(左)休暇村第一ペア乗場から。(右)休暇村付近から。
休暇村・乗鞍高原のホームページで、2022シーズンの営業休止が告げられたのは、前回レポートした通り。松本方面へ出かける機会があり、少し足を延ばして乗鞍まで出かけてみた。休暇村ゲレンデの記憶がいまひとつ曖昧だったので、それを確かめる意味もあった。当然ながら、リフトなど各施設はまだそのままの状態である。
乗鞍高原に入り、畳平へのシャトルバス乗場と湯けむり館を過ぎれば、乗鞍スキー場のゲレンデ最下部。山麓駐車場の前を左折して上がっていくとやまぼうし駐車場へ。最近はこちらの方がメインの入口という感じがする。さらに進むと左手に駐車場、右手に休暇村第一ペアの乗場。ここが休暇村ゲレンデの最下部にあたる。リフト乗場の他にパトロールとレストランの建物がある。
(左)第一ペア最上部。(右)反対側を見ると第二ペアリフト。
そのすぐ先が休暇村の建物と駐車場。右手は第一ペア沿いの斜面である。目の前の斜面はここから見ると少々急に見えるが、大したことはなかったはず。休暇村宿泊の場合はここから少し下って、先程の第一ペアに乗ることになる。さらに車で上り右手の脇道に入れば、第一ペアの終点と、反対側の眼下に第二ペアの乗場が見える。第二ペアの全体を見上げ、その向こうには乗鞍岳がそびえている。
一般車が入れるのはその先の三本滝レストハウスまで。周辺には観光客らしき人々も見られる。その手前には第二ペアの終点がある。三本滝レストハウスの前に立つと、ここが休暇村・かもしか・夢の平といったゲレンデの分節点であることがわかる。ペアリフト2本を乗り継がないと、メインゲレンデ側に滑り込むことはできず、その点が少々面倒だった。
(左)第二ペアリフト最上部(三本滝手前)。(右)ゲレンデ内にあったマップ。
雲が多い天気で乗鞍はしっかりその山頂を見せてくれないけれど、周囲の景観は素晴らしい。かもしかゲレンデ下部にはニッコウキスゲが咲き、それを楽しむ人の姿も見られた。休暇村ゲレンデは乗鞍全体からはサブゲレンデ的な位置づけだったと思うけれど、それなりの規模だったことが確認できた。このようなかたちでスキー場の規模が縮小していくのを見るのはつらい。(現地訪問:2020年7月)