2020年11月07日

白馬さのさかスキー場(白馬村)[2023再開]

下記のように、いったん営業休止とホームページ上で告げられたが、その後、「白馬さのさか観光協会及び近隣住民の皆様の協力を得ましてオープンへの目処が立ったことから、今シーズンの営業を行うこととなりました」とのこと。なお、オープン予定日は12月25日(金)。
地域ぐるみでの取り組みによって、スキー場営業にこぎつけたということのようである。

ちなみに同一営業主体によるエコーバレーは、現在のところ「今シーズン休止」は変わらない模様。

[2022年10月追記]
白馬さのさか・エコーバレーとも、2022シーズンの営業休止が発表された。
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(左)国道沿いの駐車場からゲレンデを見上げる。(右)大糸線の向こうにセンターハウス。

白馬さのさかのホームページ上で、今シーズンの営業休止が告げられている。「白馬さのさかスキー場は2020-2021シーズンの営業に向けて準備を進めて参りましたが、昨今の社会情勢の中、十分なコロナ対策及び運営内容の見直しが困難と考え、今季の営業を休止する運びとなりました。(後略)」

同スキー場はこの数年、経営主体が変わるなど予断を許さない状況が続いている。2017年9月の信濃毎日新聞によれば「白馬村観光課によると、同スキー場の利用者数は1998~99年が約7万7千人で、その後は減少傾向にある。雪の降り始めが遅かった2015~16年は前季比41 %減の約3万4千人。16~17年も雪不足で営業開始が半月ほど遅れ、約4万3千人にとどまった」とあり、同年から経営会社が変わった。

コロナが原因としてあげられているので、その収束後は営業再開の可能性もあるのだろうが、前途多難と思わざるを得ない。「首都圏発スキー場と宿2003(実業之日本社)」には「専用のモーグルバーンや本格的なフリーライドバークもあるとあって、いつも若者の熱気に包まれている」と紹介されている。最近はスノーボーダーが多いゲレンデという印象があり、ちょっと私のようなオールドスキーヤーには近づけないと感じていた。

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(左)第6クワッド下から見上げる。(右)第2ペア前に取り外されたチェアが並べられていた。

2002年3月に鹿島槍・青木湖・佐野坂とサンアルピナ3スキー場を滑り歩いた際は、結構滑りごたえを感じたと記憶している。青木湖が休業して、サンアルピナとしての広さが失われてから、五竜・47・八方・岩岳など白馬の大ゲレンデを前にして中途半端な規模と感じられるのはやむを得ないのだろうか。

白馬方面の帰路に佐野坂へ立ち寄ってみる。国道沿いに広い駐車場があり、一段上がって大糸線の踏切を横切れば立派なセンターハウスがある。その裏側に第2クワッド、第6ペアの2本のリフトとそれぞれに沿う斜面が見える。リフトのチェアが並べられ、トラックや重機が作業をしている。来るべき再開のシーズンに向けての作業なのであろうか。(現地訪問:2020年11月)

なお、県内では同一経営主体であるエコーバレースキー場(長和町)も同様の理由で今シーズン営業休止が決定している。

<追記 2022年12月>
白馬さのさかのホームページで「2022年12月23日(金)OPEN予定」と告げられている。今シーズンは営業主体も変わり、開業にこぎつけた模様。
posted by 急行野沢 at 21:07| Comment(1) | 信越沿線 営業休止のスキー場 | 更新情報をチェックする