2009年05月04日

石の湯スキー場(山ノ内町)

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(左)ゲレンデ直下より。 (右)「スキー場ガイド4 信越ビッグゲレンデ」をもとに作図。

志賀高原は四季を通じて頻繁に訪れるが、蓮池から硯川の間のこのあたりは、盲点になりがちなところ。あらためて、ほたる温泉を右に折れ、石の湯ホテル・石の湯ロッジを過ぎて、廃屋の石の湯山荘の前にある坊寺山登山口の駐車場まで車を入れる。石の湯ロッジと谷を挟んで反対側にゲレンデの跡が見える。角間川を越えてその麓まで歩いていけるが、この季節でも雪が残っている。坊寺山から左にのびる稜線と、幕岩渓谷に囲まれた斜面にひらかれていたのが、この石の湯スキー場。見上げるとかなりの斜度に思えるバーン。山頂に向かって左手にリフトがあったと思われる。中間降り場があって、そこから上は32度のコブコブの急斜面、下は緩斜面だったらしい。ゲレンデ上部からの志賀高原を一望する眺めは素晴らしかっただろう。

「'86 SKI GUIDE(山と渓谷社)」によれば、「木戸池スキー場の奥、山と山にはさまれた静かな渓谷沿いにある。リフトは1基だが、中間駅を境に中上級者、初級者用にゲレンデはわかれ、多彩な変化を見せる。講習会場があり、スキー学校と一体となった山荘もある」と紹介されている。滑走可能期間は、12月上旬~5月下旬と長かった。ゲレンデ面積は5ha。

