2010年07月30日

白河高原スキー場(赤面山スキー場/福島県西郷村)

shirakawaDSC_0121.JPG shirakawaDSC_0136.JPG
(左)傾いた案内板と広い駐車場・センターハウス、その向こうにゲレンデ。(右)センターハウス前のゲレンデ最下部。左にはパラで架かっていた第2ペア乗場。

1993年の正月休みに一度だけ滑りに来たことがある。当時はまだ「赤面山スキー場」を名乗っていた。そのときは雪が少なく、スノーマシンを使ってはいたのだろうがゲレンデに小石が転がっていたりして、あまり良いコンディションではなかった。しかし、もともと積雪はそれほど多くなく、このようなゲレンデ状態のことが多かったようだ。正月休みだったからか、それなりに人は来ていたと思う。東北道・白河ICからR289を西に向かい、那須甲子道路を使うのが一般的アプローチ。東京からの距離はさほど遠くはなかったと思うが。

1972年に開設、2000シーズンを最後に営業を休止した。最後の時期は隣接する場所にマウントジーンズも開業して、差別化がなかなか難しかったのではないかと推測される。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」には「那須連峰のひとつ赤面山山麓に位置する旧赤面山スキー場。フード付クワッドリフトや500名収容できるスキーセンターハウスもある。最新のオートゲートシステム導入でますます便利になった。首都圏から車で3時間ほどで日帰りスキーヤーに人気があるファミリー向きのスキー場」と案内されている。

最大斜度30度、最長滑走距離2,000m。クワッド1基のほかペア4基を備えていた。最盛期にはメインゲレンデ(第4ゲレンデ)を中心として、毎晩ナイター営業が行われていた。ゲレンデ構成は比較的単純で、センターハウス正面に左右2本のメインゲレンデがあり、その上にやや左上に向かってもう1つゲレンデがあるという程度。どちらかというと初中級者が楽しめるゲレンデだったと思うが、リフトや各種施設の規模に比べ、ゲレンデのバリエーションが乏しいという印象はぬぐえなかった。「日本のスキー場・東日本編 skier '91(山と渓谷社)」には「筑波山・安達太良山などゲレンデ最上部からの眺望も抜群で晴れた日は快適スキーが楽しめる」との記載があるが、当日はあいにくその景観に接する幸運には恵まれなかった。

shirakawaDSC_0135.JPG shirakawaDSC_0004.JPG
(左)左にオートゲートとクワッド乗場、右にペアパラリフト。その間に第4ゲレンデ。(右)「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」ほかを参考に作図。

那須方面から、いまは有料道路ではない那須甲子道路を甲子方面に向かう。マウントジーンズを傍らに見てさらに進めば、左手に白河高原のスキー場跡があらわれる。広い駐車場を道路に面してもち、その奥に廃屋となって崩れかけているセンターハウス。その向こうにゲレンデが広がっている。リフトもそのまま残っている。クワッド乗場にはオートゲートシステムが所在なげに立ち尽くしているし、パラで掛かるペアリフトの一方には椅子が付いたままになっている。見上げるゲレンデは背の高い草が覆い始めているが、その痕跡を消し去るのには長い年月がかかりそうだった。周囲を見回してもみても、今日も展望は雲の中に隠されたままだった。(現地訪問:2010年7月)
posted by 急行野沢 at 01:00
"白河高原スキー場(赤面山スキー場/福島県西郷村)"へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。