったような感じを受ける。
3)ダイヤモンドトリプルの廃止も残念。一の瀬ファミリー方面に戻る前に何本か滑り込みたいときにはよく利用していた。しかし、現在となってはダイヤモンドクワッドと重複していて、残す意味はないだろう。

志賀高原のリフト・ゴンドラは、以前70本以上あったのだが40本台まで減ってしまった。これ以上リフトが減ると、ゲレンデ間の連絡も悪くなるのではないかと危惧している。

こちらもご覧ください → 志賀高原の休廃止リフト(その1)
 志賀高原の休廃止リフト(その2)
 志賀高原の休廃止リフト(その3)
 志賀高原の休廃止リフト(その4)
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2020年01月26日

大原スキー場(新潟県魚沼市)

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(左)道沿いには「大原スキー場」の案内板。(右)ゲレンデへのアクセス道から。

記録的な暖冬で、これまでにない雪不足が続いている。1月に入ってもオープンできていないスキー場が珍しくないほど。営業期間が短くなるとスキー場の存続も困難になるのではないかと危惧している。魚沼市内のスキー場も例外ではなく、多くのスキー場がシーズンインできていない。そんな時期に大原スキー場を訪れた。11月に本ブログのコメント欄に「大原スキー場が閉場」らしいとの情報をいただいたためである(「越後アクシオムスキー場」の項)。

魚沼市中心地から国道252号を北東に向かう。大白川駅前を過ぎて国道から左折。さらにその先でも左折するが、「大原スキー場」の掲示は以前と変わらず立っている。除雪された道がゲレンデ下まで続いていた。さらにゲレンデ左側の中腹まで車で進むことができた。

見渡せるのは下部の第1リフト沿いの左右にある斜面だけ。ややブッシュが出ているが、あらためて見ると中上級者向けの気持ちよさそうな斜面である。リフトはチェアを外されていて、シーズンインの気配すらないのが寂しい。右手にあるレストハウスへも除雪されておらず、いくら小雪とはいえツボ足で進むのは困難。上部の第2リフト周辺の様子は、ここからうかがい知ることはできなかった。

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(左)ゲレンデ下部のリフト乗場・レストハウス付近。(右)ゲレンデ左側から第1リフト沿いを見る。

以前は「関越国際大原」という仰々しい名前だったと記憶している。1999年3月に一度だけ訪れたことがある。もう、20年も昔の話なので記憶は曖昧。天候が良くなかったせいか、滑っているのは地元のポール練習の少年たちばかりで他は閑散としていた。リフト2本ながら、かなり滑りごたえはあったと思う。

魚沼市中心部の小出あたりからも20km以上の距離がある。地元向けという位置づけなのだろうけれど、もう少し手前に須原などのスキー場もある。以前は別々の自治体だったといえども、立地としては厳しいだろうと思っていたがどうだったのだろう。

「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には以下のように紹介されている。「守門岳の中腹。尾根伝いの幅のあるコースから初心者向きの平坦なコースまで。ポール専用バーンがあり、運動部、競技会に好評。ゲレンデ内に民宿、スクール、レンタルあり」。ペアリフト2基(760m、569m)が直列に配置されていたので、滑走距離は1.5km以上とれたと思う。最大斜度30度。スキー場開設は1972年(昭和47)。

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(左)第1リフト乗場。

公共交通を使ってのアクセスは「只見線大白川駅から無料送迎バスで10分」となっている。日に数本の列車しかない只見線を使ってのアクセスは、当時といえども現実的だったとは思えない。豪雪で知られるこの地でも、今年はわずかな雪しか見ることができなかった。雪ではなく雨が降りしきり、閉鎖されたゲレンデをいっそう物悲しく包んでいた。(現地訪問:2020年1月)

2020年01月10日

武石番所ヶ原スキー場(上田市) [2020シーズン営業中止]

