2018年10月12日

御岳ロープウェイスキー場(その2)(木曽町)

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(左)御岳ロープウェイから下部の斜面を見おろす。

2014年9月27日の御嶽山噴火では登山者ら58人が死亡し、日本における戦後最悪の火山災害となった。しばらく御嶽山登山はできないと思っていたが、9月26日から10月8日までの間、黒沢口登山口の九合目二ノ池上分岐から山頂までの立ち入りが解除された。この機会に登っておきたいと考え、御岳ロープウェイに向かった。

当初の目的は御嶽山登山であるが、御岳ロープウェイ乗車の機会でもある。御岳ロープウェイスキー場の痕跡も見定めてこようと考えた(御嶽山登山の記録は→こちらへ)。2011シーズンから冬期の営業を休止した同スキー場。その後も夏山登山等の利用がある4〜11月には、ロープウェイの運行を続けていた。そこに発生したのが2014年の噴火であったが、翌年6月6日に運行を再開し、グリーンシーズンの営業を続けている。

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(左)センターハウス。広い駐車場が前に広がっている。(右)センターハウスからロープウェイ乗場を見る。

ロープウェイを名乗るものの、6人乗りのいわゆるゴンドラである。チケット売場と売店などの入った建物には「CENTER HOUSE」とあり、登山の注意掲示がいくつも見られる。いったん建物外に出て乗場に向かう。見上げる斜面には花壇が整備されている。かつてのゲレンデ左手にゴンドラが、右手にはチェアを外された第1ペアリフトの乗場がある。支柱などもそのままで、遠目には少し整備すれば再開可能とも見えた。

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(左)花壇の向こうに第1ペア乗場が見える。(右)第1ペア・第2ペアの乗継地点。

8時30分の運転開始時刻には、雨模様の天気にもかかわらず30人ほどの行列ができていた。しばらくゴンドラに揺られると、進行右側眼下に第1ペアと第2ペアの乗継地点が見える。樹林に阻まれて見えにくいが、チェアを外されてはいるもののリフト施設はそのまま残されているのがわかる。さらに進むと、これも右下の広々とした斜面に第2ペアと第3ペアの乗継地点が見えた。こちらもリフト施設がそのまま残されている。

周囲の斜面は笹に覆われているが、スキー場のコースであったことははっきりとわかる。快適な滑降を想像させる斜面である。ゴンドラ飯森高原駅に到着すると、山頂に向かって右側に第3リフトの終点がある。こちらもリフト施設はそのまま残されている。下を見るとやや落ち込んだ急斜面のように見える。かなり規模の大きなゲレンデだったことに、あらためて気づかされる。

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(左)第2ペア・第3ペアの乗継地点。(右)左に第3ペア終点。右はゴンドラ駅。

夏期にゴンドラは運行されているし、リフトの維持状況を見ると、スキー場として再開することは物理的には不可能ではないように思えた。ただ、冬期営業休止を続けているのは、スキー場として集客をはかるのは難しいということだろう。晴れていればゲレンデから御嶽山の雄姿が見えたはずだが、今日は深い霧雨に覆われて、はかばかしい展望は得られなかった。(現地訪問:2018年10月)

こちらもご覧ください → 御岳ロープウェイスキー場(その1)
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