2011年11月08日

寒水スキー場(岐阜県郡上市)

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(左)県道からの分岐点。(右)一段下の駐車スペースからゲレンデに向かう。

秋の山はいい。空気がぴんと張りつめたようで、色づく木の葉もそれに呼応するかのように季節の緊張感を思い起こさせる。国道脇に積もり始めた落葉が、ひんやりとした風に舞い上がり、季節が確実に冬に向かっていることを教えてくれる。郡上八幡から高山へぬける国道472号。「せせらぎ街道」という愛称がつけられ、休日には飛騨方面に向かうツーリングのバイクも多く見られる。中京地域の方にとっては、「めいほう」への通い道ということになるのだろうか。

郡上八幡の町から10数キロも遡った「道の駅・明宝」。その手前にある県道82号の分岐には「寒水口」のバス停もある。県道82号に入って進めば、途中、大きなヘアピンカーブがあって寒水(かのみず)集落の中心部へと入っていく。寒水川に沿ったわずかな平地に開かれた集落は、いまや陳腐となった表現を使えば「日本の原風景」ということになろうか。寒水にある白山神社で9月に行われる掛踊は300年間踊り継がれていて、岐阜県重要無形民俗文化財と国の選択無形民俗文化財に指定されている。

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(左)ゲレンデ下部から見上げる。(右)ゲレンデ中腹から見おろす。

村内の数箇所で昔のスキー場について訪ねたが、農作業をしながら誰もがその所在地を丁寧に教えてくれた。「大和(やまと)へ向かう道に入って2~3軒目の家の裏山のような場所」というのが、多くの人の教え方。県道沿いに「大和町古道へ」と書かれた標識を見て西に向かう道に入れば、2軒目の家と3軒目の家の間に山側へ続く未舗装路。それを上れば、寒水スキー場の跡地に出る。ゲレンデ下に立てば全体が見渡せるほどの規模で、全体に均一な緩斜面に見える。ロープトウが1基あったという記録を見たことがある。ゲレンデの一段下、左側にはトタン張りの建物があり、中にはテーブルやスキー板・ブーツなどが散乱していた。食堂やレンタルスキーの建物だったのだろう。いまは廃屋同然である。

ネット上の案内には「寒水スキー場は、毎年12月中旬から3月下旬まで開設されます。ゲレンデは1つ、コ-スは2つ有ります。交通は新岐阜からバス八幡本町(乗換え)で寒水口下車、村営バス桜尾下車が便利です」と記載されていた。岐阜方面からは手軽に来られるロケーションだったとは思うが、規模から考えるとスキーを始めた小学生などが練習するのにちょうど良いくらいのゲレンデだったのではないだろうか。(現地訪問:2011年10月)

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(左)ゲレンデ下部にある食堂やレンタルスキーの建物。
posted by 急行野沢 at 01:00
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