(左)駐車場付近からゲレンデ全体を見上げる。
【追記 2010年4月8日】
まてぃさんからのコメントにより、中条桂は1月には営業していたことがわかりました。営業期間は限られているようですが、営業しているということは本ブログの対象にしては失礼になると思います。とり急ぎ、[営業中]と掲示させていただきます。詳細をご存知の方があれば、情報をお寄せください。
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少なくとも、全国版のスキー場ガイドに載っているのを見たことはない。雪国にはガイドブックにも載らないような、こんなスキー場が多かったのだと思う。規模としてはロープトウが1基あるくらい。ほとんど地区のボランティアで成り立っているような、地元の子どもたちのためのゲレンデ。十日町市周辺にはいくつか見られるが、この中条桂スキー場も地区の力で経営・管理されていたらしい。ただ、地区の事情によって中止・再開が繰り返されたりしているところもあるようだ。
このようなスキー場の減少が、地域の力の低下を示すものではないことを祈りたい。
飯山線魚沼中条駅付近から、東側の丘陵にやや上っていったところに中条桂スキー場があった。現地を訪れてみると、営業をしていない様子なのにアクセス道路とゲレンデ下の駐車場も圧雪され、ゲレンデ下も圧雪車が雪を固めた形跡があった。見上げると西向きの緩やかな一枚バーン。ロープトウの設備がトップに向かって右側にあるが、稼動はしていないし、ゲレンデは圧雪された形跡がない。ゲレンデ下にはトタン葺きの休憩小屋があり、その横には圧雪車が停められている。ゲレンデの背景には里山が広がり、斜面下にはうず高い雪に埋もれた民家が点在していた。
「市報とおかまち(2005年12月10日号)」には「近くて楽しい市内のゲレンデ」のひとつとして、この中条桂スキー場が紹介されている。それによれば、営業は土日祝日のみでロープトウ1日券は大人1,000円、子ども500円。スキーまつりやスラローム大会などのイベントも行われた。市報には、このスキー場で行われていた小中学生の大会の結果が掲載されていて、地域に密着したスキー場だったことがわかる。2008シーズンの滑走や大会の記録をネット上で見たことがあるが、そのあたりが最後の営業シーズンだったようだ。自分が子どもの頃、このくらい小さなスキー場でも心浮き立たせ、夢中で滑ったことを思い出させてくれた。(現地訪問:2010年2月11日)
(左)休憩用の小屋とその横には圧雪車がとめられている。
ラベル:中条桂スキー場
いつも楽しみに見ております。
中条桂ですが、1月31日に行ってみたら営業していました。
下部のロープトゥは動いてて、小屋の中のおじさん達に話したら、湯沢町からでも1000円でした。
地元の子供たちが20人以上滑っていましたね。
中条桂 営業していましたか。
私が行ったとき(2月)は営業していませんでしたが、たしかに圧雪車もあり、営業してもおかしくないと思いました。
また、間違いなどありましたら、ご指摘をお願いします。
近くには大地の芸術祭の作品である「Outland」というログハウスが立っているので目立つと思います。
地域住民が跡地を活用できないかといろいろ動いているそうです。