2014年11月22日

中津川スキー場(岐阜県中津川市)

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(左)恵那山への黒井沢登山口。(右)恵那山への登山口を過ぎて、スキー場跡地に向かうには橋を渡る。ゲレンデ跡は右手奥。

3年ほど前に、本ブログのコメント欄に以下のような投稿をいただいた。「恵那山岐阜県側の黒井沢というところに昔スキー場があったそうです。愛知県在住の老スキーヤーが恵那山でスキーしたことあると言ってましたので、たぶんそこではないかと。今はオフロードパークになっているようです」

ずっと気になっていたのだけれど、最近になってこのスキー場についての資料を見つけた。「県別シリーズ18 郷土資料事典 岐阜県・観光と旅(人文社、昭和44年5月1日初版、昭和49年8月20日改訂版)」には以下のように記載されていた。「中津川スキー場(初級〜中級向)所在地:市内川上黒井沢、交通:中津川駅からバスで約1時間10分、施設:ロープトー2基・トロイカ2基、宿泊:民宿25収容500人、ロッジ3収容120人、期間:12月下旬〜3月中旬」ロープトー2基・トロイカ2基とあるから、それなりの規模だったと思われる。

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(左)オフロードパーク入口。「許可なく立ち入り禁止」と書かれている。(右)オフロードパーク入口付近から見たゲレンデ斜面。

中津川とスキーのイメージは結びつきにくい。冬に中央西線で長野から名古屋に向かうと、木曽福島・上松あたりではそれなりの積雪であっても、南木曽あたりからは少なくなり、中津川では雪の姿は見えないことが多い。ただ、市街地からは離れた恵那山麓という場所なので、積雪が多かったのかもしれない。

現地を訪れたいと思っていた。現地に通じる林道は長らく通行止めだったが、それも解除されたので10月の秋晴れの休日に出かけてみた。中津川市街から、その名も中津川という川に沿って国道363号を南下する。川上という集落で左折して川を渡る。ここからは約10km、中津川縁にへばりつくような曲がりくねった舗装林道をたどる。北から黒井沢という沢が合流する地点は、恵那山への登山口。10台ほどの登山者の車がとまっている。その先、橋を渡ると右手に黒井沢オフロードパークの入口があらわれる。

オフロードパークの入口には施錠されて、無断立入禁止などと書かれた立札がある。そこから敷地内の様子をうかがうと、スキーに適した斜面が広がっているように見える。スキー場の名残を感じられるようなものは何もない様子だ。現在はオフロードパークなので、それなりのかたちに斜面は変えられているようだが。周囲から斜面を見渡せる場所がないかと探し回ったが、深い樹林に囲まれていてなかなかよい場所が見つからなかった。ふと見上げると、紅葉をまとった恵那山が見下ろしているかのようだった。(現地訪問:2014年10月)

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(左)上部の樹林の合間から見おろした斜面。