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(左)番所ヶ原スキー場へは左折。直進の武石峠方面はすでに冬期閉鎖。(右)ゲレンデ下の広い駐車場。正面に林間コースが見える。

台風19号は長野県内に大きな被害をもたらした。スキー場もその例外ではなく、いくつかが今シーズンの営業を中止せざるを得ない状況になっている。影響は一時的で来シーズンに向けて復旧するものが多いと思われるが、スキー場をめぐるこうした状況についても記録しておきたい。台風被害により営業中止となるスキー場のひとつが旧武石村の番所ヶ原スキー場である。

ホームページ上では以下のように告知されている。「この度、令和元年10月12日・13日に長野県へ最接近した台風19号により、上田市武石番所ヶ原スキー場は甚大な被害を受けました。今年度の営業につきましては、利用者の安全確保とシーズン前の復旧の 目処が立たないため、営業中止といたします。皆様には、多大な御迷惑をおかけしますこと、心より深くお詫び申し上げます」。

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(左)駐車場から一段高いゲレンデ方向を見る。(右)第1リフト下からゲレンデを見上げる。

リフト付近やコース上の土砂崩落、スノーマシンの導水管が土砂で埋まるなどの被害があったと報道されている。すぐ近くに「練馬区立武石少年自然の家」があり、例年、練馬区の小中学生向けにスキー教室が開催されているが、今シーズンは別のスキー場に受け入れを依頼するということである。

近くまで行く機会があり、番所ヶ原スキー場まで足を延ばしてみる。武石から美ヶ原・武石峠へはすでに冬期通行止だが、番所ヶ原スキー場までは通行できる。ゲレンデ下の駐車場まで行ってみる。ゲレンデは駐車場から一段上がった場所にある。ゲレンデ下のリフト横に立ってゲレンデを見上げても、被害状況は詳しくはわからなかった。リフトのチェアは外され、斜面などにはブルーシートで覆われた箇所もある。すでに復旧工事がなされた部分があるのかもしれない。

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(左)ゲレンデ下の建物と第1リフト乗場。

「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には「コースサイドには初・中・上級コースと揃い、最大斜度30度の上級者用斜面もある。スノーマシンを設置しゲレンデは万全」と紹介されている。県内のスキー場をひととおり訪れてみようと思っていたので、2002年12月に一度だけ滑りに来たことがある。北向きの谷状の地形にリフトが2本直列で架かり、長いフラットバーンであった記憶がある。

スキーをはじめたばかりの子どもたちが練習するには、よいゲレンデではないかと思う。今季は営業中止となったが、来シーズンに向けての復旧を祈りたいと思う。(現地訪問:2019年12月)

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2002年12月訪問時の様子。当時、下部のリフトはシングルだったもよう。

2020年01月07日

飯綱高原スキー場(長野市)[ラストシーズン]

ローカルTVのニュースや地元新聞の報道によると、飯綱高原スキー場の今シーズン限りでの閉鎖が決定したようだ。長野市が譲渡先を探していたがそれも見つからず、今冬がラストシーズンになる。長野市民のホームゲレンデであり、個人的にも最も多く足を運んだゲレンデである。思い出は数知れない。最近は雪不足により営業日数が極端に短くなっていて、それが大きかったと思う。近々、訪問してラストシーズンの滑りを楽しみ、またレポートしたいと思う。

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昨シーズンの様子(2019年2月)

こちらもご覧ください → 「飯綱高原スキー場(長野市)[ラストシーズン 2]」
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2019年12月21日

大川寺スキー場(富山県富山市)

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(左)案内板には大川寺遊園駅の表示。(右)常願寺川東岸から対岸の段丘が見える。

常願寺川に架かる立山橋の東側から対岸を見ると、富山地鉄の鉄橋越しに一段高い台地を見ることができる。この段丘上に、1996年まで大川寺遊園という遊園地があり、その一角にはスキー場もあったという。古刹の大川寺東側の一帯がその敷地だったようだ。現在の大川寺駅も遊園地があった頃は、大川寺公園駅(さらにそれ以前は上滝公園下駅)という名前だった。

