(左)遠景から見た第1クワッド沿いの斜面。(右)ゲレンデ下部への進入路。前方に第1クワッド・第2ペアの乗場、左手にホテルの建物がある。
どちらかというと木島平スキー場の一部という感じが強く、リフト券も木島平と共通の時期が長かったと思う。12月に木島平に滑りに来た時に、「やまびこの丘 営業休止」の掲示を第2ペアあたりで見かけた気がする。北側にはグリーンシーズンに花々や各種体験ができる「やまびこの丘公園」やクロスカントリー競技場が隣接している。
比較的スキーヤーの多い木島平と、スノボ中心の高井富士の中間に位置していたが、過去に滑った感じでは、スノーボーダーが多かった印象がある。クワッド沿いは適度な緩斜面で、初中級の練習に適していたように思う。客層からすると、スノボが多い高井富士と一体化するのがいいと思っていたのだが。
(左)雪に埋もれた第1クワッド乗場。(右)第2ペアも搬器を外され雪の埋もれている。
あらためて2月下旬、やまびこの丘を訪れてみる。クワッド・ペア両リフト乗場直下にあるホテルは、近隣のゲレンデへの送迎によって営業を続けているようす。ちょうど夕刻の時間帯だったので、木島平や高井富士からの送迎バスが到着していた。ホテル入口に並んでいるのは、スノーボードばかりであった。
ゲレンデは圧雪されず新雪の状態のまま。2本のリフトは搬器をはずされた状態。乗場の小屋も雪に埋もれている。施設面からは当然ながら、来シーズン以降の復活も可能だと思われる。木島平・高井富士両ゲレンデの間で、どうやって魅力を出すのか難しい立ち位置のゲレンデだとは思うけれど。(現地訪問:2018年2月)
(左)営業していた頃の様子(2014年1月)。第1クワッド上部から見おろす。