2022年03月09日

ファミリースノーパークばんだい×2(福島県猪苗代町)

まだ、「磐梯国際」を名乗っていた1998年2月に一度だけ、滑りに行ったことがある。福島県内のスキー場踏破のひとつとしてであった。その時の記憶は不鮮明ながら、特徴の少ない緩中斜面中心のゲレンデで強い印象が残っていない。当時から既に少々さびれた雰囲気だったと思う。

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(左)「ばんだい×2」の案内板。(右)ホテル下の駐車場。

その「ばんだい×2」が今シーズンは営業を休止。ホームページでは「2021-2022 新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、今シーズンのスキー場営業は休止いたします」と告げられている。

「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」では「磐梯国際」として以下のように紹介されている。「磐梯国際観光ホテルをベースにしたリゾートスキー場。磐越道猪苗代磐梯高原ICから10分ほどで、アクセスの便は抜群。整備がいきとどき、ファミリーや初心者向き」。リフトは最盛期にはペア4基、シングル1基。現在はペア2基のみとなっている。

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(左)ホテル脇から一段上のゲレンデへ。(右)リフト乗場。

2002年に運営会社が倒産して、一時的に休止。その間、周辺には大規模ゲレンデが続々とオーブンした。その後、2008年に新たな運営会社があらわれ、「ばんだい×2」としてホテルともども再開。最上部のリフトは廃止され、ペア2本の直列となった。再開後はさらに子ども連れ・ファミリー層を明確なターゲットとし、ファミリー向けの割引などを設定していた。

ひさしぶりに会津を訪れ、「ばんだい×2」を訪問してみた。幹線道路からの分岐には「ばんだい×2」の案内板があり、ホテル下の駐車場まで除雪されていて車で入ることができた。しかし、そこから一段上のゲレンデ下までは深い雪の中、ツボ足で進むしかなかった。

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(左)ゲレンデ下から斜面全体を見上げる。(右)ゲレンデ下にセンターハウス・パトロールなどの建物。

ゲレンデ下からはなだらかで何となくとりとめのない斜面全体を見上げることができた。今シーズンは雪が多かったはずだが、ゲレンデ下から見上げると整備されていない斜面にはところどころブッシュが出ている。周囲に人の姿は見られない。正面に磐梯山方面の雪景色を見ることができた。

それにしても、磐梯山周辺エリアにはある時期(猫魔ができた頃)から、スキー場があまりに多く造られ過ぎたと思う。その前は、他に猪苗代・裏磐梯くらいしかなかったのではないだろうか。「コロナのため」と理由は告げられているが、過去の経緯もあり、他の周辺のスキー場は営業しているので、今後について不安を感じてしまう。(現地訪問:2022年3月)

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(左)上部の第2ペアを見上げる。

<追記 2022年12月>
ホームページ上では、2023シーズンも休止することが告げられている。「2022-2023 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、今シーズンのスキー場営業は休止します。」もう、復活は厳しいか……。
posted by 急行野沢 at 13:09| Comment(0) | 福島県 営業休止のスキー場 | 更新情報をチェックする
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