(左)第1ペアがあった斜面を見上げる。(右)ゲレンデ下の温泉旅館。
ひさしぶりに万座を訪れる機会があった。といっても温泉宿に滞在するなどという贅沢なことではなく、山行の途中に通過しただけ。ただ、ふと思い出し、大回りして朝日山ゲレンデの下を通ってみた。リフトはすでにすっかり撤去され、ゲレンデも少しずつ自然に戻ろうとしているようだった。
本ブログで朝日山ゲレンデの営業休止を取り上げたのは11年前。そのときは休止直後だったため、まだリフトが撤去されていなかった。時間の流れを感じる。見上げる斜面はまだゲレンデの痕跡を残しているが、それがわからなくなるのも時間の問題だろう。35年ほど前に宿泊したことがあるゲレンデ下の温泉旅館も、休業したのか建物は崩れはじめていた。
(左)ゲレンデ右側にあった第2ペア乗場付近から見上げる。(右)熊四郎洞窟。
今回、万座周辺の遊歩道を歩いていたところ、その途中で熊四郎洞窟というものに出くわした。熊四郎という名の狩人に由来するらしい。朝日山ゲレンデが健在だったころは、「熊四郎コース」という万座山ゲレンデとを結ぶ連絡コースがあったが、この名前から名付けたのだろう。
この連絡コースは幅が狭くビギナーはシャトルバスを利用するように呼びかけられていた。もう少ししっかりした連絡コースがあって、プリンスゲレンデ・万座山ゲレンデと容易に行き来できれば、朝日山ゲレンデの寿命ももう少し延びたのかもしれない。他のゲレンデよりも朝日山の方が滑りごたえはあったと記憶している。(現地訪問:2023年5月)
こちらもご覧ください → 「万座温泉スキー場・朝日山ゲレンデ(2012年1月27日)」
数年前に訪れたスキー場ですら記憶曖昧です(笑)