ゴンドラ乗場付近から山頂部を見上げる。
ARAI(アライ・マウンテン・アンド・スパ)の登場は衝撃的だった。バブル終焉期の1994シーズンに営業開始。アミューズメントパークを思わせる豪華なホテルやレストラン・ショップなどもさることながら、大毛無山の山腹に開かれた大規模なゲレンデはなんとも魅力的に思えた。ゴンドラ1基にクワッド2基・ペア1基という施設以上に、ゲレンデの広さが目立っていた。首都圏からは少々遠くて、東京在住時には出かけていくのは躊躇された。一度だけ日帰りで訪れたのは長野へUターンした後、2003年のことだった。
そのときは4月に入っていたのでゲレンデの状態は良いとはいえず、正しい印象といえるものかはわからない。滑って一番楽しかった場所は最上部の「大毛無メインステージ・アンコール」で、ここで繰返し滑った。ただ、その他では「山麓第2ペアリフト沿い」を除けば林道や連絡コースか、急斜面のいずれかで、広い割にはじっくり滑って楽しめる場所は限られている印象だった。もちろん、この雄大なゲレンデの魅力は、何にもかえられないものだと感じたが。
「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」によれば「標高1429mの大毛無山山麓北東斜面に展開するスキーリゾート。ゴンドラとクワッドリフトを乗り継いで山頂近くまで上がれる。豊富な雪量によるシーズンの長さと5000mのロングコースが目玉。また標高差もあり、中上級者向きコースが上部に集まっている。長期滞在に応えるヴィレッジエリアも圧巻」と紹介されている。
経営が行き詰まり2006シーズンを最後に営業を休止している。この規模のプロジェクトとしては、世の中に登場する時期が少々遅かったといえるかもしれない。ホテルやショップの建物、ゴンドラ・リフトもそのままの状態のようで、何も知らなければ、明日からでも営業を再開できるように見受けられる。これだけの施設がこれから朽ちていくとしたら、それは悲しいことだと思う。
営業していた頃の「大毛無メインステージ」(2003年4月)
こちらもご覧ください→「ARAI MOUNTAIN & SPA(その2)(2011年7月30日)」「ARAI MOUNTAIN & SPA(その3)(2011年8月10日)」「ARAI MOUNTAIN & SPA(その4)(2015年10月13日)」
先日、大毛無山登山もかねてARAIを見に行ってきました。
リフトなどの施設は比較的良好に管理され、いつでも営業再開できそうな雰囲気でした。
ホテルはともかくとして、スキー場だけでも復活してもらいたいですね。
現地に行くと、すぐにでも営業できそうな雰囲気がありますよね。
パウダー滑走を売りにしてましたが、ロープを潜って滝に落ちたモンが居たりしましたね。
登場時期が遅くて、上客を掴み切れなかったのが敗因なんでないかと感じます。
休止時のプレスリリースも、豪雪で交通機関や高速が閉鎖に成っての減収が響いた、と在りましたから、ついて無いの一言です。
今、復活の投票をしたら文句無しの一番ではないかと思います、ゲレンデでは無くパウダー指向ならばですが。
海に近いために湿った重い雪が多いとはいえ、ベストシーズンでは特上の軽くて乾いたパウダースノーを味わえました。何より縦にも横にも広い上部はパウダー好きにとって天国のようなゲレンデでした。
その後、結構な数のスキー場に行きましたがあの雄大さとゲレンデ管理の質の高さ、洗練されたホスピタリティは他のスキー場を優に抜きん出ていましたね。ベースも垢ぬけていて世界に通じるユーティリティを誇っていたと思います。規模・質的にもニセコグランヒラフに似ていると思いました。
ただやはり、首都圏からも関西圏からもアクセスが遠かったのがいけなかったのですかね?あと、下部にもっと初心者やファミリーに使いやすいゲレンデがレイアウトされていればより幅広い客層を集客できたのかも知れません。
かくいうこのサイトも、毎年、復活しないかとネットで情報を探っている中で見つけました。いつかの復活を期待している人も多いのではないでしょうか?
2度ほど
御馳走がよかった
確か”パパアルベルト”だった
最高のゲレンデでした
毎シーズン滋賀から通ってました。パウダー狙いで一週間車中泊したことも今となってはいい思い出です。
車(当時ハイエースに乗ってました)が屋根まで埋まるほど降り続いた後の快晴の朝、山でダイナマイトの音が聞こえたら、朝イチで並びます。
そう、日頃はりロープの張ってあるS(多分スペシャルのS)ゲレンデ開放です。
マムシ返しゲレンデもよかったよなぁ。
どなたか出資してオープンしてください。
まだ高速道路が通ってなかったので静岡から5時間かかりました。
強風で上部ゴンドラが止まってることが多かったのが残念でした
今みたいにケータイで各地の運営状況わかったらよかったのになと思います