2009年09月05日

鹿沢スキー場[その2](群馬県嬬恋村)

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(左)角間山登山道から見た鹿沢スキー場全体。中央が湯ノ丸ロッジのあったところ。そこから右上に第3ゲレンデ。向こうに見えるのは湯ノ丸スキー場。

そういえば長らくこのあたりの山に登っていないと気づき、軽い山歩きのつもりで角間山に登った。その帰路に、角間峠から鹿沢スキー場のゲレンデをたどってみた。前回は雪が深くゲレンデ内部まで行けなかったので、湯ノ丸ロッジのあたりがどうなっているか知りたかった。

角間峠から下っていくと、第2ゲレンデ(初中級)に出るが、リフトも撤去され草木も生い茂り、このあたりに第2ゲレンデがあったという程度しかわからない。湯ノ丸ロッジのあった一帯に向かって、広い林道のような連絡コースの跡を進む。湯ノ丸ロッジのあった場所は鹿沢スキー場の中心地で、食堂が入ったロッジ、第1リフトの降り場、第3リフトの乗場があり、滑り疲れたらこの小広い場所でぼんやりとしていたものだった。

いまはロッジもリフトも姿はなく、かわってアズマヤが建てられている。ゲレンデとしての機能がなくなっても、山道の途中に一休みしたくなる場所であることは間違いない。見上げる第3ゲレンデにも潅木が生い茂り、あれだけ慣れ親しんだ斜面もその痕跡は少しずつ消え去ろうとしている。

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(左)第2ゲレンデの跡。右手奥は角間山。(右)湯ノ丸ロッジがあった場所に建てられたアズマヤから第3ゲレンデを見上げる。右側の樹林の切れ目はリフトの跡。

その下の第1ゲレンデをくだって行くと、登山道はときにゲレンデを離れ樹林帯を進んだりもする。一帯は牧場でもあり、生い茂る草木を避けて樹林帯の中に道をつけたようだ。第1ゲレンデはいま見ると、思っていた以上に斜度があるような気がする。

ゲレンデ最下部には見慣れた水色の金網が今も残っているし、県道沿いには「鹿沢スキー場」と彫られた大きな岩がいまだに残されている。ただ、1996年が最後の営業シーズンだったのだから、もう10年以上の歳月が流れ、ゲレンデの痕跡が消え行くのも当然かもしれない。

こちらもご覧ください→「鹿沢スキー場(2009年3月22日)」
ラベル:鹿沢スキー場
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