2010年01月30日

サンアルピナ青木湖スキー場(大町市)

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(左)青木湖の対岸から見たスキー場全体。(右)ゲレンデ下の掲示板から。

青木湖の湖面を望みながらの快適な滑走が売り物だった。ムーディな雰囲気は女性を中心に人気があり、鹿島槍・佐野坂に両サイドを囲まれ、リフトもトリプル1基・ペア4基の規模をもったゲレンデ。まさか営業をやめる冬が来るとは思いもしなかった。サンアルピナとして3つのゲレンデがつながってひとつとして捉えられていた面もあり、両側のスキー場への影響も懸念されている。最大斜度35度だがそれは鹿島槍側に近い連絡コース的な斜面にあり、やはり全体としては中斜面・緩斜面のイメージが強い。最長滑走距離は1,500m。

青木湖スキー場は1972年(昭和47)に開業。「京急青木湖」という名称が印象に残っているが、2005年から経営を引き継いだ管理会社が今シーズンの営業中止を昨秋に表明した。数年来、赤字が続いており営業を断念せざるを得なかったようだ。大町市長も「大町にとってスキー場の振興は大きなテーマだが、なかなか有効な誘客宣伝策が出てこないのも実情」というコメントを出したことがある。

私は最近では2002年3月に滑りに行ったが、そのときは「サンアルピナ共通リフト券」で鹿島槍から入り、青木湖を通って佐野坂まで足をのばした。青木湖は本格派には、やや物足りないゲレンデと見られがちだったのかも知れない。サンアルピナ3スキー場の真ん中にあり、特に鹿島槍に比べると少々インパクトが弱かったことは否めない。

国道148号から青木湖を周回する道路にはいる。青木湖畔の雪の風景を撮影しようとしている何人かの写真愛好家をのぞいては、周回道路を走る車はほとんど見られない。ゲレンデ下まで近づけば、当然ながらセンターハウスやリフト施設はそのまま残っていて、整備次第ですぐに営業できるように見受けられる。ゲレンデ下にあるホテルは、近隣のスキー場への送迎により営業を続けているようだ。ゲレンデ直下というロケーションと湖畔の雰囲気から、私も宿泊してみたいと候補に上げたこともあった宿ではあったが。ツボ足でセンターハウスの前を進み、トリプルリフトのあるゲレンデ下に立ってみる。両側の鹿島槍・佐野坂の気配はあまり感じられず、それよりも対岸のヤナバスキー場の流す音楽が風に乗ってかすかに聞こえてくる。1月末の土曜日、ヤナバはそれなりの客を集めている様子だった。それにくらべ、こちら側は静かな湖畔の冬。そんな味わいも捨てがたいものではあるけれど、来期以降の復活を祈りたい。

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(左)第1トリプルリフト乗場から見上げる。(右)雪に埋もれているセンターハウス。

