(左)硯川バス停のすぐ前に広がっていた前山スキー場。(右)熊の湯にあった掲示板にはまだ前山と笠岳は描かれていた。
前回の笠岳に引続き、今回はすぐ近くにある前山スキー場。志賀高原南部最奥に位置する横手山に向かう国道沿いにいくつかのホテルが立ち並び、その前に硯川のバス停がある。そのバス停のすぐ東側にあった前山リフトが、今シーズンから営業を休止している。独立したスキー場という感覚はあまりなく、横手山で滑ったときに一緒に滑るのが常だった。
正面の一枚バーンに加え、右手を迂回するコースをもっていたけれど、ポール練習などを除けば、ここだけを滑ろうという人は少なかったのではないだろうか。昨シーズンの志賀高原のゲレンデマップによれば、前山ペアリフトは全長304m。まっすぐ滑るAコースは最大斜度30度、迂回するBコースは24度となっている。
冬にこの方面を訪れるのは数年ぶりになる。以前は駐車場に入りきらない車が、路側に多数駐車している印象があったのだけれど、天候が悪いせいもあるのだろうか、駐車場にも充分な空きスペースがある。日曜日にもかかわらず、熊の湯や横手山のゲレンデも閑散としている。志賀高原といえども厳しい状況にかわりがないことを思い知らされる。ゲレンデマッブに記載があっても、稼動していないリフトがずいぶん多くなったようだ。
硯川のバス停の前から見上げる前山のゲレンデにはロープが張られているが、夏山リフトの営業は続けるようなので、リフトの施設はそのままの状態だ。おりしもスノーシューを脱いだ30人ほどの中年のグループが横手山方面から降りてきて、硯川のバス停を通り過ぎていった。雪山の楽しみ方も多様化している。
前山リフトといえば、夏の間、渋池から四十八池・大沼池へと歩く池めぐりハイキングコースの入口にあるリフトという印象のほうが強い。リフトで上ると展望が開けるが、その先は深閑とした樹林帯の中の道となる。手軽に志賀高原を満喫できるコースだと思う。(現地訪問:2010年2月)
ラベル:前山スキー場
斑尾や八方あたりでもリフトが撤去されて、事実上、縮小されているような印象があります。そうしなければ、経営的に厳しいと判断されているのでしょうが。
なんと前山スキー場の麓に立派な雪崩止めが設置されているではないか!
これではスキー場復活の可能性は0に近くなったと思われます。
とても残念です…
ところで2011-2012シーズンの志賀高原ですが、
オートゲートシステム更新してそれに伴い宿泊者割引や新リフト券を発行したり、
ジャイアントのリフトの架け替えしたりと努力しているようですね。
また2012-2013シーズンには、
スキーセンター・ジャイアント初心者コースなどを設置して、
日帰り客・初心者向きの施設を整えるという情報も聞いています。
嬉しいですね。
前山をはじめとする横手山エリアは、現状では時代遅れも甚だしく、レストハウス横手山は全席に灰皿はあるし、トイレも狭くて汚い。バブル以前の懐かしいスキー場に行きたければここに限る…という状態です。
渋峠の閑散としたゲレンデは、まさにプライベート感覚!クワッドの廃墟がマニアにはたまらない。バブルの勢いで造ってしまったんでしょうね。
このエリアの未来は厳しい気がします。滑れば良いところなんですが、足が向きにくいです。
確かリフト停止の年、圧雪してないので、大雪で前山のゲレで雪崩が起きて、某ホテルの入り口が壊れ、車も潰れてましたね。
東京のフジTV、でもニュースになってました。予約してたので、そのまま、普通にそのホテルに泊まれましたが・・・
そのエリアのホテルに泊まった際には、
横手山第一リフトが遠いので、
前山リフトに乗って迂回コースで勢いをつけて、横手山第一に滑りこんでました。雪が少ないとできませんでしたが・・
また、前山のメインゲレは誰もいなくて、一人でウェーデルンをかますのに
最高なコースでした。
本当に運営停止は残念です。
今度旧前山スキー場にて市川海老蔵が閉鎖されたメインゲレンデ(?)に植樹をするイベントが6月1日にあります。
http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/abmori/index.html
昔、下の子が誰もいないような前山を
気に入ってスキーもうまくなっていった思い出があります。
横手、渋峠地区は修学旅行と春山スキーの愛好者以外集まらなくなっていますね。
熊の湯も一部基礎マニアとシーズン初めの雪が少ないときしか必要とされていないような最近ですが、ゴンドラがないところには集客力は望めないかと思います。
ゴンドラがあっても西武系のゲレンデのように閉鎖になるところもありますしグリーンシーズンに営業を持っていくところもあるようですね。
毎年滑りには行っていましたが、今年は腰の骨折が思いのほか重症でピンチです・・・・・