大正年間からスキー場として整備され大会なども開催されたようだが、再整備されて1958年に大川寺公園として開園した。ジェットコースターなどさまざまな遊具があり、その一角にスキー場もあった。地形図で見るとさほどの斜度ではないと思えるが、ロープトウが設置されていたようだ。1996年に客足の減少などにより閉園となり、スキー場も同時に姿を消した。

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(左)大川寺駅。(右)かつての遊園地への入口か。

大川寺駅の脇から段丘上へと登る道をたどり、途中、大川禅寺の案内板で左折して、かつての遊園地の入口と思われる場所に行ってみる。立入禁止と書かれたゲートがあり、その先に立ち入ることはできない。脇には入場料徴収のためのものだろうか、小屋がある。脇から見ると敷地内は平坦で、灌木が茂るがままになっているようだ。

段丘上部にまわってみる。スキー場の上部にあたるはずである。農道を歩いていくと左手の樹林の中に四阿が建っていた。この四阿あたりがスキー場の上部で、そこから南側へとゲレンデが下っていたと推測される。いまは、樹林が生い茂り、当時の様子を思い起こすことは難しかった。段丘の上からは立山連峰が眺望できたのではなかろうか。(現地訪問:2019年11月)

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(左)ゲレンデ上部であったと思われる四阿。(右)雲に霞んでいる立山方面の展望。
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2019年12月01日

勝原スキー場 (その2) (福井県大野市)

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(左)斜面の下からゲレンデ跡を見上げる。(右)少し上がった場所から斜面下を見おろす。

11月下旬に荒島岳に登山した。山頂からは白山や北アルプスなど、360度の展望を満喫することができた。その登山口には以前もレポートした勝原スキー場があったのだけれど、今回訪れてみるとリフト施設などがすっかり撤去されていた。登山道を歩いて、ゲレンデ最上部の様子も分かったので、あらためてレポートしたいと思う。

7年半前に訪問した時は、まだ第1ロマンスリフトは残されていた。いまはすっかり撤去されて、その跡地には桜の植樹が進められていた。登山者用駐車場の脇にはトイレや案内板が整備されている。斜面中央にまっすぐ舗装道がつけられていて、その道を登っていく。振り返ると右下にレストハウスの建物がまだ残っているのが見えた。

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(左)レストハウスを見おろす。(右)第1リフト終点の痕跡。

舗装が終わり、登山道は右折する。その角に第1リフト終点のコンクリートの残骸があった。登山道はしばらく右上へ上った後、左右に数回折り返して高度を増していく。足元は石がゴロゴロしている。その途中の道脇に「ガケあり転落注意」という看板があった。この箇所を第2リフトが横切っていたのだろう。前回訪問時に第2リフトはすでに撤去されていた。

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(左)第2リフトが横切っていた箇所か。(右)第2リフト終点の痕跡。

登山道はやや直登気味になり、小広い平坦地に出る。傍らにリフト施設の残骸があり、ここが第2リフト終点がったことがわかる。この地点の写真は、以前コメント欄にも寄せていただいたことを思い出した。前方には小荒島岳が望める。西側を見下ろすと、大野盆地が雲海に覆われているのが見えた。休日でもあるので、次々と登山者が登っていく。その多くはスキー場の痕跡には関心がないように見えた。

「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には以下のように紹介されている。「冬の九頭竜川を見下ろす景観が素晴らしい。30度の壁があるギンレイメインコース以外はビギナーバーン。ファミリー向きの日帰りスキー場。駅から徒歩でも近い」スキー場の営業休止から10年近い年月が流れ、その痕跡も次第に少なくなっているように感じられた。(現地訪問:2019年11月)

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(左)ゲレンデ最上部から見おろす大野盆地の雲海。

こちらもご覧ください → 「勝原スキー場(その1)」
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