(左)傾いた案内板と広い駐車場・センターハウス、その向こうにゲレンデ。(右)センターハウス前のゲレンデ最下部。左にはパラで架かっていた第2ペア乗場。
1993年の正月休みに一度だけ滑りに来たことがある。当時はまだ「赤面山スキー場」を名乗っていた。そのときは雪が少なく、スノーマシンを使ってはいたのだろうがゲレンデに小石が転がっていたりして、あまり良いコンディションではなかった。しかし、もともと積雪はそれほど多くなく、このようなゲレンデ状態のことが多かったようだ。正月休みだったからか、それなりに人は来ていたと思う。東北道・白河ICからR289を西に向かい、那須甲子道路を使うのが一般的アプローチ。東京からの距離はさほど遠くはなかったと思うが。
1972年に開設、2000シーズンを最後に営業を休止した。最後の時期は隣接する場所にマウントジーンズも開業して、差別化がなかなか難しかったのではないかと推測される。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には「那須連峰のひとつ赤面山山麓に位置する旧赤面山スキー場。フード付クワッドリフトや500名収容できるスキーセンターハウスもある。最新のオートゲートシステム導入でますます便利になった。首都圏から車で3時間ほどで日帰りスキーヤーに人気があるファミリー向きのスキー場」と案内されている。
最大斜度30度、最長滑走距離2,000m。クワッド1基のほかペア4基を備えていた。最盛期にはメインゲレンデ(第4ゲレンデ)を中心として、毎晩ナイター営業が行われていた。ゲレンデ構成は比較的単純で、センターハウス正面に左右2本のメインゲレンデがあり、その上にやや左上に向かってもう1つゲレンデがあるという程度。どちらかというと初中級者が楽しめるゲレンデだったと思うが、リフトや各種施設の規模に比べ、ゲレンデのバリエーションが乏しいという印象はぬぐえなかった。「日本のスキー場・東日本編 skier '91(山と渓谷社)」には「筑波山・安達太良山などゲレンデ最上部からの眺望も抜群で晴れた日は快適スキーが楽しめる」との記載があるが、当日はあいにくその景観に接する幸運には恵まれなかった。
(左)左にオートゲートとクワッド乗場、右にペアパラリフト。その間に第4ゲレンデ。(右)「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」ほかを参考に作図。
那須方面から、いまは有料道路ではない那須甲子道路を甲子方面に向かう。マウントジーンズを傍らに見てさらに進めば、左手に白河高原のスキー場跡があらわれる。広い駐車場を道路に面してもち、その奥に廃屋となって崩れかけているセンターハウス。その向こうにゲレンデが広がっている。リフトもそのまま残っている。クワッド乗場にはオートゲートシステムが所在なげに立ち尽くしているし、パラで掛かるペアリフトの一方には椅子が付いたままになっている。見上げるゲレンデは背の高い草が覆い始めているが、その痕跡を消し去るのには長い年月がかかりそうだった。周囲を見回してもみても、今日も展望は雲の中に隠されたままだった。(現地訪問:2010年7月)
ついに僕の大好きな白河高原スキー場きました。
当時は人はさほどいなくて、でもナイターゲレンデはレインボー照明になっていてとてもきれいなゲレンデでした。僕も2010年の2月中旬にミニきました。マウントジーンズのついでに。その時のレポートが載っています。http://perfumewithme.seesaa.net/article/157107243.html宜しくお願いします。
日曜(11/21)に那須へ行ったついでに、赤面山(この名称の方が馴染みがある)に寄ってきました。駐車場跡では何やら重機が工事をしてましたが、復活?…それはナイ・無い
センターハウスの屋根が一部剥がれ、無残な感じが出ています。屋根が落ちると、建物の崩壊は一気に進むんですよね。でもリフト跡は相当長期間残るんだよな~。100年くらいですかね。
重機が工事中といっても、復活はありえないでしょうね。
特にコブ、ナイターで練習しました。
あのコブに匹敵するゲレンデは、ありません
難易度だけでは、ありませんリフトも2人のりで立派とはいえませんが、体も冷えすぎずいいインターバルを取ることができました。新雪時の雪の軽いことそのせいで雪がなくなりアイスバーンも多かった。けれどゲレンデ上部の新雪ワイルド感は、このスキー場でしか味わえませんでした。閉鎖してしまいとても残念です。
設計も三浦雄一郎さんだったはず
現在は、冬山登山で賑わっています。
Mt.ジーンズだけではやはりつまらないです。
当日はこの地方にしては珍しいドカ雪で、マウントジーンズまではきれいに除雪されてたものの、料金所から先は一面真っ白で行き交う車も殆どありませんでした。
そんな状態なんでゲレンデはガラガラ。
それについては快適で良かったんですが、コース状態がどこも最悪でしたね。降り積もった雪の下はガリガリで、小石?のようなものが、コースによってかなりあり、その年新調したばかりのスキー板が傷つき、かなりショックを受け二度といくもんか?と思った矢先翌年から閉鎖でした……
私も2001年?の頃に2回と、赤面山時代に何度か
、滑った事がありました。
私の印象としては、ナイターが、レインボーカラーの照明と、クワッドリフトも、高そうな設備てあった事を記憶にしています。
雪質は、かなり固い斜面でした。
結構ファンもいてリピーターもいたのを覚えています。
私は、隣のMt.ジーンズよりも好きでした。
突然すみません。
毎年私の家族が行くキョロロン村の道で、毎年なんだろう?と話題になり調べましたところ、こちらへたどり着きました。
近況をお伝えしますと、数年前より工事などに使う白い壁が設置され廃墟好きの方々が簡単には入れないようにされていて、一応管理はされている状態だと思われます。
良いものをみさせていただきました。
ありがとうございました。