2019年04月29日

みよりファミリースキー場(栃木県日光市)

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(左)中三依温泉駅ホームから、右手にゲレンデが見える。(右)駅前広場から右手のガードをくぐりゲレンデへ。

スキー場メグラーの人々のブログなどを見て、このスキー場の名前は以前から知っていた。このようなスキー場の取り扱いは難しい。「追憶」といってしまっていいのかどうか。以前あったロープトウはいまや稼働していないようだけれど、ソリ遊び場のような形では存続しているのかもしれない。

いずれにしても現地を確認したいと思って出かけた。場所は、日光・鬼怒川方面と会津若松方面を結ぶ野岩鉄道・中三依温泉駅の目の前である。国道121号もすぐ近くを走っている。無人・交換駅のやや高い位置にある島型ホームから、眼下にゲレンデを見おろすことができる。駅前広場からは線路下のガードをくぐって、裏側にあるゲレンデに向かう。

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(左)駅ホームから見たゲレンデ全景。(右)左上は駅のホーム、右手にそば打ち道場の建物。

ゲレンデ下にある建物は「そば打ち道場」となっている。レストハウスも兼ねていたのだろうか。見上げるゲレンデは、トップを要とする扇形で、ごく小規模な緩斜面である。滑走距離は150mと書かれた資料を見たことがある。ゲレンデ上部には「みよりファミリースキー場」という文字がかすれた看板が掲げられていた。

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(左)ゲレンデ下。そば打ち道場の建物の向こうにレンタルスキーや券売の小屋。(右)草木が絡みついていたロープトウの機械。

ゲレンデ左下にはロープトウの機械が残っていたが、草木が絡みついていて、しばらく稼働していないことを物語っていた。その手前には券売所の小屋とレンタルスキーの小屋。「ポニーリフト料金 子供600円 大人1200円」とある。おそらくは1日券の料金だろう。そんな掲示くらいにしか、かつての賑わいを追い起させるものは見つけられなかった。

季節的なものかもしれないが、駅の周囲に人通りもなく閑散としている。駅名に温泉がついているのだからと、温泉を探した。すぐ近くに「男鹿の湯」という施設があったけれど、冬期休業。この男鹿の湯を中心に振興をはかろうとしているようなのだが、残念ながらスキー場がその一翼を担うことはもうないのだろう。(現地訪問:2019年3月)

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(左)ゲレンデ中腹から駅のホームが見える。周囲の風景もなかなか良い。
posted by 急行野沢 at 09:00| Comment(0) | 栃木県 営業休止のスキー場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月24日

八ヶ岳グレステンサマースキー場(原村)

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(左)八ヶ岳自然文化園の正面入口。(右)園内地図。スキー場も示されている。

原村にある八ヶ岳自然文化園にあるグレステンサマースキー場が営業を終了した。同園のホームページ場にて以下のように告知された。「平素はいつも『八ヶ岳グレステンサマースキー場』をご利用いただき誠にありがとうございます。さて、突然ではございますが、2018年11月25日(日)をもちまして『グレステンスキー場』の営業を終了する事となりました。(中略)当園の営業は継続いたしますので、引き続きご利用いただきますようお願い申し上げます」

グレステンスキーとは「グランジャー」と呼ばれる特殊な車輪をつけた陸上スキー用具を付けて、雪上スキーと同じ運動で滑るもの。同園HPでは「全長190m、最大斜度8度、平均斜度4度のコースに、グリップ性・衝撃吸収に優れた専用マットを敷いており、初心者から上級者まで楽しんでいただけます。レジャーとして楽しむだけでなく、カービングターンもできるなど、スキープレーヤーの夏季の練習にもピッタリ」と記されている。

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(左)ゲレンデ最下部から上部を見上げる。(右)ゲレンデ下部には受付などをしていたと思われる建物。

雪上ではごまかせていた自分の欠点がダイレクトに感じ取れるとされていて、「雪上では感じ取れなかった何かが必ず感じ取れるはず」でレベルアップに有効とされている。営業時期は4月下旬〜11月下旬(雪が降るまで)。私は体験したことがなかった。

