(左)案内板。(右)遠景のゲレンデ。左・ロマンスの神様、右・The きじま。
いままでの木島平スキー場が「スノーリゾート ロマンスの神様」と名前をかえた。ずいぶん思い切った名称変更だなぁと思ったが、美容クリニックの関連会社となり「日本一女性と子供に優しいスキー場を目指して」というキャッチフレーズを掲げている。先月滑りに行ったときには、ゲレンデ脇にDJブースが設置されておしゃれな雰囲気は感じたが、ゲレンデそのものには大きな変化があるはずもなかった。
そのとき気になったのが、かつては来場者のかなりの割合を占めていたポール派のスキーヤーたちはどこへ行ってしまったかということ。おしゃれなスキー場へと舵を切ったことで、ストイックに練習に励む少年たちの姿は少なくなっていた。ところが、隣接する(かつての)牧の入高原スノーパークがその練習場所としての受け皿になっているのではないかと思う。
旧牧の入高原スノーパークは2010シーズンにいったん営業休止。その後、再開したり休業したり。いつ行っても人が少ないことには変わりなかった。
この間のようすはこちら → 「[再開]北信州牧の入スノーパーク」参照
(左)スキー場直前の案内板。(右)第3ペア下。
その後どうなったのかと思っていたら、今シーズンから「The きじまスノーパーク」と名前をかえ、1日100人までの入場制限により「必ず空いているスキー場」をウリにしている(ただし、ポール練習をするアルペンスキーチームは人数から除外)。バーンやポールのレンタルも行われ、大会も多く予定されている。リフトは3本稼働。リフト料金も比較的格安。
なぜ「きじま」という名前にしたのか。「牧の入」ではどこにあるかわからない、ということなのかもしれないが、隣接する旧木島平(現・ロマンスま神様)と紛らわしい。「ロマンスの神様」のHPには「当スキー場は入場制限しておりません」と掲示されているから、両者を混同する人もいるのだろう。名前はともかく、役割分担がうまくなされればいいと思う。
(左)第1クワッド・第2ペア。(右)ゲレンデ下の建物群。ほぼ営業してない。
平日の夕刻、現地を訪れてみる。最初、左側の第3ペア下に行ってみる。リフトは稼働しているが、来場者の姿は見当たらない。第1クワッド方面へは除雪されていないので、少し下から上りなおす。第1クワッド周辺には、10人ほどが練習に励んでいた。ゲレンデ下のセンターハウス(食事処サンライズ・高社山ロッヂ)は営業していたが、周辺の他の建物はひっそり。午後4時近くになり、滑っていた少年たち人が第5駐車場へと戻って行くところだった。(現地訪問:2025年1月)