2020年03月08日

飯綱高原スキー場(その1)(長野市)

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(左)営業終了後、第1駐車場からゲレンデを見上げる。(右)休止後のゲレンデはソリ遊びの場になっていた。

2月16日をもって飯綱高原スキー場の歴史に幕がおろされた。ホームページには2月18日付で「令和2年2月16日で今シーズンの営業終了および完全閉鎖となりました。昭和40年12月から営業が開始され、延べで5,100,839人の方にご利用いただきました。多くの皆様にご愛顧いただきありがとうございました」と掲示された。

「長野市が民間譲渡を検討している」と報じられたのが2018年5月。事実上無償で譲り渡すこととして譲渡先を探していたものの、公募期間内に応募するところはなくスキー場の歴史は幕をおろすこととなった。スキー場廃止後は、リフトなどを撤去して植生を復元するとしている。

飯綱高原観光施設活用検討会によると、飯綱高原全体を訪れる年間100万人前後の観光客のうち、85%は4〜10月に訪れていたという。観光戦略の重点を冬季中心から、春から秋のグリーンシーズンに転換すべきだという提言がなされていた。「地元農産物の直売や周辺の自然環境の解説、体験型観光の拠点といった機能を持たせる拠点施設を設ける」ということのようだが……。

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(左)閉鎖された第2駐車場から第3リフトを見上げる。(右)車のいない第2駐車場の向こうにハイランドホール。

いずれにしても、これだけ積雪が少なくなり、営業日数が少なくなってはスキー場として営業していくことは難しいだろう。「長野市民のスキー場」と呼ばれ、地元民からは身近なスキー場として愛されていたが。なお、地元民にとって「いいづな」といったらこのスキー場のことであり、いいづなリゾートは「リゾート」と呼ばれる。

ローカルスキー場として考えると規模が中途半端に大きく、山麓部に3ヶ所の入口(駐車場)がありリフトは5本(最盛期は7本)。コースレイアウトは少々複雑でそれが楽しくもあった。ただ、市民スキー場という役割だけで考えると、リフト2~3本程度でよかったのではないかと思う。バブル期に規模を拡大しすぎたのではないだろうか。センターハウスの役割を果たしていたハイランドホールの位置も、第1クワッドの下あたりにあればと思っていた。

最終営業日から1週間ほど経過した日にスキー場を訪れた。第2駐車場はロープが張られていたが、第1・第3駐車場には車を入れることができた。第1駐車場には数台の車があり、子ども連れがゲレンデ最下部でソリ遊びなどをしていた。リフトはもちろん停止しているが、それ以外に大きな変化はない。リフトの撤去や植生の回復がやがて行われていくのだろう。(以下、次回に続きます)(現地訪問:2020年2月)

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(左)五輪マークが誇らしげ。第4リフトの下から見上げる。

こちらもご覧ください → 「飯綱高原スキー場(その2)」
                「飯綱高原スキー場[ラストシーズン2]」
                「飯綱高原スキー場[ラストシーズン]」
                ラストシーズンの滑走記録
posted by 急行野沢 at 11:00| Comment(1) | 信越沿線 営業休止のスキー場 | 更新情報をチェックする