2011年01月01日

御岳ロープウェイスキー場(その1)(木曽町)

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(左)「営業休止」の文字が貼られた案内板。(右)広い駐車場と立派なセンターハウス。

今シーズンから営業休止となるスキー場の中で、もっとも大きな話題になったのは、この御岳ロープウェイスキー場ではないだろうか。

松本あたりでは晴天だったが、木曽谷に入ると小雪が舞ってきた。国道19号から旧三岳村へ向かう道沿いにある「御岳ローブウェイ」の看板には「営業休止」の掲示がされている。12月中旬のこの時期、とっくに営業を開始している「おんたけ2240」からの帰り車と時々すれ違う。立地条件としては「おんたけ2240」とあまりかわらなかったと思うのだが。ゲレンデまでは2車線道路が続きアクセスには問題なかったと思うのだが、凍結路の運転は厳しかったのかもしれない。

広い駐車場と立派なセンターハウス、ゴンドラとペアリフト3基を備え、まさにバブル末期に登場したスキー場のスタイル。夏期の営業は続けるので、当然ながらセンターハウスやゴンドラはそのまま。リフトは椅子をはずしたままの状態だ。見上げるゲレンデはうっすら雪を被り例年ならシーズンインに向け準備真っ最中のはずだが、いまはひっそりとしている。正面に見えるはずの御岳山は雪雲に隠れていた。

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(左)第1ペアの下からゲレンデを見上げる。

2010年4月の新聞報道によれば「木曽町がスキー客の落ち込みが激しい御岳ロープウェイスキー場の冬場の営業を、来季は見合わせることを明らかにした」とのこと。冬場は閉鎖するものの、御岳山信仰や夏山登山の利用がある4月~11月のグリーンシーズンにはロープウエーを運行するとしている。2012シーズンについては未定とのことだが、「スキー客の需要が伸びる見込みはなく、冬のスキー場営業からは撤退することになりそうだ」とも書かれていた。 4町村が合併して成立した木曽町には「きそふくしま」「開田高原マイア」も所在するが、町内のスキー場の経営統合なども検討されているようだ。

1989年開設というから、まだ20年ほどの歴史しかなかったスキー場。思い出すのは2003年10月に発生した事故。ワイヤをつかみきれず滑走したゴンドラが急停止し、反動で老夫婦が振り落とされて転落死した。この事故も暗い影を落としていたのかもしれない。2003シーズンの資料によれば「昨シーズン入込み数約10万人。スキーヤー30%、スノーボーダー70%」とあるが、その後来場者は減少したのだろう。

残念ながら木曽方面に出かける機会にはなかなか恵まれず、私は滑ったことがなかったけれど、スキー場としてはさまざまな魅力があったようだ。素晴らしい雪質とロングシーズンが売り物だった。御岳を望む景観も素晴らしく、周辺には鹿の瀬温泉や木曽温泉など帰りの立ち寄り湯も豊富。「オールスキー場完全ガイド2000(立風書房)」によれば、「観光名所、木曽の御岳山に展開するスキー場。全長2400mの6人乗りゴンドラでスキーヤーを8分で頂上に送り届ける。ロープウェイに平行して3基のペアリフトが上下につながり、7コースを揃えるタテ長のゲレンデ配置。シーズンインが早いことやゴールデンウィークまで春スキーが楽しめるなど、期間が長いことがウリ」と紹介されている。(現地訪問:2010年12月)

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(左)ゲレンデ最下部。第1ペア下から左にセンターハウス、正面奥はゴンドラ乗場。(右)御岳山登山の案内板は健在。

こちらもご覧ください → 御岳ロープウェイスキー場(その2)
posted by 急行野沢 at 01:00
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