(左)途中の案内板には「スキーリゾート」の文字も残ったまま。(右)ホテルの営業は続けられている。右手がスキー場センターハウス、左奥にホテル。
本ブログでサエラ尾瀬のノースウィングの営業休止についてレポートしたのが、昨年6月。そして昨年11月には同スキー場のホームページでスキー場営業の全面中止が発表された。ホームページには「2013-2014ウィンターシーズンは、スキー場の営業を諸事情により中止とさせていただくことになりました。日頃からご愛顧いただきましたお客様には大変申し訳ございませんが、予め、ご了承下さいますようお願い申し上げます。また、サエラリゾートホテル及びログコテージの営業は行います。近隣のスキー場及び観光等でお越しの際は、是非、ご利用ください」と記されている。
サエラ尾瀬は、尾瀬・片品エリアでは最も遅く開設したスキー場。ホテルのあるサウスウィングと反対側のノースウィングと、山頂を挟んで両側にゲレンデがあり、当初はクワッド2基、ペア2基で運営されていた。昨シーズンはサウスウィングのメインゲレンデ、クワッド1本だけの営業となっていた。
初心者の練習用にはちょうどよいコースで、ファミリー向けには適したゲレンデだったとは思うのだが。滑走距離は1,000m。最大斜度15度・平均斜度10度では、ちょっと滑れる人にはもの足りなかっただろう。ホテルなどの営業は続けるとのことだが、近隣にはスキー場が多いのでそれらへの送迎で冬季の宿泊客が確保できるという計算もあるのだろうか。
(左)ゲレンデ下のクワッドリフト乗場、センターハウスやスキー学校の建物。(右)ゲレンデ下から見上げる。降雪機も雪に埋もれていた。
「ニッポンのゲレンデ2013(実業之日本社)」には「広い緩斜面はゲレンデデビューに最適。コンパクトなゲレンデだが、上質の空間を提供するスキーセンターとホテルを備え、リーズナブルに楽しめると評判。……パークは誰もが楽しめるよう設計。スキーセンターの隣には『サエラリゾートホテル尾瀬』が建つ」と紹介されている。駐車場台数は1,500台となっているが、いまとなっては過剰に思える。
椎坂峠にトンネルができて尾瀬方面へのアプローチはずいぶん便利になった。あらためて現地に向かうと、途中の案内板には「スキーリゾート」の文字も残っていた。センターハウス入口には昨シーズンの「第1クワッドのみの営業」の掲示が貼られたままになっている。
リフトなどの施設は当然そのままの状態でただ雪に埋もれているだけ。ホテルの駐車場は除雪作業が行われ、ホテルの営業は続けられているようだ。最近のスキー人気の復調の兆しをみると、復活のタイミングを狙っているようにも見受けられるのだが。(現地訪問:2013年12月)
こちらもご覧ください → 2013年6月26日 サエラスキーリゾート尾瀬・ノースウィング
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/8545912/
"群馬のあるスキー場"
この人、毎年サエラを貸し切ってファン集めてイベントやってました。今季サエラが営業しない事と繋がってるような臭いがプンプンする訳で・・・
当初からクワッド3、ペア1のこの規模にしてはバブリーなリフトだったと思いますが・・・
どうもリフト設備は撤去されてしまったようです