2014年02月15日

神立高原スキー場(新潟県湯沢町)[再開]

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(左)国道17号からの入口には「今シーズンの営業は行っておりません」の文字が。(右)駐車場の向こうにゲレンデ入口の建物。

神立が今シーズンの営業を休止するというニュースが昨年の11月に飛び込んできた。状況からすると来シーズンからは復活の可能性が高いので、ここで取り上げるのもどうかと思うが、ひとつの記録として記しておきたい。

同スキー場のホームページでも「今シーズンの営業に対して、ゲレンデ部分の土地所有者様のご同意、ご納得を得られず、やむなく今シーズンの営業を断念せざるを得ないという結果になりました」と発表された。それまでの運営会社が破産申請したものの、いくつものスキー場を運営する兵庫県の会社が継承するとの話だったので安心していた。しかし、湯沢町議会が町有地の賃貸借契約を締結する議案を反対多数で否決したものである。今シーズンの営業に間に合わせるため、営業権の譲渡を受け不動産未登記のまま準備を進めてきたものの、これに対し議会側は「固定資産税収入につながらない」などと所有権移転を求めていたという。

神立高原スキー場はバブル最盛期の1986年開設。湯沢近辺の老舗スキー場を向こうに回して華々しく登場したという印象だった。湯沢ICから1km、越後湯沢駅からバスでも10分とアクセスも抜群。広い駐車場やしっかりしたセンターハウスを備えた、当時の新設スキー場の典型的なスタイルであり、早朝スキーなど若者のニーズにも対応していた。コースはバリエーションに富んでいて、緩斜面からコブ斜面までさまざま。1988年4月に一度滑りに行ったときには、春先のコンディションの良くないときだったせいかコブに辟易した記憶がある。

「ニッポンのゲレンデ2013(実業之日本社)」には、「元祖サンライズスキーで有名なスキー場。今季は金曜夜から日曜夜まで48時間連続営業予定。『ベースキャンプ&スパ』には、仮眠室・入浴施設を完備し深夜着でも利用できるのでサポート体制は十分。ゲレンデは谷を滑る緩斜面と尾根から下る中・急斜面で構成され、変化に富んだコース設定が特徴。(中略)ゲレンデは北東向きで雪質はよく、積雪量も豊富だ」と紹介されている。リフトはクワッド3基、ペア4基を備えている。最大斜度45度、最長滑走可能距離3,500m。

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(左)ゲレンデ入口のリフト乗場から見上げる。(右)遠景から見たゲレンデ全体。

ホームページ上では、「弊社としましては、来シーズンの営業再開に向けて鋭意努力していく所存であります。運営事務所も神立高原スキー場内に設け、来シーズンのリニューアルに向け準備を進めていきます。」とのことなので、来シーズンには復活するものと思われるが、1シーズンにせよ神立が営業しない冬が来るとは誰が予想していただろう。

あらためて現地を訪問してみる。国道17号からスキー場に曲がる箇所の案内板には「今シーズンの営業は行っておりません」の文字が付け加えられていた。ゲレンデ下までのアクセス道はきれいに除雪されていたし、ベースにある建物の前には数台の車がとめられていて内部に灯りもついていた。スキー場維持・リニューアルのための準備がされているのだろう。当然ながらすべての施設はそのまま維持されている。とはいうものの、他のスキー場が賑わいを見せはじめている時期だけに、深閑とした静けさが寂しく感じられた。(現地訪問:2013年12月)

[追記]2015シーズンの再開が決定したもようです。

2014年02月01日

サエラスキーリゾート尾瀬(その2)(群馬県片品村)

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(左)途中の案内板には「スキーリゾート」の文字も残ったまま。(右)ホテルの営業は続けられている。右手がスキー場センターハウス、左奥にホテル。

本ブログでサエラ尾瀬のノースウィングの営業休止についてレポートしたのが、昨年6月。そして昨年11月には同スキー場のホームページでスキー場営業の全面中止が発表された。ホームページには「2013-2014ウィンターシーズンは、スキー場の営業を諸事情により中止とさせていただくことになりました。日頃からご愛顧いただきましたお客様には大変申し訳ございませんが、予め、ご了承下さいますようお願い申し上げます。また、サエラリゾートホテル及びログコテージの営業は行います。近隣のスキー場及び観光等でお越しの際は、是非、ご利用ください」と記されている。

サエラ尾瀬は、尾瀬・片品エリアでは最も遅く開設したスキー場。ホテルのあるサウスウィングと反対側のノースウィングと、山頂を挟んで両側にゲレンデがあり、当初はクワッド2基、ペア2基で運営されていた。昨シーズンはサウスウィングのメインゲレンデ、クワッド1本だけの営業となっていた。初心者の練習用にはちょうどよいコースで、ファミリー向けには適したゲレンデだったとは思うのだが。滑走距離は1,000m。最大斜度15度・平均斜度10度では、ちょっと滑れる人にはもの足りなかっただろう。ホテルなどの営業は続けるとのことだが、近隣にはスキー場が多いのでそれらへの送迎で冬季の宿泊客が確保できるという計算もあるのだろうか。

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(左)ゲレンデ下のクワッドリフト乗場、センターハウスやスキー学校の建物。(右)ゲレンデ下から見上げる。降雪機も雪に埋もれていた。

「ニッポンのゲレンデ2013(実業之日本社)」には「広い緩斜面はゲレンデデビューに最適。コンパクトなゲレンデだが、上質の空間を提供するスキーセンターとホテルを備え、リーズナブルに楽しめると評判。……パークは誰もが楽しめるよう設計。スキーセンターの隣には『サエラリゾートホテル尾瀬』が建つ」と紹介されている。駐車場台数は1,500台となっているが、いまとなっては過剰に思える。

椎坂峠にトンネルができて尾瀬方面へのアプローチはずいぶん便利になった。あらためて現地に向かうと、途中の案内板には「スキーリゾート」の文字も残っていた。センターハウス入口には昨シーズンの「第1クワッドのみの営業」の掲示が貼られたままになっている。リフトなどの施設は当然そのままの状態でただ雪に埋もれているだけ。ホテルの駐車場は除雪作業が行われ、ホテルの営業は続けられているようだ。最近のスキー人気の復調の兆しをみると、復活のタイミングを狙っているようにも見受けられるのだが。(現地訪問:2013年12月)

こちらもご覧ください → 2013年6月26日 サエラスキーリゾート尾瀬・ノースウィング
posted by 急行野沢 at 01:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 群馬県 営業休止のスキー場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする