2023年06月28日

黒川温泉スキー場(石川県能登町)

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(左)県道から曲がる地点の案内板。(右)ゲレンデ入口。

能登半島のかなり先の方にあるこのスキー場のことは知ってはいたけれど、なかなか遠くて足を運ぶのを躊躇していた。今回、富山に出かけなければならない用があり、そのついでに能登半島まで足をのばした。のと里山海道や能越自動車道が整備されているとはいえ、富山からもかなりの距離があった。能登空港の入口を通過し、県道26号(珠洲穴水線)を進む。

町野川に沿う道が大きく左にカーブする箇所に「セミナーハウス山びこ 100m→」の案内板がある。以前はスキー場への案内看板も掲げられていたようだ。ここで右折すれば温泉のあるセミナーハウスの前を通る。「黒川温泉」という名から想像していたような温泉地の雰囲気はまったく感じられない。田園風景の中に民家が点在しているだけである。

この先あたりにスキー場があったはずだが、どこかよくわからない。道端で草刈りをしていた小父さんに声をかけてみると、親切にスキー場のあった場所まで案内してくれるとのこと。どこかのTV番組で見たような感じだが、小父さんの軽トラの後を追って山際の道を進む。

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(左)右手の平坦地にロッジがあったという。(右)斜面の上部。

セミナーハウスから2.1kmほど南に行った地点に左斜面に上がる舗装された坂道があり、その上部がスキー場の跡地であった。ただ、いまは一面の草に覆われ、スキー場らしい斜面が感じられる程度である。斜面右手の平坦地に以前はロッジがあったと小父さんは教えてくれた。ロープトウがあったということだが、その痕跡もわからない。「昔は旧・柳田村の小学校のスキー授業なども行われていた」という。

廃止された年月もわからないが、15年程前だろうか。その後一時期は、マウンテンバイクのフィールドになっていたようだ。最上部まで歩いてみても、その滑走距離は300mほどだろうか。最上部には、反対側から舗装林道が達していた。振り返ると、前方には青々とした小丘陵が連なっている。いまとなっては、かつてスキーとして賑わっていた様子を想像するのは難しかった。(現地訪問:2023年6月)

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(左)斜面中間部から下部を望む。
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2023年05月31日

万座温泉スキー場・朝日山ゲレンデ[その2](群馬県嬬恋村)

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(左)第1ペアがあった斜面を見上げる。(右)ゲレンデ下の温泉旅館。

ひさしぶりに万座を訪れる機会があった。といっても温泉宿に滞在するなどという贅沢なことではなく、山行の途中に通過しただけ。ただ、ふと思い出し、大回りして朝日山ゲレンデの下を通ってみた。リフトはすでにすっかり撤去され、ゲレンデも少しずつ自然に戻ろうとしているようだった。

本ブログで朝日山ゲレンデの営業休止を取り上げたのは11年前。そのときは休止直後だったため、まだリフトが撤去されていなかった。時間の流れを感じる。見上げる斜面はまだゲレンデの痕跡を残しているが、それがわからなくなるのも時間の問題だろう。35年ほど前に宿泊したことがあるゲレンデ下の温泉旅館も、休業したのか建物は崩れはじめていた。

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(左)ゲレンデ右側にあった第2ペア乗場付近から見上げる。(右)熊四郎洞窟。

今回、万座周辺の遊歩道を歩いていたところ、その途中で熊四郎洞窟というものに出くわした。熊四郎という名の狩人に由来するらしい。朝日山ゲレンデが健在だったころは、「熊四郎コース」という万座山ゲレンデとを結ぶ連絡コースがあったが、この名前から名付けたのだろう。

この連絡コースは幅が狭くビギナーはシャトルバスを利用するように呼びかけられていた。もう少ししっかりした連絡コースがあって、プリンスゲレンデ・万座山ゲレンデと容易に行き来できれば、朝日山ゲレンデの寿命ももう少し延びたのかもしれない。他のゲレンデよりも朝日山の方が滑りごたえはあったと記憶している。(現地訪問:2023年5月)

こちらもご覧ください → 「万座温泉スキー場・朝日山ゲレンデ(2012年1月27日)」

2023年04月15日

正ヶ洞スキー場[その2] (岐阜県郡上市)

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正ヶ洞スキー場の写真。(左)昭和40(1965)年(高鷲振興事務所)。(右)2013年訪問時の写真。

本ブログがいつもお世話になっている西濃にお住いのKさん。そのKさんの同級生だったというHさんから、岐阜方面のスキー場の古い写真などをお送りいただいた。その中で正ヶ洞スキー場の昔の写真(左上)を紹介したいと思う。右上は以前(2013年)に本ブログで現地を訪問した際に撮った写真。鉄塔の位置がほぼ同じと思われる。

