2013年08月22日

おんたけスキー場 高原・白樺ゲレンデ(王滝村)

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(左)道沿いの広い駐車場から見上げる高原ゲレンデ。(右)高原リフトの終点と思われる地点から斜面を見おろす。

前回に引き続き「おんたけ2240」。今回は高原ゲレンデ・白樺ゲレンデについてのレポート。こちらは、2009シーズンから営業を休止したと思われる。現在も営業しているゲレンデから左下に展開していたゲレンデである。

王滝村の中心部から「おんたけ2240」や御岳の田の原登山口に向かう道(御岳スカイライン)をたどると、やがて左手に広い駐車スペースがあり、その奥に「ようこそおんたけスキー場 高原コース」と書かれたパーキングハウスが建っている。ここが高原ゲレンデの最下部であり、かつてはスキー場全体のメインの入口だった時期もあるのではなかろうか。ここから高原ペアリフト(448m)・白樺高速ペアリフト(1184m)を乗り継ぐと現在の第4ペアD線下部の駐車場横まで上ることができた。それに沿って、高原ゲレンデ・白樺ゲレンデが開かれていた。高原ゲレンデは最大斜度30度のAコース、25度のBコース、25度のCコースの3本が並列していた。また、白樺ゲレンデは最大斜度32度の白樺コースと、その途中から入る最大斜度15度の白樺迂回コースがあった。

高原コースのパーキングハウスからゲレンデを見上げる。樹林帯をはさんで3つのけっこう急な斜面が立ち上がっている。残念ながら、高原リフトは撤去され、跡形もない。そこから車で御岳スカイラインを上って行き、途中で左折してダートの林道に入れば、白樺ゲレンデの中間部に出ることができる。その林道からは白樺ゲレンデ中間部の結構急な斜面が見える。白樺リフトの施設もすっかり撤去されていた。そこから白樺ゲレンデは幅を狭め、緩斜面となって、白樺リフト乗場と高原リフト終点のあったやや広い場所までくだっていく。

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(左)白樺ゲレンデ中間部の斜面。(右)白樺ゲレンデ下部。このあたりは緩斜面で幅が狭い。

そのあたりの東側のやや小高い場所が、高原リフトの終点があったと思われる。その場所から下をのぞくと、先ほどのパーキングハウスを眼下に見ることができた。また西よりの白樺リフトの乗場があったと思われる場所から上の方を見ると、はっきりと樹林の切り開きの跡が残っていて、白樺リフトのルートを示していた。

最後に白樺ゲレンデの最上部に行ってみる。現在の第4ペアD線直下の駐車場から中斜面のゲレンデが下っている。目を凝らすと前方の斜面中間点に案内標識が残っていて「白樺コース 中級 迂回路」と書かれていた。高原・白樺ゲレンデはリフトも撤去されているので復活は現実的ではないと思うが、最上部から高原ゲレンデ下部までのロングコースをあらためて滑ってみたいと感じた。(現地訪問:2013年7月)

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(左)白樺リフトの跡。樹林の切り開きが続いている。(右)最上部の第4ペアD線したの駐車場から白樺ゲレンデ上部を見おろす。

2013年08月07日

おんたけスキー場 チャンピオンゲレンデ(王滝村)

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(左)チャンピオンゲレンデ下の駐車場とパーキングハウス、その向こうにクワッドリフトとゲレンデ。(右)下部から見上げたチャンピオンゲレンデ。

7月の新聞報道(朝日新聞・長野版)では「昨シーズンの県内スキー場利用者は709万人で、2季連続で増加したことが県観光企画課の調べで分かった。(中略)増加率が最も大きかったのは、休止していたゴンドラリフトを再稼働させた王滝村の『おんたけ2240スキー場』で、前季の59%増の7万人だった」という記事が見られた。数年前には存続も危ぶまれていた「おんたけ2240」であるが、経営主体も変わり驚くほどの集客を見せているようだ。おんたけスキー場の名で開設したのは1961年である。

そうなると気になるのは、営業を休止してしまったゲレンデの復活。かつて、このスキー場には、現在の営業ゲレンデの下部に「チャンピオンゲレンデ」「高原ゲレンデ」「白樺ゲレンデ」が存在していた。今回はそのうち、チャンピオンゲレンデについてレポートしたい。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には、チャンピオンゲレンデについて「エキスパートに人気のあるハードな斜面」と記載されている。1,500mの距離があり、最大斜度35度、平均20度。現在営業中のゲレンデに対して、ゲレンデトップに向かい右下にあたる位置にあった。2012シーズンから休止になったと思われる。私は残念ながらこのチャンピオンゲレンデは滑ったことがない。

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(左)チャンピオンゲレンデ下部。レストハウスなど施設も充実。(右)クワッドリフト乗場。

7月の休日、「おんたけ2240」を目指す。御岳への登山者やキャンプ場ほか周辺の様々な施設への観光客など、アクセス道を進む車の数は意外と多い。現在、チャンピオンゲレンデ下部へはおんたけ休暇村の敷地を通らないと行けないようなので、施設の一部を利用した上で敷地内の散策路を歩いてゲレンデ最下部へと向かった。広い駐車場が3段に設けられ、一角にはパーキングハウスという建物がある。

その奥にはチケット売場や「チャンピオンハウス」という看板を掲げたレストハウス、独立したトイレの建物、そしてチェアを外されただけのクワッドリフトの乗場など充実した施設が残っている。クワッドリフトには一部、草木が絡みついたりしているが、整備すれば来シーズンからでも稼働できそうだ。見上げるゲレンデは上級向きのハードな斜面であるが、やはりそそられる斜面である。雪がきちんと付くかが問題であろうが。

チャンピオンクワッドの最上部は、現在も営業している第4リフトB線からも見ることができるので、ご存知の方も多いと思う。こちらも施設がしっかり維持されている。全体にリフト施設も建物施設もきれいに保持されていて、やはり状況が整えばチャンピオンゲレンデの復活も可能性があるのではないか、そんな期待を抱かせる。(現地訪問:2013年7月)

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(左)チャンピオンクワッド最上部。右の支柱は第4リフトB線のもの。(右)チャンピオンゲレンデにあったゲレンデマップ。チャンピオン・高原・白樺の表記が残っている。