(左)ゲート前からやや荒れたホテルの建物を見る。(右)リフト下から見上げる。右に無料休憩所・左にホテルが見える。
2019シーズンからルーデンス湯沢が営業を休止している。ホームページ上では以下の通り告げられている。「今シーズンの冬季営業は、全館メンテナンスため、ホテル・スキー場ともに、休業させていただきます。(中略)再開の際には、ホームページでご報告させていただきます。今後とも、ルーデンスヴィレッジをよろしくお願い致します」
東京方面から関越トンネルを抜け、しばらく走ると左手に見えてくるのがこのスキー場。湯沢周辺のスキー場を一気に見渡し、雪国に来た気分が盛り上がる瞬間だった。いつも気になっていたけれど滑る機会がなかった。いつ滑れなくなるかもしれないと、2015年2月に滑りに出かけた。ホテル・ルーデンスに付随するスキー場。かつてはリフトが並列に3本あったが、そのときはホテルに近いペア1本だけとなっていた。
(左)ペアリフト乗場。(右)ゲレンデ全体を見上げる。往時には右にもう2本リフトがあった。
ゲレンデ下のスペースに車をとめてリフト券を買おうとしたが、どこで売っているのかわからない。尋ねるとホテルのフロントとのことだったが、そこには料金表もなかった。ホテル宿泊者以外ではほとんど滑る人はいないようすだった。ペアリフトに沿う部分だけが圧雪されていたが、万全の整備とはいいがたかった。トップシーズンの休日だったけれど、滑っているのは20~30人程度で少々寂しかった。

(左)ゲレンデ中腹から見おろす。
「オールスキー場ガイド2000(立風書房)」には「ルーデンス昭和」の名前で、以下のように紹介されている。「ルーデンスホテルをベースに、リフト3基で効率よくバリエーションをそろえる。関越道を挟んで中里スキー場は正面。ナイター、スクール、レンタルあり」
グリーンシーズンにあらためてルーデンスに立ち寄る。「再開の際には~」と告げられているので、リフト施設はチェアを外されたまま撤去はされていない。しかし、ホテルの建物は少々荒れた感じでメンテナンス作業が着々と進んでいるようにも見えない。再開の時が来るのかもわからない。平地を挟んだ反対側には湯沢中里のゲレンデが見え、いくつものゲレンデが湯沢の小盆地を囲んでいるようすを見渡すことができた。(現地訪問:2019年5月)
営業していたときのようす。(2015年2月)
公式サイトにある5番のコースはたぶん真ん中のリフトのところまででしょうか。
そしてこの真ん中の第2リフトの椅子だけが木製の物凄く座りにくい古い椅子でこんなのが現代(97年時点)にまだ存在しているのかと凄く驚いたのを覚えています。
ポール専用バーンでリゾートのお客さんは一切なく練習しやすかった記憶があります。
ポール貸切バーンに近い為、そのスクールが移動するとともに寂れてしまったのかもしれません。
ホテルも宿泊しましたが、その時から既に老朽化されてました。
大学3年の21歳の頃、三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクール ルーデンス昭和校にアシスタントインストラクターとしてお世話になっていました。当時はリゾートマンションはなくて、コロニーと呼ばれるコテージというかバンガローというかそのような小屋が4棟くらい点在していて、そこが私達の宿舎でした。スクールの本拠はレストラン ドルフィンでした。ホテルには毎日スキースクールの受付に行き、お風呂を借ることもありました。向かいの中里はいつも混んでいるのに、こっちはガラガラだったなあ。