この方面も高平・平家平・油坂・数河・飛騨ハイランド・新穂高ロープウェイ・原山・ロッセなど多くのスキー場が閉鎖されている。鬼谷スキー場についても同氏からいろいろな資料をお寄せいただいたので、もう少し調査したうえで掲載する機会を考えたいと思う。

2023年02月28日

飛騨舟山スノーリゾート アルコピア (岐阜県高山市)

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(左)アクセス道にある看板。(右)第1ゲレンデ下から見上げる。

岐阜県高山市内には現在、3箇所のスキー場がある。飛騨高山スキー場・モンデウス飛騨位山・飛騨舟山アルコピア。このうち、モンデウスとアルコピアのいずれかを廃止するという高山市の方向性が示されたのが2020年3月のこと。「スキー人口の減少や近年の雪不足による営業日の短縮で、厳しい経営が続いたため」と報じられた(岐阜新聞)。

両スキー場とも過去に1回しか滑ったことがなかったけれど、個人的にはアルコピアの方が楽しかった記憶があった。上部のペアリフト沿いの斜面が気持ちよかった。しかし期待は裏切られ、2022年4月には「岐阜県高山市は市営スキー場のひだ舟山スノーリゾートアルコピアを来期限りで廃止する方針を明らかにした」と報じられた(岐阜新聞)。

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(左)時間がたつとピーチライナーにリフト待ちが。(右)第1ゲレンデ上部から見おろす。

「アルコピアの方が相対的にゲレンデなどが狭く、施設が古いため廃止とした」また「(モンデウスは)全てが市有地であることや、耐用年数が24年残るセンターハウス機能が中長期的に使用が可能である」ということである。

スキー場ガイドには以下のように紹介されていた。「飛騨地区のスキー場の中では中京地方からはもっとも近い。飛騨の中心にある久々野を舞台に広大なスロープが展開。『アルコピア』はイタリア語のアルク:箱舟とユートピア:理想郷からの造語。別名・飛騨の桃源郷と呼ばれ、自然休養村としての設備も万全だ(オールスキー場完全ガイド2000、立風書房)」最大斜度38度、最長滑走距離2,900m、最盛期にはリフト6本。

2022-23のラストシーズンにアルコピアに滑りにいかなければと思っていたが、安房峠を越えて飛騨まで出かけるのが億劫だった。しかし、本ブログでよくお世話になっている西濃にお住いのKさんから「早く行かないと雪がなくなっちゃいますよ あそこは…」といわれ、あわてて出かけた。

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(左)第1ゲレンデ上部から見たリーゼンコース。(右)ペアライナー乗場。

飛騨高山からはすぐ先だという記憶があったが、かなりの距離を南下せねばならず、モンデウスの方が位置的にも有利だったことを知らされる。アクセス道路の入口には派手な看板があり、ラストシーズンの平日1日券1,000円をアピールとしていた。訪れたのは休日だったけれど、リフト運転開始直後にもかかわらず、駐車場に多くの車があるのに驚いた。シニアの午前券(1,880円)で滑りはじめる。

朝のうちはまずまずの人出だったが、だんだん下部のピーチライナーはリフト待ちが出るほどの賑わいになった。緩斜面の第1ゲレンデは家族連れも多く、とても今シーズンが最後のスキー場とは思えない。それからはもっぱら上部のペアライナーを使って滑った。きょう稼働しているリフトはこの2本のみ。上部もチャンピオンコースは滑ることができず、もっぱらリーゼンコースで楽しんだ。

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(左)ペアライナー上部からジャイアントコース(本日滑走不可)を見おろす。

残念ながら雪質は良いとはいえない。固い人工雪がベースにあって、その上にやや重い新雪が数センチのっている感じ。足を取られたり、何本か滑っていると脚に疲れがくる雪質である。しかし、リーゼンコースはなかなか楽しく滑ることができた。今日の賑わいを見ると、これがラストシーズンとは思えなかった。(現地訪問:2023年2月)

【追記】2023年3月12日(日)が最終営業日とのことである。

【追記】地元の男性が運営会社を立ち上げ、一部施設の譲渡を受け、従来の1/3程度の広さのレジャー施設として再開。リフトは稼働しないがスキー、雪遊び、キャンプなどが楽しめる施設とのこと。(2023年12月16日 NHK NEWS WEB)

2023年01月31日

和田峠スキー場(その3)(長和町)

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(左)ビーナスライン和田峠付近から山腹を見上げる。(右)スキー学校の建物は以前のまま残っていた。

