(左)下部駐車場から見たゲレンデ全体。(右)第1リフト下にあったゲレンデ案内。
飛騨ハイランドスキー場の経営主体が平成22年3月に民事再生の申立をした。引き続き事業を継続していくとし、4月には事業の中心であったゴルフ場をオープンさせていたが、スキー場がどうなるのか動向が気になっていた。一部、「飛騨数河リゾートスキー場」として継続するとの情報があったのだが……。
飛騨方面に出かける機会があったので寄ってみる。国道41号を高山方面から進んでいくと、ひとしきり坂を上りきったあたりの右手に斜面が見える。ゲレンデ下から見上げると、案の定、リフトは動いていなかった。リフトの椅子はつけられたままで、すぐにでも動かすことができそうだが、ゲレンデの圧雪はごく一部しかおこなわれていない。しばらく車道を上り、ゲレンデ中間部にあるホテルの前まで行ってみても、ひっそりとしている。事務所らしき部屋からは明かりが漏れているが。聞くところによると、修学旅行などの団体をのぞいて(だからリフトはいつでも動かせるようにしてあるのだろうが)、今シーズンは一般の営業を休止しているという。ホテルも一般営業をしていないようだ。
「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」によれば、「東海から富山へ抜ける国道41号線沿い。北アルプスを望む数河高原の飛騨ハイランドホテルを中心に、初級から上級までの3コースが展開する。ホテルにはアルカリ単純泉の温泉もあって露天風呂も楽しめる」と紹介されている。ペアリフト2基。アクセスは飛騨古川駅からタクシー15分、北陸道富山ICから60kmと案内されている。
(左)下部の第1リフト乗場。(右)中間部のホテル上にある第2リフト。
国道41号から少し入った下部の駐車場の先には、第1リフトがある。夏期にはゴルフコースになる緩斜面。その上にホテルがあり、さらにその上部の第2リフト沿いに中上級者コースが開かれていた。ゴルフコースに併設されたゲレンデには、何となく共通点があるような気がする。たとえば、妙高スキーパークや妙高パインバレーなど、独特な雰囲気をもっているような気がする。雪山という一歩間違えれば遭難となる世界とはやや異質な、やはりリゾート的な雰囲気なのだろう。いずれにしても、今後の一般営業の復活を祈りたい。(現地訪問:2011年1月)
【続報】
コメント欄にお寄せいただいた通り、2016シーズンは日程を限定して「一般開放」をしているということ。詳しくは「飛騨数河リゾート&カントリークラブ」のホームページをご参照ください。→http://www.hidasugo.jp/
その後、スキー場の営業は休止している模様。
ラベル:飛騨ハイランドスキー場
飛騨ハイランドは26年前、小6で初めてスキーをしたスキー場で、その2日後、少し前のブログにあった数河高原スキー場で骨折をした辛い思い出があり、コメントしました。
当時はボウリング場もあった記憶があります。雪ももっと多かったでしょうね。
奥美濃に比べアクセスが悪い飛騨のスキー場はどんどん減って寂しいです。
久しぶりに色々な事を思い出しました。
ありがとうございます。
これからもブログ楽しみにしてます。
ハイランドスキー場懐かしいですね。私が高校生ぐらいに出来たところで、当時は客も多くてホテルももう1棟建てるなど、賑わっていました。私も毎週通って滑っていました。
ここで私のスキーが始まってといって言いくらいの青春の場所です。
その後、上京してもスキーを続け、浦佐、浦佐国際を経て今は八海山のコブを滑りに毎週通い続けて、はや15年です。55歳になりましたが、まだまだ若いものには負けないと思っています。が、私の思い出が一杯詰まった飛騨ハイランド、浦佐、浦佐国際と各スキー場が次々と閉鎖されていくのをみると、耐え難い淋しさを感じますね。
大切なブログ、お邪魔しました。
私が生まれた年に開業した縁で
ゼロ歳から35歳まで毎年年越しは飛騨ハイでした。
従業員の殆どと仲良しで、雪の無い年にも年間30日は泊まっていて、ボーリング大会やテニス大会を楽しんでいました。
地元の人達にとっても憧れのリゾートでしたが、
長年勤めていた支配人が知多のゴルフ場に転勤になってから徐々にサービスが低下し始め、温泉施設も客足を戻すにはいたりませんでした。
私はハイランドでスキーを覚え、ハイランドでスキーのコーチもしていたので、本当に寂しい限りです
このスキー場ですが、どうも貸し切り専用ゲレンデとして運用されているようです。
下記はその情報が書かれたURLです。
http://ameblo.jp/yamasakimidori/entry-11485574018.html
ただ、不思議なのは、一般の来場者が来ないようなスキー場なのに、「イメージガール」ってなに?という気はします。
特に上のダウンヒルのコースは面白かったです。地元の人でも知らない人も多く、一人で半日滑ってました。