2010年04月16日

小栗山スキー場(新潟県南魚沼市)

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(左)関越道付近から見た小栗山。(右)ゲレンデ下部から見上げる。

魚沼の中心ともいえる街「六日町」。ミナミ・八海山などその街の名を冠するスキー場も多い。その六日町中心街の西側の丘陵地帯に位置した小栗山スキー場。市街地から関越道のガードをくぐり、丘陵地にぶつかって左折した場所にあった。「南魚沼郡誌(1971年3月)」によれば「地元スキーヤー、地元学校のスキー場として早くから利用されていたが、六日町温泉が湧出し温泉街が形成されたので、温泉付きスキー場の発展を期し、新しい施設をもった近代的スキー場として再発足するために地元有志が集まり企画した」とある。地元有力者の支援も受け、施設が急速に整備されたようだ。

西山温泉街に位置し、スキーと温泉が同時に楽しめるスキー場として発展した。しかし「ゲレンデコースが短く狭いので、地元スキーヤーの利用、地元学校のスキー場の域を出ず、土・日曜以外はリフトを運休し、ほとんど賑わいを見せない。すいているスキー場としてPRしているが、現状では今後急速な発展は望めない」と手厳しい評価がなされている。

一方「スキー天国にいがた(1975年12月)」は好意的な紹介をしている。「六日町駅から西に約1km、部落の人たちにより開設されたもので、素朴な雪国の人情そのままがスキー場にあらわれている。ゲレンデはきれいに整地されているので、少ない雪でも安心して滑ることができ、初心者・中級者向け。特に団体講習、あるいは会社、学校等のグループの競技会としては最適なところである。また、家族連れの方々にも大変喜ばれている」と案内されている。1962年(昭和37)の開設で、シングルリフト(300m)1基が設置されていた。営業終了時期についてまだ資料を見つけていないが、1980年頃ではないだろうか。

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(左)ゲレンデ下にある山岳荘。(右)「スキー天国にいがた」を参考に作図。

ゲレンデ下に山岳荘という大学生向けの宿泊施設があり、「厚生省指定 国民保養温泉場 六日町スキー場」と掲出されている。学生などの団体向けのスキー場だったようだ。ゲレンデ下の一軒の前で、ずっとこの土地に住んでいるというお母さんに話を聞けば「できた頃は大変な賑わいで、小学校のスキー教室もここ。でも周辺に大きなスキー場ができて皆そちらに行くようになってしまった」とのこと。見上げるゲレンデにはリフトの痕跡はなく、木が茂り始めていた。やはりコンパクトな感じだった。(現地訪問:2010年4月)
ラベル:小栗山
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