2016年02月26日

白馬ハイランドスキー場(その2)(白馬村)

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(左)遠景から見た白馬ハイランドスキー場のゲレンデ跡。(右)第1リフトもすっかり撤去されている。

白馬に出かけたついでに、白馬ハイランドの跡地がどうなっているのか確かめたくて寄ってみた。ゲレンデ下にあるホテルは、周辺スキー場への送迎によってスキー客を確保して営業を続けている。ちょうどシャトルバスが何台かホテル前から出発していくところだった。周辺スキー場へのアクセスは充実しているようで、宿泊者も多いようすだった。

ホテル前に立って、かつての白馬ハイランドスキー場のゲレンデを見上げる。ゲレンデに向かって右手にあった第1リフトは機器や支柱も含めてきれいに撤去されていて、山林の切り開きがかつてリフトがあった痕跡として残っているだけ。少し遠景から眺めても、ゲレンデ上部にはリフト施設は見あたらない。左手を大きく迂回している下部のゲレンデは深い雪に覆われている。ただ今年は白馬といえども例年より積雪は少ないので、見上げると中腹の急斜面には草が出ているのがわかった。下部ゲレンデ左手に架かっていた第2リフトの痕跡もまったく残っていない。

「SKI GUIDE'86(山と溪谷社)」には、「グリーンクラブ白馬スキー場」の名前で掲載されている。「北アルプス白馬三山をはじめ、五竜、大黒、唐松等の雄峰を一望にする白馬山麓の北斜面13haにリフト4基がかかり、ユニークな8の字型にコースがレイアウトされている。森林に囲まれた落ち着いた環境の中に本格的なリゾートホテルがあり、ゆったりとした立地な雰囲気が味わえるスキーリゾート地として、とくに首都圏のスキーヤーには人気がある」と紹介されている。1986年当時はゲレンデ規模はほとんどかわらないものの、3本のシングルリフトと1本のTバーが架かっていた。スキー場開設は1972年。大糸線白馬駅から徒歩でも15分という立地である。

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(左)ゲレンデ下部から見上げる。(右)ゲレンデを少し上ったところから見おろす。

ゲレンデを少し上ったところから下部を見おろす。ホテルの向こうには八方尾根・岩岳をはじめとするゲレンデが見渡せる。そして白銀の後立山連峰が輝いている。この景観を眺めながら滑るのは贅沢なことだと思えるのだが、この規模のゲレンデではもう滑ろうという人はあまりいないということだろうか。(現地訪問:2016年2月)

こちらもご覧ください→「白馬ハイランドスキー場(その1)(2010年01月09日)」
この記事へのコメント
学生時代ここで年末年始練習していました。
朝一は八方に滑りに行き、10時ごろには戻ってきてリフト停止までポール練習していました。
空いていてそこそこ距離を取ったポール練習が出来て重宝していたんですが、残念です。高速系の練習も出来たんですが…。
Posted by おやじレーサー at 2022年03月02日 23:40
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