先日、中山道の旧和田峠経由で三峰山までのスノーシューハイクを楽しんだ。その行程の最初の部分では、和田峠スキー場の脇を登ることになる。その後のゲレンデ跡がどうなっているかを見る機会にもなると考えていた。和田峠スキー場は本ブログで過去2回掲載しているが、冬季の記録がないのも気になっていた。しかし、スキー学校の建物も以前のまま、廃墟となって残っていたし、大きな変化は見られなかった。

一方、斜面に植林されたカラマツが生長して、ちょっと見ただけではここにスキー場があったとは思えない状態になっていた。ゲレンデ脇についたBCスキーのトレースをたどって標高を上げると、左手にゲレンデ上部の斜面が見えてきた。リフト直下の場所だったと思われるこのあたりは植林もされていないので、かつてのゲレンデの雰囲気を残しているように感じられた。

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ゲレンデ上部の様子。

こちらもご覧ください → 「和田峠スキー場(その1)」
             「和田峠スキー場(その2)」

2022年12月19日

北竜温泉ファミリースキー場(その2) (飯山市)

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(左)第1ゲレンデ・アクセス道への案内板。(右)ペアリフト下から見上げる。

野沢温泉にほど近い北竜温泉ファミリースキー場(北竜湖)は、2016年に第2ゲレンデが、2018年に第1ゲレンデがそれぞれ営業休止となった。飯山方面にでかけたついでに、いまはどうなっているのか再訪してみた。飯山付近もまだ雪は少なく、路面にも雪は見られない。

野沢温泉に向かう県道から第1ゲレンデに右折する箇所には、まだ案内看板が残ったままだった。狭い舗装車道をセンターハウスの脇まで進んでみる。白いセンターハウスも営業時と同様のたたずまいそのまま。そういえば、当初はセンターハウス脇にロープトウが設置され、練習用コースがあったはずだが、いまは野沢菜の畑になっているあたりだろうか。

予想に反して、正面に見えるペアリフトはまだ撤去されておらず、搬器も脇に重ねられていた。まだ、何らかの機会に動かすことを想定しているのだろうか。リフト乗場に掲げられている料金表や注意文言が郷愁を誘う。リフト脇のゲレンデはなかなかの斜度を見せている。

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(左)センターハウス。(右)リフト乗場の掲示。

細い山間の道を車で進み、少し離れた第2ゲレンデに向かう。いいやま北竜温泉・文化北竜館の脇にあるスロープが第2ゲレンデ跡。こちらはずっと前にリフトは撤去されている。気持ちよい斜面が山麓まで下っている。正面には関田山脈と戸狩温泉スキー場が見える。その山並にもまだ雪はさほど多くはなかった。

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(左)文化北竜館の脇から第2ゲレンデを見おろす。(右)第2ゲレンデ下から見上げる。

スキー場ガイドには以下のように紹介されていた。「(北竜湖スキー場)千曲川のゆるやかな流れを眼下に見おろす標高600~400mに15haが2つのゲレンデと、上級者向き1、中上級者向き1、中級者向き2、中初級者向き1、初級者向き1の6本のコースとなって展開する。」

「スリバチ状で底部も広く、初心者コース、講習ゲレンデが滑走コースと分離された安全性は、ファミリー、講習会に最適。標高が低いので気象の激変もなく、野沢温泉スキー場が近くにあるせいか混雑もなく、気楽に気安く滑れる穴場。スキー場開設は昭和37年。」(SKI GUIDE'86、山と溪谷社) (現地訪問:2022年12月)

こちらもご覧ください → 「北竜温泉ファミリースキー場(2018年5月16日)」

2022年10月27日

エコーバレースキー場(その2) (長和町)

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(左)スキー場入口。(右)アンデルマットゲレンデ中腹から見下ろす。

エコーバレースキー場のホームページに2023シーズンも営業休止である旨、告知がなされている。これで2021シーズンから3シーズン連続での営業休止である。「弊社は2022-2023シーズンのエコーバレースキー場営業再開に向けて準備を進めて参りましたが、昨今の社会情勢の中、運営内容の見直しが困難と考え、この度エコーバレースキー場の営業を休止する運びとなりました」

「皆様の長年にわたるご支援ご芳情に心から感謝いたしますと共に、今シーズンも引き続き休業でご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」前半の文章を読むと、もう復活の目はないかのような雰囲気も感じられてしまう。

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(左)アンデルマット上部は急斜面。(右)第1・第2リフト乗継ぎ場所。

