(左)一色の集落から見た一色国際スキー場のゲレンデ上部。(右)ゲレンデ下部から見上げる。かつては駐車場入口の管理をしたと思われる小屋も残っている。
2008シーズンを最後に閉鎖された一色国際スキー場。「スキー人口減少・売り上げ減少のため」と廃業理由は述べられていた。
「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には「石川・富山両県境に近い奥美濃の豪雪地帯だけに、雪質は保証付き、自然雪を堪能できる。下部の2本のリフトで滑るコースはファミリー向けの緩斜面、上部に45度のカベをもつ上級コースや初級向きの1,600mのツアーコースがある。スクール、レンタルあり」と案内されている。
リフトはペア1基、シングル3基。アクセスは東海北陸道・荘川ICから5kmとそんなに悪くはなかったと思うが、名古屋方面からはその前に多くのスキー場が林立してしまっていたのが、厳しかったのだろうか。なお、ガイドには奥美濃と記されているが、正確には立地は飛騨になるのではないだろうか。
東海北陸道の荘川ICから国道158号を高山方面にわずかに進み、右折して一色の集落に入る。初夏の花が咲く、ほのぼのとしたこの集落から南を見れば一色国際の上部のゲレンデが見える。一帯は、奥美濃・飛騨の境界にあたる山深いところ。一色川に沿って南下し樹林帯を抜ければ、川を挟んだ左手に一色国際のゲレンデ跡地が広がる。現在はキャンプ場として整備されているようで、そのセントラルロッジがゲレンデ下部にある。
駐車場の一部は森林組合の土場に転用され、木材が積み上げられている。見上げる斜面からはリフト施設などは綺麗に撤去されているようだ。下部の緩斜面は牧草地のように、緑色の草に覆われている。上部は土色の斜面が露出したままのようだが、ものすごい急斜面のように見える。思いのほか、緩急の斜面をそろえ奥行きのあるゲレンデのようだ。積雪豊富な地の、コースバリエーションも備えたこのようなスキー場がなくなってしまったのは残念だと思う。(現地訪問:2010年5月)
(左)いまはキャンプ場として整備されている。ゲレンデ下にはキャンプ場のセントラルロッジ。(右)「オールスキー場完全ガイド2000」ほかを参考に作図。
ラベル:一色国際スキー場
いつも追憶のゲレンデの更新を楽しみにしてます。日本全国の廃スキー場を見て回っている追憶のゲレンデの作者さんは、どんな人なんだろうなーって何時も思ってます。きっとお金持ちだろうなーって。。 僕も中学の時からスキーをやっていて、9年ぐらい前からスノーボードに切り替えてからも毎年20回ぐらいは滑りに行ってます。来年50才になるので身体が続く限りいろんなゲレンデに挑戦してます。目標は、日本全国のスキー場に行く事ですが年齢と経済的に不可能な感じです。この一色国際も7回ほど行き思い出深いスキー場ですが廃業したのは、残念です。作者さんこれからも頑張ってください 最後に福井県のカドハラスキー場は、どうなったんでしょうか?2年ぐらい前にナイターを滑りましたけど
お金持ちなんて、とんでもありません。あまりお金のかかる趣味もないので(スキーはそれなりにかかるけれど、道具は四半世紀も前のものを使っていたりするので)、こんなことをやっているわけです。ご覧になってわかるとおり、そうはいっても行動範囲は関東甲信越・東海北陸あたりまででしょうか。
有名スキー場が、リフト待ち30分以上の時、ほとんどリフト待ちの無かった穴場スキー場でした。
東海地方からは、美濃地からアプローチするので、やはり奥美濃でしょう。
めいほうスキー場が、出来たとき、「めいほうスキー場の敷地の一部が、荘川村に入っているから、そのうち繋がって、大きなスキー場になるから」と言っていた、食堂のおじさんを思い出します。
友達の別荘(当時、荘川村)から10分の距離にあり、子供達と良く行きました。
初めて行った時は、まだトイレはボットンで、子供達が嫌がっていたのを想い出します。
また、天然雪「降雪機なし」で、ダブル1、シングル2のコンパクトなガラ空きのスキー場でした。最上部は結構な急斜面で練習には良いゲレンデでした。
当時小学生だった子供達三人も全て既婚者になりました。
還暦を迎えオジンスキーを楽しんでおります。また、良く行くスキー場は「穴場中の穴場の、野麦峠スキー場」であります。
サイト運営ご苦労様です、また遊びに来ます!
昨日、別のスキー場行ってきました。でも、
やっぱり一色国際良かったな~って何度も
思い出して…。 改めて、なくなってしまい
残念だと思いました。
人口減少が廃業の原因となってましたが、
私は毎年何回も家族と行っていました。
もう私は20歳になりますが、鮮明に覚えて
います。
感謝の気持ちを伝えたいと思い、コメント
しました。いきなりすいませんでした。
一色国際ありがとうございます。
私も2006年ごろまでよくいきました。穴場な感じで、気に入っていました。正直、高鷲よりずっといい。
今日、前を通る機会がありましたが、牛が放牧されていましたね。
そんな大きなスキー場ではなかったと思いますが特集してありがとう。青春の1ページを作ってくれたスキー場ありがとう。そしてさようなら・・・
一色国際には、実は夏にしか行ったことがありません。東海北陸道が延伸されても、やはり手前にビッグネームのスキー場が林立しているし、少子高齢化てま地元利用も減っていたようです。なんだか寂しいですね。
先日、一色国際スキー場の跡地を見かけて調べたら貴殿のページにたどり着きました。荘川に2つもスキー場があった事に驚きです。
小生はスキーバブル全盛時代に高校生でしたが、ブームが去るのと同時にゲレンデを去りました。数年前に双子の子供達にスキーを教えたくて、10年の封印を解きスキー場巡
りをして現在は荘川高原スキー場にたどり着きました。
荘川高原はゴルフ場経営がメインなので閉鎖はないと思いますが、近くに閉鎖したスキー場があると不安ですね。
ゲレンデの食事はマズイ事が定説ですが《特に大手》荘川高原は手作り感があるゲレ食です。ケイちゃん定食、豚汁は本当に美味です。狭くてマイナーなスキー場ですが微力ながら応援したいです。