(左)小千谷市郊外から見た山本山高原。右手にゲレンデ下部が見える。(右)ゲレンデ下部から見上げる。クワッドリフトは撤去されている。
小千谷市街から南に3kmほど行ったところにある小丘陵・山本山高原。その北西斜面にあったのが、小千谷山本山高原スキー場。1933年(昭和8)に山本山シャンツェ完成という記録が見られるので、相当に歴史の古いゲレンデのようだ。
「スキー天国にいがた(新潟日報事業社・1975年12月)」によれば「日本スキー史上に名高い山本山スキー場は広大な地域に豊富なゲレンデを有するスキー場である。山頂付近の雄大なスロープをはじめ、上信越連峰をのぞむ眺望のよさは訪れるスキーヤーを魅了する。北面のため雪質もすぐれ、初級から上級まで快適な高原スキーを楽しむことができるし、ツアーコースとして最適。ここには飛距離60mの上級シャンツェがあり、全国的競技スキーのメッカとして毎年にぎわっている」と紹介されている。
その後、クワッドリフトを備えた西武系のスキー場として1988年12月に改めてスタートをきったようだ。2004年10月の新潟県中越地震で被害を受け営業休止、2006年に廃業となった。クワッド1基、Jバー1基の設備で、ナイター営業もある市街地に近い都市型ゲレンデでもあった。最大斜度27度、平均6度。緩斜面中心のスキー場だったが、モーグルコースも備えていた。クワッド沿いの上部やJバーリフト沿いにはほとんど斜度がなく、スケーティングをしなければ進まない状態だったらしい。
(左)山本山高原の山頂部。まだ、深い雪に覆われていた。(右)「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」ほかを参考に作図。
両側に1m近い雪の壁のある車道をたどりながら、まずゲレンデ下部へとたどり着く。見上げると適度な斜面と思われるが、リフトは撤去され潅木が茂りはじめている。丘陵の南側を大きく回りこみ、こちらも雪の壁に囲まれた道をたどりゲレンデ山頂部に上ってみる。気候も良くなり、丘陵東側の展望台付近を散歩している人もいる。見おろせば信濃川が蛇行している様が見てとれる。アンテナの林立する山頂部は取りとめもなく広い様子だが、まだ深い雪に埋もれてその全貌をうかがい知ることはできなかった。(現地訪問:2010年4月)
ラベル:山本山高原
売り物のクワッドでも、降りた後水平移動が50mほどあり、意味の無いリフト架設だなぁ~と思っていました。その上のJ-バーに至っては、クロカン専用?という感じで、実質リフト1本のスキー場でした。
いつの間にか施設は撤去されてしまい、バックカントリー的なスキー場となって行くのでしょうね。
仕事で疲れた頭を冷やしに、よく行きましたし、3人の子どものデビュースキー場でした。今でも、当時のビデオを時々見ています。裏山は地元の子どもクロカンスキー練習
に今でも利用されています。(越後川口インター塩殿から道があります。)
ナイター時には、市のスキークラブが、スキー講習や検定をしていました。私も受講した
覚えが昨日のようによみがえってきます。
安価にスキーを楽しめ、客が少なかったので
地震以前から経営が厳しかったと思います。
地震が廃業のよい?口実にはなったでしょう。
ブログを書いています
スキー関係の内容を
調べていて寄りました
山本山高原スキー場の名物は
ラーメン付きリフト代込み
1000円という
ナイター券でした
新潟のスキー場も
いくつか廃止になっています
時代の流れとは言え
残念なことです
足跡でした
スキーのブログを書いているものです
小生のコメントが載っており
驚きました
というのは
営業停止や廃止になった
新潟県のスキー場が
ことごとく網羅されて
いたからです
小千谷スキー場
川口スキー場
十日町市民スキー場
などなど
新潟県人でも
知らない人は多いのです
急行野沢さんは
ただ者ではありませんね
ただただ
感服いたしました
貴重なブログを
汚してしまい
申し訳ありませんでした