2011年08月28日

喜多方五分一スキー場(福島県喜多方市)

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(左)道沿いに残っていた五分一スキー場を示す標識。(右)古刹に隣接する駐車場の先にスキー場の斜面があった。

真夏の1日、福島県会津方面の廃スキー場巡りに出かける。フクシマといえば原発という印象が強くなってしまった。ここ会津も確かに福島県内なのだけれど、一見しただけでは震災の大きな影響が残っているようには感じられない。会津若松IC出口の渋滞情報が流れていたから、会津若松も観光地としての賑わいを取り戻しつつあるのだと思う。

もう20年も昔のこと、裏磐梯に宿泊して猫魔で滑った帰り、宿の人に喜多方ラーメンの隠れた名店を教えてもらい、喜多方まで大回りして立ち寄ったことがある。すっきりしたしょうゆ味のスープと、太めのちぢれ麺という喜多方の王道を行くラーメンだったが、さすがにおいしかった。喜多方は古くは蔵の町ともいわれたが、いつの間にかラーメンの知名度のほうが高くなった。B級グルメによる町おこしの先駆といえるだろうが、最近は次々と名乗りを上げる他の地域のラーメンに目を奪われがちかもしれない。

そんな喜多方の市街地から北西へクルマで10分ほどの東向き丘陵地にあったのが「喜多方五分一スキー場」。喜多方の人たちには、近場のスキー場として人気があった。ただ、裏磐梯・猪苗代方面には大きなゲレンデが目白押しだし、喜多方周辺では三ノ倉あたりと方向は類似している。そんなことが災いしてか、2001シーズンを最後に営業休止となった。赤字の累積により、市が休止を決めたようだ。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には「喜多方市市街地から至便なシティ派スキー場。ファミリーやサラリーマンのアフター5に人気がある。シングル1基にビギナーコース1本。ナイターは毎日21時まで。レンタル、スクールあり」と紹介されている。

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(左)ゲレンデ全体を見上げる。

喜多方市街地の西側の丘陵に添うように走る道を北上する。道沿いに「五分一スキー場」の案内がまだ残っていたのには驚いた。左手には明らかにスキー場跡とわかる伐採の跡が見て取れる。左折してゲレンデ下に至れば、大用寺というお寺の前に参拝用ともスキー客用ともわからない駐車スペースがあった。その脇にあった小屋にはスキーやブーツが詰め込んであったので、レンタルスキーなどをしていたのかもしれない。見上げるゲレンデは、かなり背の高い草に覆われはじめている。リフト施設の跡などは見つけられなかった。振り返ると、真夏の日差しの中、水田に覆われた会津の盆地が広がっていた。(現地訪問:2011年8月)
ラベル:喜多方
posted by 急行野沢 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島県 営業休止のスキー場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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