2013年07月23日

水上宝台樹スキー場・青木沢ゲレンデ(群馬県みなかみ町)

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(左)青木沢ゲレンデ下部はキャンプ場として整備されている。(右)コテージ裏の自然花苑。そのあたりがゲレンデ最下部だったようだ。左手奥に中級(カラマツ)コースの跡、右端に上級コースの跡が見える。

宝台樹スキー場は1979年の開設。私は1980年代後半から1990年代にかけて、宝台樹に頻繁に滑りに出かけていた時期があった(当時は東京在住)。東京から日帰り圏内の割には、ローカルな雰囲気が漂っていてお洒落になりきれないところがかえって好きだった。一方、なかなか滑り応えのあるコースも揃えているのが魅力で、フラットなメインゲレンデの右手には稜線から滑り降りる上級コースが並んでいた。当時はバブル期でもあり、とにかくリフトが混んでいたことも記憶に残っている。

混雑するリフトを避けるエスケープゲレンデのようなかたちで、青木沢ゲレンデが稜線をはさんで反対側の南斜面にあった。すいていたし滑り応えもなくはなかったはずなのだが、滑った跡に「なんだかあっけないなぁ」と感じたのを憶えている。1990年代の前半頃にはコースは閉鎖されたのではないかと思われる。

「日本のスキー場・東日本編skier'91」では、宝台樹スキー場のゲレンデ紹介の一部として「エリアのメイン部と尾根をはさんで反対側に位置する青木沢ゲレンデは、とっておきの上級者専用バーンである。最大30度・平均18度。パノラマに向かって飛び込む楽しさを味わえるオマケつき。中斜面1000mのからまつコースも、気分良好ルートだ」と紹介している。

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(左)からまつコースの跡。(右)1988シーズン宝台樹スキー場のゲレンデマッブ。

久しぶりに水上温泉街から宝台樹への道をたどる。一度、メインゲレンデ前まで行った後に、山腹を西から南へと回りこむ道をとだって青木沢ゲレンデの跡地を目指す。そのゲレンデ跡地の下部は、キャンプ場として整備され、コテージなどが立ち並んでいる。その上部は自然花苑としてさまざまな植物が植えられているが、そのあたりがゲレンデ最下部だったようだ。前方の宝台樹山の稜線を見上げると樹木が少し低くなった箇所があり、そこがからまつコースの跡と思われた。

緑の鮮やかな季節に見上げるとずいぶん急な斜面に感じられて、あんなところを滑っていたのかと思う。当然ながらリフトの痕跡などは見出すことはできなかった。ゲレンデは半ば森林の中に飲み込まれつつあり、スキーの痕跡も思い出とともにその中に消え去って行くように思えた。(現地訪問:2013年6月)
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2013年07月09日

スノーパーク尾瀬戸倉・並木ゲレンデほか(群馬県片品村)

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(左)左端は第5高速ペア(ダイナミックコース)に沿った斜面。そこから右に下っている斜面がこまくさゲレンデ跡。(右)こまくさゲレンデ上部から見おろす。右手に数件のレストラン、ロッヂ。

尾瀬戸倉は古くから熱心なファンをもつスキー場。1962年の開設で、このエリアでは老舗的な存在といえるだろう。最近はスノーボーダーの比率が高いゲレンデになったようだ。

そんな尾瀬戸倉の古いゲレンデマッブを見ていて、「並木ゲレンデ」「こまくさゲレンデ」といういまはないゲレンデが記載されているのに気がついた。1990年代の途中までは存続していたようだ。私は1回だけ尾瀬戸倉に滑りに行ったことがあるが、それは1990年のことだったから、その時はこの両ゲレンデは存在したはず。しかし、はっきりとした記憶はない。記憶にあるのは、上部のダイヤモンドゲレンデが雪質も良く楽しく滑れたことなのだが。

6月の休日、尾瀬戸倉スキー場を訪れた。スキー場の駐車場は尾瀬への登山者の車が多数とまっていた。尾瀬の入口である鳩待峠へはマイカーで入ることができないので、多くの人はここでシャトルバスなどに乗り換えるからだ。2つの廃ゲレンデはここから少し国道401号方面に戻った道沿いからアプローチできる。

まず、メインゲレンデ前からアクセス道を少し下ったところから山側にはいると、数件のロッヂが立ち並んでいる。このあたりが「こまくさゲレンデ」の跡地。一部はサッカーグランドとして整地されている。斜面上部は第5リフトの乗場までつながっている。村営こまくさリフト(シングル、270m)は斜面トップに向かって右側にあったようだが、その痕跡は見あたらない。いまや廃墟と化したレストランもゲレンデ沿いに建っている。

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(左)並木ゲレンデ跡。下部から見上げる。(右)並木ゲレンデ跡。中腹から見おろす。一部はテニスコートなどとして造成されている。

さらにアクセス道を国道401号との分岐点近くまでくだると、ちょうどその分岐点付近から見上げる斜面が「並木ゲレンデ」の跡地だ。現在はテニスコートや野球場として整備されている。かつてはファミリーゲレンデの位置づけだったようだが、造成されたためかかなりの斜度があるように見える。他のゲレンデとは独立していて、並木リフト(シングル、640m)が架けられていたのだが、すっかりその跡は消されてしまったようだ。

並木ゲレンデ最上部に造成された野球場では少年野球の試合が行われていた。その声がかつてのゲレンデにこだましているのも、考えてみれば奇妙な感じがした。(現地訪問:2013年6月)

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(左)メインゲレンデの第2ペアリフト。(こちら側は当然ながら営業存続中)
posted by 急行野沢 at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 群馬県 営業休止のスキー場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする