(左)前方木立あたりが斜面最上部。(右)リフト降場の跡地。
霧ヶ峰沢渡スキー場について、本ブログで取り上げたのはもう13年前のこと。そのときはリフトの残骸もしっかり残っていた。その後、軽い山歩きに霧ヶ峰には何回も訪れているが、いつの頃からかリフトが見えなくなっているような気がしていた。自信がなかったので、あらためて霧ヶ峰を訪問してみた。やはり、リフトは撤去され、スキー場の痕跡は感じられなくなっていた。
(左)リフト上部から見下ろす。(右)沢渡への登山道から。斜面を横から見る。
車山肩から西方向の緩やかな丘に登って行く。前方の木立の脇にリフト降場があったはずだが、撤去されて何もなくなっていた。見おろす斜面は適度な斜度の草地である。いまでも降雪さえあれば快適な滑走ができそうだ。車山肩から沢渡へ下る登山道に入れば、左手にゲレンデ斜面を横から眺めるかたちとなる。電柱が続いているあたりが、リフトが架けられていた場所だと見当がつく。
(左)斜面下部のユートピア山荘の横から。(右)下部から斜面を見上げる。
沢渡まで下り、草を掻き分けながら斜面の下部へと進む。「ユートピアハウス」という建物は、いまは使われているのかどうか、わからない。その近くにリフト乗場があったはず。しかし、リフト乗場もすべて撤去され、どこにあったかもよくわからない。見上げると快適な中斜面が広がっていた。夏休み中とあって、霧ヶ峰の広々とした景観の中、登山道を行きかうハイカーの姿も多かった。(現地訪問:2022年8月)
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「霧ヶ峰沢渡スキー場(2009年6月21日)」