2018年11月25日

あららぎ高原スキー場(阿智村)

長野県内といっても北信からはあまりに遠いが、県内のスキー場は踏破しようという目的で2014年3月に訪れた。近隣にある治部坂やひらやに比べて、少し滑りごたえがあるゲレンデだったと記憶している。特に上部の第2ペア沿いが楽しかった。クワッド1本、ペア1本のリフトがあった。

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(左)スキー場入口には「歓迎」の文字。(右)センターハウス前には広い駐車場。

おもに中京方面からの集客で賑わっていたと思うのだが、本年9月に今シーズンの営業中止がホームページ上で告げられた。「本年度のあららぎ高原スキー場の営業は中止とさせていただきます。楽しみにされていた皆様には、多大なご迷惑をおかけしますこと、心より深くお詫び申し上げます」1989年オープンで、近年はスノーボーダーの利用が多かったと思う。

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(左)クワッド乗場からゲレンデを見渡す。(右)クワッド乗場横のゲレンデマップ。

また、11月には新聞でも営業休止が報じられた。それによると、入場者数の減少や、暖冬や重油高騰による経費の増加が要因。オープン当初は、近くの国道に車列ができるほど賑わったが、スキーやスノボ人気の衰退に加え、5〜6年前の暖冬を機に入場者数が一気に落ち込み、経営が苦しくなった。今後は未定だという。

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(左)クワッド乗場とセンターハウス。(右)上部の第2ペアリフト。

国道153号を南下して、あららぎ高原を再訪する。飯田市街からもけっこう距離がある。国道から西に入る場所や、その後のアクセス道の分岐には「スキー場」の表記がある。いまとなっては少々過剰と思える4段分もの広さがある駐車場を過ぎ、センターハウス前に車をとめる。スキー場内には「営業休止」等の表記は見あたらない。

センターハウスの左を回り込んでゲレンデ下に出る。ゲレンデ下に置かれたままのスノーマシンや圧雪車も所在なさげ。リフトはチェアを外されている。ススキが揺れるゲレンデは緩やかで広い。上部左手には第2ペア沿いのコースが斜度をもたげている。大川入山の登山口にあたり、治部坂峠からは登ったことがあるけれど、いつかこちらから登りたいと思っている。

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(左)第2リフト付近から見おろす。(右)ソリゲレンデにはスノーベルトが残る。

ゲレンデ下部右手にはソリゲレンデがあり、スノーベルトが風除けのシートを被ったままになっていた。来シーズン以降の動向が未定なので、ゲレンデ施設について当面大きな動きはないと思う。晩秋の気配の中、ゲレンデの風情は何となく寂しげに感じられた。(現地訪問:2018年11月)

営業していた頃の様子は→こちら

2018年11月04日

高原千葉村スキー場(群馬県みなかみ町)

群馬県みなかみ町にある高原千葉村は千葉市が運営する保養施設。1973年にオープン、41haの敷地を持っている。猿ヶ京温泉に近く、自然豊かなところである。市民ロッジ・青少年自然の家・林間キャンプ場(ログハウス付き)・テニスコートなどがあり、温泉も湧出。千葉市民以外も利用可能だが、利用料金は割高になる。この高原千葉村はその一角にはスキー場もつくられていた。

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(左)案内板。(右)ゲレンデ下。

本年2月には「千葉市保養施設『高原千葉村』を廃止へ」と報道された。施設の老朽化や利用者の低迷により、平成30(2018)年度末(2019年3月)に千葉市の施設としての運営を終了、廃止となるということである。みなかみ町に売却されるものの、その後はキャンプ場メインの運営方針とされ、スキー場は廃止されるものと推測されていた。

しかし、それに先立って2017年9月にはホームページ上でロープトウの廃止が告げられていた。「スキー場のロープトウについては、故障により使用を中止しておりましたが、古い型式であることから復旧のメドが立たず、利用者の安全に配慮した結果、平成28年度をもちましてロープトウを廃止することといたました」。ただし、ロープトウを使用しないで、スキーやソリ遊びをすることは可能である。

スキー場だけを日帰りで利用することはできず、施設への宿泊が前提となるようである。あくまでも高原千葉村のためのゲレンデという位置づけ。千葉市の小中学生が団体で訪れて、スキー教室が開かれ賑わうということもあったようだ。

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(左)ゲレンデ下から見上げる。中央の小屋がロープトウ乗場。

アクセスする県道の少し奥にあるゲレンデは緩やかな斜面で、初めてスキーをする子どもたちの練習にはうってつけに思われた。広さも十分である。問題のロープトウは、少し歩いて登ったところに乗場の小屋がある。下から乗場まで歩く距離と滑走距離はほぼ同じではないかと思えるほど。いずれにしても、少子化やライフスタイルの多様化、スキー人口の減少などにより、ゲレンデの必要性は低くなったということなのだろう。(写真は2014年4月)