2016年01月23日

いがやスキー場(その2)(松本市)

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(左)ゲレンデ下部から見上げる。(右)ゲレンデ最上部。

2013シーズンを最後に営業休止となっている「いがやスキー場」。Mt.乗鞍に滑りに出かけたので帰路に、「いまはどうなっているのだろう」と気になって立ち寄ってみた。

「首都圏発スキー場と宿EAST2013(実業之日本社)」には、乗鞍高原温泉の一項目としてこのスキー場について以下のように紹介されている。「『乗鞍高原いがやスキー場は隠れた穴場』 メインゲレンデへ入る左手に独立してある。ここは、日本初の冬季オリンピックの銀メダリスト・猪谷千春が少年時代に練習していたコースを整備拡張して造られたゲレンデだ。リフト1本のゲレンデだが、アルプスウォーカー付きの『キッズパーク』がある。(後略)」2012~13シーズンは乗鞍と一体となったかたちで運営されていて、この紹介はその時期のものである。

乗鞍高原から前川渡への県道をしばらく下って右折。その場所には、まだ「いがやスキー場」を示す標識が残されていた。ゲレンデ下には蕎麦屋でもあるレストハウスが健在の様子だった。ゲレンデは雪が積もったままで、当然ながら何も整備はされていない。しかし、リフトはチェアを外されただけの状態であり、ゲレンデ中腹の建物には、稼働はしていないものの圧雪車が格納しているのが見えた。積雪がいまひとつなので、ブッシュが出ているところが見えるものの、少し整備をすれば営業できる状態のように見える。

Mt.乗鞍のパンフレットには「旧いがやスキー場は休業しています」と表記されている。「休業」ということは、復活の可能性も考えられるということだろうか。ゲレンデの様子をみるとそんな可能性も感じさせる。雪雲が空を覆いはじめ、ゲレンデの向こうに見えるはずの乗鞍岳を隠してしまった。(現地訪問:2016年1月)

こちらもご覧ください→「いがやスキー場(その1)(2014年05月17日)」
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