昨年12月上旬、まだ雪のない原村を訪れた。同スキー場は八ヶ岳自然文化園の園内にある総合リゾート施設で、パターゴルフ場・マレットゴルフ場のほか、プラネタリウムのある自然観察科学館等を備えている。園内を散策するのは自由のようなので、正面入口から左に進んでみると緑色のマットを敷いたサマースキー場があった。降雪は少ない場所だろうから、冬期のスキー場というものは設置できなかったのだろう。

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(左)ゲレンデ中間部までのロープトウ(?)。(右)最上部から見おろす。

緩斜面ではあるが、見た目には思ったよりも距離の長い斜面に緑色のマットが敷かれている。最下部には、利用受付や用具の貸出をおこなっていたであろう建物がある。その入口にはHPと同様の営業終了の文章が掲示されていた。最下部から中間部まではロープトゥのようなものが右手に用意されているが、それより上はどうやって登っていたのだろうか。

営業休止の理由はわからない。スキー人口が減少している中で、夏にこれでトレーニングするという人も減少していたのだろうか。暖冬という予想がささやかれる中、それでも見上げる八ヶ岳連峰の稜線は雪で覆われはじめ、冬の訪れを告げようとしていた。(現地訪問:2018年12月)

2019年04月05日

大穴スキー場(群馬県みなかみ町)

大穴スキー場では1996年1月に1回だけ滑ったことがある。近隣のスキー場に出かけた帰路に「ちょっと面白そうだから何本か滑ってみようか」という感じだった。ゲレンデの状態があまりよくなかったせいか、滑りごたえはいまひとつだった記憶がある。急斜面と緩斜面の差が激しいのは、ローカルゲレンデでよく経験すること。古い歴史を誇るスキー場であったが、その歴史に幕を閉じることになった。

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(左)ゲレンデ下。(右)中央ゲレンデとその右に第2リフト。

昨年12月には「みなかみの大穴スキー場 老朽化や集客減で営業今季限りに」と新聞報道があった(上毛新聞)。「施設の老朽化や入り込み客数の減少が主な原因。昭和初期に開設された、群馬県内でも草分け的存在のスキー場閉鎖に、地元住民や観光関係者から惜しむ声が上がっている」と書かれていた。なお、営業終了後は太陽光パネルの設置が検討されているようだ。

1931(昭和6)年の開設。首都圏からも近く、各種大会の会場にもなった。最盛期には年間5万人ほどの利用者があったという。リフト2本だけであったが、小規模ながらも老舗スキー場というポジションだったと思う。周囲のスキー場にくらべ.ると、ファミリー向けの小規模ゲレンデという位置づけになっていたと感じる。

3月初旬、営業期間も残りわずかになった週末に現地を訪問。3月は週末のみ営業。駐車場へのアクセスが細道でわかりにくい。今年は雪が少なく、すでに土が出ている箇所もあり、コンディションは良いとはいえない。しかし、家族連れを中心として意外に多くの人が訪れていた。といっても、滑っている人数を数えられるくらいなのだが。

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(左)第3ペアリフト。

ゲレンデ下で地元の人らしい小父さんに「今年で終わりだそうですね」と声をかけると「寂しくなるけど、仕方ないねえ」という答えが返ってきた。3月21日まで営業の予定であったが、雪が少なく、結局3月10日で営業終了。Twitterでも「今シーズンを最後に大穴スキー場は閉鎖となります。今までご来場頂きました全てのお客様に、心より御礼申し上げます」と告げられている。

「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には以下のように紹介されていた。「水上温泉から15分の距離にあり、古くから開けた老舗スキー場。オールドファンも多い。湯檜曽温泉も近い。最大斜度37度の上級者向け北原ゲレンデと中級者向けの中央ゲレンデ。子ども用広場があり、ファミリーに最適。コースは3本」(現地訪問:2019年3月)