(左)大毛無メインステージの斜面。クワッドリフトの支柱・ワイヤーは現存している。(左)大毛無メインステージの斜面から見おろす。左はクワッド乗場、右に膳棚フードガーデン、ゴンドラ山頂駅。
前回に引き続き、今回はARAIの山頂付近のレポート。
ARAIで滑って一番楽しかったのは、最上部の大毛無メインステージだったと思う。そのあたりの様子を知るには、県道をたどって大毛無山の山頂付近まで行ってみる必要がある。
通常はゲレンデの脇を上がって行く林道をたどれば、山頂部まで到達できそうだが、途中工事中で先には進めなくなっていた。地図を見て、スキー場の北側に位置する西野谷の集落から西に上がって行く林道に目をつけた。その林道をたどれば、大毛無山の山頂付近に達する様子なので、膳棚付近の様子もわかりそうだ。途中から結構厳しいダートとなる林道は、結局、あと少しのところで木の幹が道をふさいでいる箇所があり、そこにクルマを乗り捨てて残り2kmほどを歩くことになった。日陰の沢沿いにはまだ残雪が見られ、ここが豪雪地であることを再認識することとなった。
山腹を行く林道がいくつかの尾根を巻いた後、正面には大毛無メインステージの斜面と膳棚クワッドがあらわれた。クワッドリフトは支柱やワイヤーもしっかりしていて、少し整備すれば今年の冬にだって営業できそうに見える。
少し下って、ゴンドラの膳棚山頂駅などがある平地まで行ってみる。ゴンドラの山頂駅、レストラン膳棚フードガーデン、そしてクワッドリフトの乗場の建物もすっかり残っている。一部壁が剥げ落ちているところはあるものの、営業休止後5年を経たにしてはしっかりした状態だ。クワット乗場は、いまにも4人乗りのチェアが滑り込んできそうな錯覚におそわれるほどだ。あいにくと霧のため視界が悪く、ゲレンデ全体を見渡すことはできなかったが、大毛無メインステージの斜面はいまもその痕跡を残し、われわれを誘っているように見えた。(現地訪問:2011年7月)
(左)手前がゴンドラ山頂駅、奥に膳棚クワッド乗場。(右)クワッド乗場は今すぐにでも使えそう。
こちらもご覧ください→「ARAI MOUNTAIN & SPA(2009年3月15日)」 「ARAI MOUNTAIN & SPA(その2)(2011年7月30日)」「ARAI MOUNTAIN & SPA(その4)(2015年10月13日)」
ラベル:Arai
いつも拝見させて頂いてます。私もARAIには何度か関西から滑りに行きましたが、もう営業休止になって5年も経つんですね・・・。
滑りに行って2回ほど強風で営業中止になったので、近隣のスキー場に移動したのを覚えています。自分の滑っていたゲレンデが無くなって行くのは寂しい限りです。
横浜のえふぅと申します。
自分もよくアライに通ってました。
先日自分も寄って見てみたのでブログに書きました。またこちらのブログも紹介させて頂きました。マズいようでしたらお知らせ下さい(^^;。
とにかく、ここは、当たれば腰パフが味わえるし、外れても、上から下まて゛一気にすべれば7キロぐらいのロングランが楽しめるので一時期、年越しスキー場にしてました。でも、ちょっと遠かったのと帰りの渋滞が苦になり、徐々に足が遠退いてしまい、風の便りに閉鎖したことは知ってましたが、夏の写真を見たら、逆に懐かしさがこみ上げてきました。
とにかく施設は豪華でまさに、バブルの名残の施設って感じで、特に印象に残ってたのは、中庭の床が、床暖房だったのかはわかりませんが、雪が降っていても雪が積もっているところを見たことが無く不思議に思ってました。
アライには開業当時に何度か行きました。
一度、雪が降り過ぎて全てのリフトが止まってしまうと言う日に遭遇しました。
とっても悔しかったので、自力でリフト1本分登って、新設を強引に滑走しました。
かなり若かったと思います。
その後、赤倉へいきました。
ゴールデンウィークにも行きました。山頂付近の雪の状態はまあまあでしたが、ほとんどゴンドラ麓駅周辺で「ひなたぼっこ」してました。
まあ、スキー場としては「でかい割には...」の評価でした。
地元の方から伝え聞いたのですが、スキー場の管理はもうやめてしまったそうです。ということは、復活の可能性もほぼなくなったということでしょうね…残念です。
僕はオフピステ思考のパウダー大好きスキーヤーにとって ARAIはアバランチ(雪崩)対策をしている数少ないゲレンデで 朝一ゴンドラでのカウントダウンスタート記憶が印象的で一番復活して欲しいスキー場です。
スキー30%、スノボード70%とどちらかといえばボーダーが多く、降雪後の朝はファーストトラック狙いでゴンドラに行列が出来てました。
ただし、高級ホテルやSPAを利用する事はなかったです。
それから日本で数少ないバリアフリーのゲレンデでしたよね。エレベーター完備のゴンドラを利用して、障碍のある方も生き生きと滑ってましたよね~。
復活してほしいです。
マジか?マジで?と思ったことを覚えています…
私はここで3年間務めていました。
リフト係をしながら、非番の日にはボードに明け暮れていました。大毛無での朝一のファーストトラックは忘れられません。
当時は屋外の庭が床暖房付きだったり、高級ホテルが増設されたり、社員用地下通路があったり(某夢の国の様なバックヤードでした)、まさに一大リゾート施設で、他のスキー場ではあまり見ることができないバブリーさがありました。(バブルは過ぎていましたが…)
私の記憶が正しければ、確かハーフパイプ用のパイプマシンが国内で初めて導入されたと聞いたような…。また、ゲレンデに音楽は一切かかっていなかったと思います。これは自然を満喫してほしいというオーナーの考えだときいていました。
当時ボーダーのレベルは高く、多くのARAIファンを魅了していたスキー場だったと思います。
現在の状況を見ると、とても残念です。積雪500cmを超えるスキー場はかなり貴重でした。
また奇跡的にオープンすることがあれば、是非訪れたいスキー場です。
そんな夢を願っています。
妙高市、旧新井リゾート公売へ
http://www.j-times.jp/news.php?seq=9659
旧新井リゾート~公売は来春以降に
https://jcvmobile.jp/news/detail/id:6513
もう一つ、ソースがイマイチですが・・・
ソニー創業家の失敗作を中国系資本が購入…止まらぬ“日本買い”
http://dmm-news.com/article/901974/
外国資本が海外富裕層をターゲットに、北陸新幹線延伸に合わせて来シーズン再開・・現状では一番よく出来たシナリオではないでしょうか(笑)
最近ではニセコルールなんて言葉を良く聞きますが、ここでもツボ足で頂上へ登れるケートがあったみたいです。
とうとう一度も滑ることなく終わってしまいましたが、閉鎖後の施設内の惨状はすさまじいものがあったようです。
一年で水漏れなんかで使えないような状態になったようです。
この地域は地元では神聖な山神としてあがめられていたとも聞きます。そのたたりだという人もいました。
オフピステを滑るためのもっとコストのかからない簡素な施設で運営していたらバックカントリーのメッカとして現在も生き残っていたんでしょうね。