志賀高原にはチャレンジ・マスターという全部のリフト・ゴンドラに乗車してスタンプをもらうと、賞品がもらえるという制度がある。そういえば、ずいぶん前にトライしたという友人は、この石の湯がネックだったといっていた。広大な志賀高原スキー場の中で、木戸池とともに離れ小島のようにあったゲレンデだが、石の湯に宿泊するスキー学校の講習生だけのゲレンデに近いものだったらしい。開設は1966年(昭和41)。正確な資料をまだ見つけていないが、90年代には営業をやめていたと思われる。
この記事へのコメント
石の湯の名前を拝見して、思わず。若い頃平沢さんの石の湯パラレルスキースクールでコーチをしていました。月岡と言います。今はひじかたスキースクール、で猪苗代スキー場です。
Posted by 月さん at 2011年02月12日 09:36
「そんなスキー場はない」「聞いたことがない」と言われる現在、やはり、痕跡が残っていたんだ!!コメントの月岡コーチ!!なんと懐かしい響きだろう。私の中の輝かしい記憶!!スキー上達に導いてくれたスキー場、温泉の鯉達、そして、平沢校長、月岡コーチ、泉コーチ、カウンターの中の「まめきん」さん、ジャンプ台で宙返りをしていたコーチ(毎日お酢を飲んで乾燥室前でバック転の練習していた)。。。。数々の思い出が蘇る!!今度、山を歩いてみようかなぁ・・・。
Posted by 高根由佳(旧姓長島) at 2012年04月03日 17:15
たしか加山雄三が慶応大学在学中に冬になると合宿したスキー場ですよね。
Posted by えんぷてぃねっと at 2012年11月08日 10:59
石の湯は私のスキーの原点です数年前に石の湯山荘も解体され 石の湯の一番奥の存在跡が少し残っているが さびしいものです 石の湯の裏手木戸池までの道は 本来の志賀高原に通じる街道でしたが その後開発で石の湯がルートから外れ志賀高原の離れ小島になってしまいましたが 当時正月でも リフトにそれほど並ばずに乗れたし 40年以上前から スノーボードを持ち込んで遊べて さらに スノーバイクや カイトスキー テレマークスキー (当時クロスカントリー(山スキー))など なんでも有りのスキー場でした (リフトにも載せられました)そんな 楽しいスキー場もいまわ無く残念です 平沢校長は北志賀高原夜間瀬にて元気に校長してます 去年の夏内緒で やまこぎしながや 中間降り場まで 上りました 昔の思い出が 蘇り懐かしかったです 
追伸
 高根さんの文の中で 
ウンターの中の「まめきん」さん もしかして
まめたん さん ではありませんか?
また バク転したたのは たぶん 大竹コーチでは ありませんか? 
当時石の湯スポーツマンギャラリーで制作した映画は 平沢校長のところで今でも観れます(今年データがあることを知り 見に行ってきました)岳ちゃんの 小さい頃の動画が 観れて 楽しかったです 
もしかしたら 長嶋さんは 知り合いかも?((笑))
ではまた 思い出が 話せると幸いです
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Posted by 塚田 学 at 2015年04月18日 17:00
大竹コーチ深雪を習いました。
清水コーチ足が長くてO脚。隙間からゲレンデの上が見えました。
木村コーチ。半田コーチ。渡辺副校長。
平沢校長。信濃の歌を風呂場で習いました。
ボクさん。奥さん。徳さん。はるさん。
そうそう、秋田犬の雌と子供たち。丸池から通ってくるオオカミみたいなでかくて黒い彼氏。ヨコハマたそがれ。ブルーライト横浜。伊勢佐木町ブルース。夜のホールのジュークボックス。青春のひとときでした。
Posted by こばやしたかゆき at 2015年07月29日 17:11
40年程前スクールに毎年通っていました。夜は先生方がバンドやって楽しかったですね~@
Posted by 通りすがり at 2015年08月29日 22:45
お盆に北陸で腰骨骨折で一ヶ月入院していて久々の自宅からです。
志賀高原はほとんど滑ってきましたが、唯一木戸池、石の湯は未体験でした。
どうしても寄り道しようという気になれずにすっ飛ばしていてたら志賀高原から消えていくゲレンデのひとつになってしまいましたね。
営業ベースにのらない小規模なところはこうなっいしまうものなんでしょう。
前山も閉鎖されたように聞きましたがどうなんでしょう?
どこかの高年者が昔の記憶を頼りに蓮池までのツアーに出て事故にあったとか・・・・・
そのせいで閉鎖だったらたまりませんね。
前山はポール練習ができるいいスペースでした。
Posted by スラ at 2015年09月12日 16:41
昭和50年代から61年まで石の湯に通っていた伊勢崎、大泉のグループの一人です。5月連休まで滑ったり、富士山滑降ツアーなど懐かしいです。団長の飯塚さんが亡くなってしまって悲しい、、、もう山荘にも泊まれないんですね。
Posted by 渡邊 惠一 at 2016年02月22日 19:08
石の湯。もう43年も前の記憶。
高校生の私は姉達に連れられてパラレルスキースクールに入校。
初心者にもいきなり板をそろえてパラレルターンの練習でした。
滑りのビデオを夜見てコーチよりアドバイスをもらい、翌日に復習して技術を磨くスタイル。
スクールが開催される前に行って、副校長先生の双子のお子様を連れて、横手山へ行ったりした記憶が・・・バッジテストもポールのタイムトライアルでバッジの色が決まりました。
お蔭でいまだにスキーをしています。
Posted by 小松義博 at 2017年01月19日 10:53
私が初めてスキーを履いたのが、幼稚園の頃の苗場。そして小学生になったころから先は、毎年のように石の湯のスクールに通っていました。バッジテストも懐かしい。。。 20代後半くらいからスキーをしなくなっていましたが、40代になってから家族を連れて、再びスキーを再開しました。毎年冬になると、石の湯の事を思い出します。私のスキーの原点です。
Posted by 大坂 岳史 at 2019年12月19日 14:57
今でも時々旧笠岳ゲレンデから森を抜けて小さな峠を越えて、ゲレンデ跡で遊びます。テレマークの練習にちょうどいい斜面です。今年は雪が少な過ぎて厳しいです。
Posted by 踵虫 at 2020年01月17日 00:09
石の湯、行って来ました!
学生時代から40年も志賀高原に通い、唯一見たことのなかったゲレンデを生きているうちに見ておきたい…と石の湯ロッジに泊り、翌朝ゲレンデ跡を散歩しました。
まだ雪は無かったけれど、眼を細めるとゲレンデの情景が浮かんできました。
それより素晴らしかったのが、旧ゲレンデ中腹のスギゴケの群生するりんどう平です。フカフカのスギゴケの上に寝転んで空を見上げると、雲の上に乗っているようでした。
石の湯、また行ってみたいです。
Posted by のぶネット魚沼 at 2020年11月17日 22:04
今から43年くらい前に友達とパラレルスキースクールに通いました 緩斜面が楽しくなり、ワクワクしながらリフト終点へ。ベンチにして座れるほどの大きいコブコブと泣きたくなるほどの崖に見えた斜面上でコーチは涼しい顔で「直滑降してもあの辺で止まれるから大丈夫」と、ビビる私達を励まし(?)てくれました。通称ララミーっていうんだよと同じチームのオジさんが教えてくれました。
慣れる程上達しない私でしたが、あの眺めは忘れられず、リフトの途中下車はつまらないと言いながら、最上部に行っては後悔してヒヤヒヤしながら降りる…の繰り返しでした(笑) 横山コーチ、高須コーチがいらした時で、林間コースで横手山山頂まで行って見たモンスターの迫力も忘れられません。 夏スキーで行った月山、皆で真夜中に見た天の川 素敵な思い出です アットホームでみんな一生懸命楽しんでいました。
Posted by 石井ララミー at 2022年04月05日 20:31
 盛り上がっていますね。石の湯は黒田君の思い出くらいしかなく、正直言って平沢スキー・スクールがあったのかさえ憶えていません。本当に裏山スキー場でしたが、結構楽しめたのは間違いありません。
Posted by 散木洞人 at 2023年06月01日 17:46
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