2013年06月26日

サエラスキーリゾート尾瀬・ノースウィング(群馬県片品村)

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(左)ノースウィング入口の駐車場とゲレンデへの入口(右側)。(右)ゲレンデ下部にはレストランの建物。

サエラ尾瀬は尾瀬片品周辺のスキー場の中でも遅く登場した。1994年12月の開業。私は1997年12月に滑りに行ったのだが、あまり印象がはっきりしない。周辺のゲレンデにくらべて、インパクトに乏しかったのかもしれない。バブル期後半に開業したスキー場であり、センターハウスやリゾートホテルは豪華な施設。しかし開業数年後から早くも経営難となり、その後、事業主体はさまざまに代わっている。

それにあわせて、営業するゲレンデも縮小されてきた。スキー場は山頂部を挟んで、サウスウィング(センターハウス・リゾートホテル側)とノースウィングから構成されていたが、2009シーズンからノースウィングは上部第3ペアリフトのみの運行となった。さらに2011シーズンは、ノースウィング全体が営業休止となった。その後、ノースウィングの第3ペアが復活したが、2013シーズンからはサウスウィングのミルキーウェイ(第1クワッド)のみの営業となっている。

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(左)ノースウィング下部の第2クワッド乗場。リフトはそのまま維持されている。(右)ゲレンデマッブ(1997年訪問時に入手したもの)。

ひそかに休止ゲレンデの復活を狙っている可能性もあるのか、そんなことを考えながら6月の休日に現地を訪れた。まずは、休止状態になっているノースウィングのゲレンデ下部へ。こちらから入る客はあまりなかったためか、駐車場の規模は小さめ。そこからゲレンデへと登る階段へは、野生動物を防ぐ扉を開けて進まねばならないが、倒木に覆われている箇所もある。ゲレンデ下部には、やや荒れた感じのするレストラン兼チケット売場と第2クワッドの乗場。リフトは搬器を外されただけの状態だ。リフト乗場の小屋には、2008年3月のカレンダーが掛けられたままになっていて、このリフトが最後に運行された時を示していた。見上げる初中級向けのゲレンデには潅木が繁りはじめているが、整備すれば次のシーズンからでも営業することは可能だろう。

車で山麓をまわって正面玄関というべきサウスウィングの下部にも行ってみた。さすがに立派な施設。リゾートホテルは夏も営業しているようで、ゲレンデ下部はパターゴルフ場となっていた。センターハウスの扉に「今シーズン、当スキー場は第1クワッドリフト・ミルキーウェイコースのみの営業となります」という貼紙がそのまま残っていた。効率的な営業のために、この1コースのみの営業とすることが役立ったのだろうか。しかし、近年のスキー人口の下げ止まり傾向を見ると、やり方次第ではノースウィングの復活も夢ではないような気がした。(現地訪問:2013年6月)

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(左)センターハウスの扉にあった貼り紙。(右)サウスウィング下部は夏期はパターゴルフ場となっている。

【続報】
2014シーズンには唯一残っていたサウスウィングも含め、スキー場営業が全面休止となった。
こちらをご覧ください → 2014年2月1日 サエラスキーリゾート尾瀬(その2)
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2013年06月19日

ららぽーとスキードームザウス SSAWS[その2](千葉県船橋市)

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kazuさんから、ザウスの総合ガイドと96年3月からの料金改定表をお送りいただきましたので、紹介します。
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磁気カードを導入して、食事や時間延長などの追加料金はアフターペイ方式としていたし、入場制限の管理などもこのカードにもとづいて行っていたようだ。3時間で5,900円(さらに駐車料金は+1,000円)という料金は高すぎると感じる。ただ、高速道路を使って遠くのスキー場に行くよりは割安という考え方もできるかもしれない。

今回はじめて知ったのは、平日は午前:スノーボードタイム、午後:スキータイムと分かれていたこと。限られたスペースの中で、まったく違った動きをするスノボとスキーが混在することは危険と考えたのかもしれない。96年当時、まだスノーボードの比率はいまほどではなかったこともあるだろう。

バブル後期に登場したので、カフェ・レストラン・ショップなどの施設は充実していたのだろうが、プールやトレーニングルームまで用意されている。気になるのは、「ギャラリースタンド」。自分で滑るより、ここで他人が滑るのを批評していた方が楽しいかもしれない……などと不埒なことを考えてしまう。

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こちらもご覧ください → ららぽーとスキードームザウス SSAWS[その1](千葉県船橋市)
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2013年06月12日

御殿場市営スキー場(静岡県御殿場市)

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(左)御殿場口からわずかに登ったところにある大石茶屋。小屋の向こう側がメインゲレンデだったと思われる。(右)大石茶屋左手の斜面。

世界遺産への登録が決まったことで最近、にわかに注目を集めている富士山。一方、東南海地震発生の可能性も取り沙汰されている。その雄大な日本一の裾野でのスキーは爽快だっただろうと想像する。富士の裾野には静岡側・山梨側ともにいくつものスキー場があったはずだが、その代表といっていいのが御殿場口登山口付近の太郎坊とよばれるあたりにあった御殿場市市営スキー場。1975年に開設され、リフト1基、Tバーリフト2基を備えていた。しかし、雪崩被害がしばしば発生し、1990年に廃止となった。自然雪のスキー場だったので、雪が少なくて営業できないことも多かったという。

富士五合目付近の雪もなくなった6月、現地を訪れてみた。御殿場口登山道新五合目の駐車場まで車で登る。自衛隊の訓練などがあったのか、駐車場には何台か自衛隊関係の車両がとまっていた。ここから大石茶屋まで登って登ってみようと思う。砂礫で歩きにくい道を10分ほど登れば、まだ営業を開始していない大石茶屋にたどり着く。あいにくと天候が悪く、前方の富士山頂は雲の中だった。しかし、廃スキー場探索ではあまりめぐり合えないような風景が広がっている。

さまざまな資料で見ると、この大石茶屋のトップに向かって左側から上部にかけてがメインゲレンデでだったようだ。見上げるとやや窪んだ谷状の地形になっているが、雪崩が発生してこのようにえぐれた地形になったのかもしれない。割と一定の斜度が保たれているように見える。この斜面に沿ってリフトが架けられていたのだと思う。Tバーリフトはそれよりも下部にあったというから、駐車場からメインゲレンデまではTバーリフトがつないでいたのだろうか。大石茶屋の従業員の服には「御殿場市営スキー場」と書かれているといくつかのサイトで記載されていたが、今日はまだ小屋は営業していないので確認のしようがなかった。

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(左)御殿場口登山口にあった掲示板。(右)大石茶屋付近から見おろした御殿場方面。

振り返ると、御殿場の市街をはさんで向こう側には箱根の山並が見えた。私は長野から静岡までスキーに出かけるという機会はまずなくて、日本一の雄大な斜面を滑る機会には恵まれなかった。この斜面を滑走する気分はどうだったのか、いまは推測するしかない。(現地訪問:2013年6月)

<参照サイト>
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/383958/blog/27559259/
http://www.fjsan.net/fjskijyouimamukashi.htm
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fujisan/fuji-g.html
posted by 急行野沢 at 09:00| Comment(5) | TrackBack(0) | 静岡県 営業休止のスキー場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする