(左)緑の村案内板。右上あたりに「リフト」の文字。(右)休業中の御前荘。
白山市の中心部から手取川沿いに遡った山奥の白峰にあり、以前本ブログで取り上げた白山白峰温泉スキー場とは至近距離。しかし、あらためこのスキー場のために出かけるには遠すぎる。と思っていたら白山に登山する機会があり、その帰路に立ち寄ることができた。
国道157号の白峰信号から県道33号に分岐。しばらく進むと、右手に「御前荘」「天望の湯」の入口を示す看板がある。いったんそれを通り過ぎた道の右側に「白峰村緑の村案内板」があった。よく見るとその地図の中に「リフト」の文字を発見。御前荘の奥あたりの斜面がスキー場だったことがわかった。
先程の分岐に戻り、一段上の各施設へと上って行く。しかし天望の湯の入口には「営業を終了させていただきました」という掲示があり、その上の御前荘も使われている様子がない。調べてみると御前荘、展望の湯、緑の村キャンプ場とも2019年4月より休業となってしまったようだ。かつてはこの地域を担う集客の中心地だったのではなかろうか。
(左)放置されていた圧雪車。(右)ゲレンデと思われる斜面を見上げる。前方左にナイター照明が見える。
御前荘の上部(南側)の斜面がどうやらゲレンデだったらしい。脇の空地には「白峰高原上原スキー場」という文字のある壊れかけた圧雪車が放置されていた。斜面にはナイター照明もそびえていた。リフトが正確にどこにあったか、痕跡はよくわからなかった。各施設とも休業になっていて寂しい限り。この小さなゲレンデが賑わっていた時代を想像するのは、いまではなかなか難しかった。