(左)第1リフトはすっかり撤去されていた。(右)駐車場からゲレンデ全体を見上げる。
昨シーズンから営業を休止した聖山パノラマスキー場。その後の状況を知りたくて、年末の一日、聖湖畔から雪道をたどって聖山を目指した。久しぶりに車で走ってみると、こんなに距離があったかなと思う。
現地について驚いたのはリフトがすっかり撤去されていたこと。まだ営業休止から2回目の冬なのに、早くもスキー場の痕跡が消されて行くことに少々焦りを覚えた。食堂やレンタルスキーが入っていた建物はそのまま。上部の第2リフトがどうなっているのかはっきりとわからないが、この様子では撤去されていても不思議ではないだろう。まず復活することはないだろうと考えていたが、これで完全に望みは断たれたわけだ。
多くのスキー場がスキーヤーを集めているのに、斜面にはうっすらと雪が覆う程度で、降雪の少なさは相変わらずだった。下部のやや雪の多いところでは子どもづれがソリ遊びを楽しんでいた。もうひとつ気がかりだったのはゲレンデ下にある聖山パノラマホテルの動向だったが、営業を続けている様子だったので、とりあえずほっとした。
思い起こせば、旧大岡村が長野市との合併を決めた時点で、このスキー場の休止は決まっていたようなもの。その合併により、旧大岡村に何か利点があったかは余所者にはわからない。パノラマホテルの向こうには、北アルプスの白銀の山並が美しく輝いていた。この景観さえあれば、人を集めることができるのではないかと思うが。(現地訪問:2011年12月)
(左)パノラマホテルは健在。その左には、鹿島槍をはじめとする北アルプスの山々が見える。
こちらもご覧ください→「聖山パノラマスキー場(2010年12月27日)」
ラベル:聖山パノラマ
残念ながら第2リフトも撤去されていました・・・・(2012.02確認)。