2010年07月09日

白山中宮温泉スキー場(石川県白山市)

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(左)ファミリーペアリフトの下からゲレンデ全体を見上げる。(右)レストハウス前にある案内図。

金沢市街から国道157号を走り、白山の山麓に向かう。以前は石川郡の吉野谷村・尾口村・白峰村などがこの国道に沿っていたが、現在は白山市に合併となっている。道筋に「白山麓スキー場群」とひとまとめにしたような案内表記があるのは、それほど多くのスキー場が林立しているということか、あるいは最近はスキー場の改廃が激しいということか。尾添川の深い谷に沿う国道360号に入れば、スノーシェッドが連続する。国道360号から新中宮温泉に左折する荒谷の分岐には「中宮温泉スキー場」の表記があるが、その上に「CLOSED」と貼られている。道標に従って進めば、広い駐車場に導かれる。駐車場の向こうには、新中宮温泉センターの建物も見える。温泉も隣接し金沢市街からも適度な距離だったと思うが、現在のスキー人口に対してはこの近辺にはスキー場が多すぎたということなのだろうか。

「オールスキー場ガイド2000(立風書房)」には、「山頂からは雄大な白山の全貌が眺められる。ゲレンデも整備の行き届いたコンディションを誇るスキー場。祝前日と土曜日に行われるオールナイト営業がファンをひきつける要因のひとつ。スノーボード全日滑走可能なのもボーダーに人気がある。ファミリーには託児所『キンダーランド』がある」と紹介されている。最大斜度37度(ダイナミックコース)、最長滑走距離3,000m。8基のリフトを備えた大規模といっていいスキー場だった。

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(左)ゲレンデ中腹から最下部を見下ろす。(右)第3ペアリフト乗場から上部を見上げる。

広い駐車場の奥に何軒ものロッジ・レストランなどの建物があるが、それほど荒れ果てた感じはしない。ゲレンデを見上げれば右手には何軒かの食堂や民家が建っている。念のためにゲレンデ傍にいた小父さんに声を掛ければ、「何年か前にスキー場は営業をやめた」という返事がかえってきた。リフトは椅子をはずされた状態でそのまま残っている。圧雪車も車庫に置かれたまま。目の前に見上げるのが、斜度37度のダイナミックコースなのだろう。右手最下部のリフト沿いのファミリーコースやその上のロマンスコースは初級コースのようだが、全体には中上級が楽しいゲレンデ構成に思える。林道をたどってゲレンデ上部(第3リフト乗場付近)から見おろせば、草木が生い茂りはじめてはいるが、かなりの高度が感じられる本格的なコースに見える。遠く白山が霞んで見えた。

経営が困難となり2008シーズンより休業している。最後の頃はスノーボーダーが多いゲレンデで、食堂やリフト券(1日券2,500円)が安いことも評判だったらしい。1985シーズンに開設。バブル期におおいに人気を集めたであろうことは、オールナイト営業をしていたということからもわかる。しかしそんな繁栄ぶりは、いまではとても信じられない。施設は多少手を加えれば再稼動が可能と思えるが、その可能性はきわめて低いのだろう。斜面には一部重機が入って作業をしていた。(現地訪問:2010年6月)
posted by 急行野沢 at 01:00
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