
(左)2003年版パンフレットより。(右)遠景から見た第2ゲレンデ全景。
北竜湖スキー場(北竜温泉ファミリースキー場)の第2ゲレンデが営業を取りやめている。5年ほど前、小菅山に登山した帰路に北竜湖畔を通りがかった時にはリフトが健在だったのだが、ここ数年の中で休止状態になったらしい。(休止は今シーズンからとのこと……コメント欄ご参照ください。)
スキー場は、ベースとなる文化北竜館に隣接する第2ゲレンデと、少し離れた第1ゲレンデから構成されていた。以前からもっぱらメインだったのは第1ゲレンデ。ペアリフト沿いに上級コースがあり、迂回するような中級コース・初級コースがある。これに対して、第2ゲレンデはシングルリフト沿いに初中級コースがある一枚バーンだった。滑走距離630m、最大斜度20度、最小斜度10度。こちらの方がロケーション的には有利なような気がしていたが。
(左)第2ゲレンデ下部。前方の林の向こうがゲレンデ最下部。(右)ゲレンデ上部から見下ろす。
近辺のスキー場で滑った帰り道に立ち寄ってみた。下部のゲレンデ入口には「第2ゲレンデ」と書かれた案内板がいまも立てられていた。しかし、アクセス路は除雪されていないので、ゲレンデ直下まで近づくことはできず、木の間越しにゲレンデを見上げることしかできなかった。
次に南側から迂回して、車で文化北竜館まで行ってみる。その本館の南側には第2リフトの降場があったはずだが見あたらない。どうやら撤去されたようだ。ゲレンデを見下ろすと、リフトの鉄塔が点々と残されているが、ワイヤーとチェアも取り外されている。もう何年も前から営業を取りやめているようにさえ感じられるようすだ。
野沢温泉という全国区のビッグゲレンデが間近にあるけれど、ファミリーや講習会にはこのようなこじんまりとしたゲレンデが適していると思う。「SKI GUIDE'86(山と溪谷社)」では「標高が低いので気象の激変もなく、野沢温泉スキー場が近くにあるせいか混雑もなく、気楽に気安く滑れる穴場」と紹介されている。(現地訪問:2016年2月)
(左)スキー場のベースとなる文化北竜館。北竜湖畔にあり宿泊・温泉入浴ができる。(右)営業を続けている第1ゲレンデ。
第2ゲレンデと第2リフトですが、昨シーズンは営業していました。
3月8日に乗りました。
ポール練習の貸し切り状態でしたので、邪魔にならないように1回だけ滑りました。
1972年製の古いリフトでしたので、老朽化かもしれませんね。