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(左)ホテル・サンパティックとその横にある第1リフトの終点。(右)第1リフト終点から。

これほどネット上の書込みで酷評を受けたスキー場も珍しいのではないだろうか。ただ、酷評の的は、多くはゲレンデではなくホテル・サンパティックに向けられたもの。客室や浴室・トイレなどの施設や寝具、食事、係員の応対などが非難をあびていたが、格安ツアーなのでこんなものじゃないのか、という意見もあった。何年か前には、キャンセルを見込んで収容数よりも多くの宿泊客を受付けてしまい、宿泊できなくなった人たちが出て大きなニュースになった。そんな状況を見るにつけ、いつ営業休止になるかわからないと思っていたので2009年3月に滑りに訪れた。

若いスノーボーダーばかりとわかっていたのであまり気が進まなかったが、「いまのうちに滑っておかねばどうなるかわからない」と思い切って出かけた。ゲレンデは多くのスノーボーダーで賑わっていた。しかも初心者が多いようすだ。見回してもスキーをはいているのは私ひとりだけで、まったく場違いな感じ。ただし、リフト乗場の係員の対応は丁寧で、いやな感じはしなかった。ペアリフト2本にコース2本程度の規模だが、谷に落ち込んで行く感じの中斜面は、それなりに楽しむことができた。

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(左)第1リフト乗場から見上げる。(右)第1リフト乗場付近のゲレンデ最下部を見おろす。

2011年6月の新聞各紙では、サンパティック斑尾を経営するプレイランド斑尾が自己破産を申請したことが報じられた。スキー人口の減少に加え、2011年は震災発生以降、利用客がほとんどなくなり事業を停止していた。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には「斑尾高原スキー場の手前、ホテルサンパティック斑尾がベースのスキー場。ホテルはスキー場の最頂部。ナイターもあり昼夜を通しスキーを満喫できる。スクール、レンタルあり」と案内されている。1984年の開設。最大斜度は36度と書かれている。

しばらく寒気が続き飯山方面でもまとまった積雪があった12月中旬、斑尾を訪れた。斑尾高原スキー場はかなりの積雪がある様子で、数基のリフト稼動でオープン。そこから少し飯山側にくだったサンパティックは準備の様子もなく、ひっそりとしている。ホテルにはいくつか灯りがともり、人がいる気配があるが、その裏のゲレンデにはただ雪が積もるままとなっていて準備の様子はない。道沿いに建つホテルがゲレンデトップの位置にあり、そこから道路とは反対の南側に下る斜面がゲレンデだった。

ホテル裏の第1リフトの降り場付近には雑多なものが置かれてはいるが、リフト施設はそのまま。そこから見おろす斜面は雪に覆われているが人の手が入っている様子はない。積雪前の時期に、一段くだった分道集落から林道に入りゲレンデ最下部に出てみたが、第1・第3リフト乗場やレストハウスの建物もすっかりそのまま残っていた。このまま圧雪をしてリフトの用意をすれば、すぐに滑走が楽しめそうだ。車に戻るとラジオから「中野飯山地域には大雪注意報」という天気予報が聞こえてきた。(現地訪問:2011年12月)

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(左)第3リフト乗場。

【追記】
コメントでお寄せいただきあわてて確認したら、2013シーズン(2012年12月~)営業を再開していた。現地へ行ってみると確かに第1ペアリフトは稼働して営業していた。第3ペアはとまったまま。滑っているのは数人程度で閑散としていたが、再開されたのはいずれにしても朗報。(2012年12月29日)
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【追記】
確認のため訪問したところ、リフトは動いておらず(チェアもはずされたまま)、ゲレンデも圧雪されず新雪が積もるままになっていた。宿泊客は斑尾高原スキー場を利用するかたちになっている模様。(2015年2月)
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