2011年07月10日

ごりん高原スキー場(その2)(山ノ内町)

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(左)ロープウェイ山頂駅とゴンドラ乗場があった平地。痕跡は何も残っていない。(右)ゴンドラ乗場から見上げたゲレンデ。まっすぐに切り開かれているのはゴンドラの跡。ゲレンデは右上へと続く。

本ブログで2年前に「ごりん高原スキー場」を取り上げたが、それはロープウェイ山麓駅付近を見たに過ぎず、いつかロープウェイで上がったゲレンデ周辺の様子を知りたいと思っていた。林道をたどればゲレンデまでたどり着くことが出来そうだが、ゲートが閉ざされているようで、クルマでは行くことができないようだった。

いつかはゲレンデの様子を知りたいと思いながら、ずいぶん時間がたってしまった。完全な登山装備をして、ゲレンデを目指すことにした。しかし、たどり着いた「ごりん高原」にはほとんどスキー場の痕跡は残されていなかった。ローブウェイやゴンドラの施設はもとより、その土台などもきれいに撤去されている。レストハウスの跡などもわからない。他の西武系の廃スキー場と同様、しっかりと自然に戻すための対応がとられたようだ。

しかし、ロープウェイやゴンドラが走っていた箇所の樹林は、切り開かれた跡がはっきりと残っている。さらに、ゲレンデの跡はまだ背の低い草に覆われているだけなので、その痕跡は読み取ることができた。想像をたくましくすれば、どこからかスキーヤーの歓声が聞こえてきそうな気がする。

1987年12月開業、2007年3月廃業。まだ、廃業後数年しかたっていないとは思えなかった。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」によれば、「湯田中温泉をベースに、101人乗りロープウェイでゲレンデに入り、6人乗りゴンドラで林間コースを楽しめる。湯田中・渋温泉と宿泊は便利。コブ斜面 ブナコースの一部。期間 12月中旬〜3月下旬。リフト ロープウェイ1基、ゴンドラ1基、ペア1基」と記載されている。

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(左)ロープウェイ山頂駅付近から、ロープウェイのルートが切り開かれた跡を見ることができる。(右)「火の用心」の看板に残されていた「ごりん高原スキー場」の文字。

ふと気配を感じて振り返れば、そこにはカモシカの姿があった。ゲレンデの跡には少しずつ樹木が茂り始めている。私たちの想像のつかない時間を経て、この場所は自然に戻って行くのだろうと思うと人間の存在の小ささを感じざるを得なかった。(2011年6月)

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こちらもご覧ください→ごりん高原スキー場(2009年4月5日)
ラベル:ごりん高原
この記事へのコメント
初めまして。
浅草で芸人やっている中嶋みのると申します。
山ノ内町とごりん高原を検索してたらたどり着きました。
ごりん高原スキー場を取り扱って頂いて有り難うございます。
山ノ内は楽しい思い出が詰まった場所です。
冬場はよく小学校のみんなと滑りに行きました。
思い出味の山頂のカレーを二度と食べれないと思うと悲しい気持ちになります。
小さなスキー場でしたが、大きなゴンドラに乗って山々を眺めるのが好きでした。
僕の思い出の地を散策していただき、スキー場の跡を知る事が出来、胸がいっぱいです。
本物に有り難うございます。
Posted by 中嶋みのる at 2013年01月16日 01:22
渋温泉に泊まり、志賀高原にいこうかと思ってたところに、ごりんがクローズするのでどうぞ行って下さい。と宿の人から言われて行ってみました。ロングなコースでゴンドラでぐるぐる回ってすべるのがいいようでした。
意外によかったけど残念です。
Posted by at 2013年01月17日 15:03
いつも楽しみにみさせていただいてます
本当に興味深く時々チェックしてました。
こちらのページは以前よりみさせていただいておりました。が今回初めての書き込みです。
ごりんは毎年正月に2001年ごろから
毎年12/31に滑りにいってました。
そんな時でもゲレンデ前後に人がまったくいなく、毎年リフト券が安くなり、最期には、3000円で昼ごはん付きになり、いつかは・・・と思っており本当に無くなったときは寂しく思いました。
国土の社員に聞いたことがありますが、ごりんから、焼額へゴンドラの建設の為、ポールの台だけは建設済みと
聞いたことがありました。もうないでしょうね。
一部フラットで、スノボにはNGでしたが、スキーヤーには、ガラガラで
かっ飛ばせるゲレでした。
ここみたいに、温泉宿が立ち並ぶ町のゲレがつぶれるって事は他にあったでしょうか?
周りに良いゲレがなければ、絶対つぶれなかったと思いますよ。
いつかは、ここに、登山したく思います。
車は浄水場でしょうか?
何時間ぐらいかかりましたか?

http://www.webnagano.jp/wadatilog/gorinyama20130210.html

こんなサイトもありました。
天気がよければ冬もいいですね。
Posted by 小泉 at 2013年05月19日 22:46
小泉さん 私の場合は初夏でしたので、浄水場よりだいぶ上のゲート前あたりに車をとめました。その日も地元の人たちは軽トラを乗り入れてしましたので、地元の了解を得てゲートをあけてもらう方法があるかも知れません。ゲートからスキー場跡地まで、林道をたどって片道1時間半〜2時間程度かかったと思います。
Posted by 急行野沢 at 2013年05月20日 21:54
急行野沢さま
早速のお返事にもかかわらず
ご連絡ありがとうございます
2時間ですか!それぐらいなら
なんてことないですね
絶対登ります。
情報本当にありがとうございます。
他のゲレンデも興味深くみてます
笠岳や、姫の木など、
驚きの情報満載で話のネタにさせて頂いてます。
こちらのページは後世に残したい
情報がいっぱいですね。
本当にありがとうございます。
こちらのページを見て
閉鎖したことをしった人もいるんでしょうね。
本当に情報ありがとうございます。
Posted by 小泉 at 2013年05月25日 08:57
偶然、このHPを見つけました。
本当に懐かしいです。
志賀高原の帰りに湯田中温泉に泊まって、翌日の昼過ぎまでこのゲレンデで滑りまくったことを思い出します。
緩斜面をかっとぶのが本当に気持ちがよかったですが、人が少なすぎて寂しく思ったりすることもありました。

湯田中温泉にあるホテルの宿泊とリフト券をセットしたスキーパックがお値打ちだった記憶があります。
長野五輪の数年前だったと思いますが、宿泊したホテルの温泉の係員から「ごりんは焼額とつながりますから」と聞きましたが、実現しなかったのが残念です。
もしつながっていたら、このスキー場の運命もかわっていたかもしれませんね。
Posted by M.F.S. at 2013年07月10日 21:51
すいていると言うので子供が小さいとき志賀高原から降りてきて一日だけ滑ったことがあります。
ゲレンデとしてはタラタラと切り開いた所を滑らされたような気がしました。
レストランなどの施設はきれいでしたが何か物足りない印象でした。
ここも田代とみつまた神楽・苗場みたいにゴンドラでつながる筈だったんでしょうか?
エリアとしては近くても道路をたどると遠いところってありましたよね?
渋峠と万座なんていい例でしたよね?

Posted by スラ at 2015年09月21日 15:31
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