【追記】
2010年11月17日の新聞各紙の報道によると、2011シーズンの営業は断念するものの、伊那スキーリゾートなども引き受けたクロスプロジェクトグループ(白馬村)が営業権やリフトなどの施設の譲渡を受け、2012シーズンに向け再開の準備をするとのこと。サンアルピナ3スキー場がつながったかたちを、ぜひ再現してほしい。
【追記】
2012シーズンから再開との話だったが、競売にかけられているという情報もあり、再開はされていないもよう。(2011年12月)
ラベル:青木湖
posted by 急行野沢 at 17:30| Comment(13) | TrackBack(0) | 白馬山麓 営業休止のスキー場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スキー場に一日2,500円の使用料を払ってコースを借りたり、パトロールに一升瓶を手土産に持ってったり、サンアルピナ青木湖はかつてポール練習場所として使わせてもらってました。その頃から、ここは「スケールの鹿島槍」と「モーグルバーンの佐野坂」の連絡通路か鹿島槍の駐車場が満車だから仕方なく青木湖に車を止めました的な使われ方をされてるような印象でしたけど。
そのメイン(?)のサンアルピナ鹿島槍も持ち主が三井観光から次々と代わってどうなるかこの先、怪しげな状態ですが・・・・
八方をはじめ、白馬エリアももはや名前だけで集客できる時代ではないということですかね
Posted by snowman at 2010年04月03日 22:47
サンアルピナ懐かしいです。私も鹿島槍に泊って共通券で滑りに行きました。でも青木湖が閉じていることはじめて知りました。林間のなだらかなコースだったような・・・林の中のレストハウスではサラダバーがあり一杯食べた記憶があります。なんといっても青木湖といえば犬神家の一族の逆さ姿が印象深いです
Posted by KUMA at 2011年03月31日 17:12
青木湖には32年間毎年欠かさず年末年始に滑りに行きました、鹿島槍の民宿に泊まり、滑って行ったり、宿から車で直接行ったりしました、三つのスキー場があるので、結構楽しめました、とくに青木湖はアットホームな村営食堂や安曇野に移転しましたが、樹安亭などゆっくり休めて食事もおいしい所があり気に入っていたのが、昨年から青木湖がなくなり、鹿島、佐野坂がリフトも含めバラバラになってしまい残念です。青木湖の不満は、唯一高速リフトが無い事でした、第5や第2が更新された時もがっかりしました、特に第2はペアになって混雑が増したように感じてました。いまだに年末年始は鹿島槍で過ごしてますが、青木湖復活を心待ちにしてます。
Posted by Nordica at 2011年08月07日 08:56
先日クロスプロジェクトに青木湖のオープンについて電話をしてみました。電話に出られた方はオープンについて色よい回答をしていました。今月10月の事です。家族で毎年お正月に利用していましたので是非再開してほしいと思います。鹿島槍も佐野坂も悪くはないですが、やっぱり青木湖の開放感には敵いません。リフトが少なくても遅くてもやっぱり青木湖が好きです。
Posted by ume at 2011年10月20日 10:59
Yahoo!官公庁オークションで競売にかけられている様子
Posted by at 2011年11月10日 09:38
青木湖に飛び込むように滑る!!
女の子に人気絶大なスキー場でした。
私もシーズンインの初滑りは何年もこのスキー場を利用させてもらてました。
それぐらい中斜面、癖のないゲレンデだったのに・・・。

話は変わりますが、ゲレンデ下、ホテルブルーレイクの隣にあった私的ピザのおいしいお店「樹安亭」さんは、穂高町に移転開業してました。
ここのピザを食べるのも、青木湖スキー場の楽しみでした。
Posted by ロン at 2012年01月29日 16:38
今でもシーズン1回は鹿島槍へ行ってますが青木湖がなくなってしまったのには残念な気持ちです。京急時代友人が京急に就職した最初の研修が青木湖ブルーレイクホテルで格安で宿泊とスキーを楽しんだ記憶があります。その後も亡き父と何度かすべりに行きました。 今別の視点からリゾートを考えた運営が出来る企業があればいいと思いますが・・・・
ロンさんの書き込みで・・・あのピザやさん「樹安亭」さんの近況がわかりありがたいです。次回穂高に行ったときは探してみます。
Posted by 横浜パンダ at 2012年02月02日 00:58
ここで2級を撮りここで上手くなりました。子どもができてここで一緒に滑りました。青春の多くがここにあります。ゲレンデ下のフジイペンションにも思い出があります。本当に再開を望みます。
Posted by tama at 2012年02月19日 23:28
スキーを初めて最初に白馬で滑ったのが八方でもなく岩岳でもなくここでした。
フジイペンション懐かしいです。
毎年2月にここに行くのが恒例でした。
今はさのさかのピンクポピンズになりました。
Posted by おんたけさん at 2013年07月30日 09:43
YAHOO!の官公庁オークションにまた上がっていますね。
http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/auction/auction?pid=nagano_kikou2&oid=1373261635143310&aid=i11339961

一時は白馬村のクロスプロジェクトが再建に着手するのではという話もありましたが、どうやら話は進まなかったようです。

さて、どこか名乗りを上げてくれるのでしょうか。
Posted by m at 2013年08月13日 16:58
青木湖懐かしいな〜
ここのスキー教室に通っていました
全く滑れないから始めたのに1〜2年でかなり滑れるようになって楽しかった。

青木湖を見渡せて気持ちいいんだよね
忘れられない
Posted by at 2013年10月20日 14:31
Posted by まるこ at 2016年10月06日 13:27
凄い取材力ですネ、感服します。
この中には私でさえ忘れていてスキー場があってビックリです。
あの頃は本当にスキー場さえあれば人が集まるという異常状態(狂想曲)だったように思います。でも懐かしい・・・今の若い人にはこんな現象はないのでしょうネ。
この素敵な青木湖がまた悲劇を迎えています。
Posted by 北アルプスの風 at 2016年12月16日 09:59
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