秋晴れの1日。エコーバレースキー場の様子はどうか見たいと思い出かけた。ゲレンデ最下部には「今シーズンは休止しております。スキー場内への立ち入りはお断り」という掲示。しかし、幸いなことにスキー場の周囲を回るように「姫木平ハイキングコース」が整備されている。この登山道を歩きながら、ゲレンデの様子を見てみたいと思う。

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(左)第2リフト沿いに上部を見る。(右)スキー場上部は4つにセパレート。

レストハウス「ピステ」の前にある広い駐車場に車をとめる。バブル期にはこのだだっ広い駐車場も満車になったのだろうか。片隅にはハイキングコースの案内地図。林道がアンデルマットのゲレンデとリフト2本を横切るようにつけられている。その先では、第1・第2リフトの乗り継ぎ場所が林道脇にみられる。リフトの搬器は外されているが、準備すれば今冬の営業もできそうに感じられる。

スキーとは関係ないと思うが、その先では唐松の伐採作業が進められていた。大笹峰まで登り、北の耳、南の耳へとスキー場上辺の縁を南へ歩いていく。前方左手にはスキー場最上部の様子が見える。樹林によって4本にセパレートされたゲレンデとその上に第4・第6リフトの降場が見える。改めてスキー場の規模が意外と大きいことを知らされる。

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(左)第4リフトの真上から見下ろす。(右)登山道左下がスキー場最上部。第4・第6リフトの降場が見える。

最上部まで行くのにはリフト3~4本を乗り継がねばならず、いまとなってはそれが面倒にも見える。どこかの時点で長い高速クワッドなどに架け替えるなどということは考えられなかったものか。スキー場上部からは蓼科山や八ヶ岳連峰の姿を展望することができた。

スキー場ガイドには以下のように紹介されていた。「日本では珍しい谷間のスキー場。北向きの急斜面のアンデルマット第1ゲレンデからなる下部ゲレンデと、幅の広い変化に富んだ上部ゲレンデで構成されている。晴天率は80%で、標高が高いため、サラサラのパウダースノーが魅力。(以下略)」(「オールスキー場完全ガイド2000」立風書房)

最大斜度35度、最長滑走距離2,500m。直近のリフト本数は、クワッド1、トリプル3、ペア3。かなりの規模であった。10年程前だろうか、上田市在住の知人が「仕事が終わってから、よくエコーバレーのナイターを滑りに行く」といっていたのを思い出した。

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(左)第4リフト降場。(右)入口脇のゲレンデマップ。

こちらもご覧ください→「2020年12月03日 エコーバレースキー場」

2022年09月01日

緑の村御前荘スキー場(石川県白山市)

このスキー場のことを知ったのはスキー場ガイドに載っていたから(全国スキー場ガイド'92(山と渓谷社))。そこには「シングル1基(172m)、1コース、最大20度。白峰温泉の御前荘の前に位置するプライベートゲレンデ。リフトは1基と小規模ながら、じっくり滑りたいスキーヤーにはうってつけだ。1周7.5kmのクロスカントリーコースもある」と記載されていた。ナイター設備もあったようだ。開業・休業時期はわからない。

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(左)緑の村案内板。右上あたりに「リフト」の文字。(右)休業中の御前荘。

白山市の中心部から手取川沿いに遡った山奥の白峰にあり、以前本ブログで取り上げた白山白峰温泉スキー場とは至近距離。しかし、あらためこのスキー場のために出かけるには遠すぎる。と思っていたら白山に登山する機会があり、その帰路に立ち寄ることができた。

国道157号の白峰信号から県道33号に分岐。しばらく進むと、右手に「御前荘」「天望の湯」の入口を示す看板がある。いったんそれを通り過ぎた道の右側に「白峰村緑の村案内板」があった。よく見るとその地図の中に「リフト」の文字を発見。御前荘の奥あたりの斜面がスキー場だったことがわかった。

先程の分岐に戻り、一段上の各施設へと上って行く。しかし天望の湯の入口には「営業を終了させていただきました」という掲示があり、その上の御前荘も使われている様子がない。調べてみると御前荘、展望の湯、緑の村キャンプ場とも2019年4月より休業となってしまったようだ。かつてはこの地域を担う集客の中心地だったのではなかろうか。

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(左)放置されていた圧雪車。(右)ゲレンデと思われる斜面を見上げる。前方左にナイター照明が見える。

御前荘の上部(南側)の斜面がどうやらゲレンデだったらしい。脇の空地には「白峰高原上原スキー場」という文字のある壊れかけた圧雪車が放置されていた。斜面にはナイター照明もそびえていた。リフトが正確にどこにあったか、痕跡はよくわからなかった。各施設とも休業になっていて寂しい限り。この小さなゲレンデが賑わっていた時代を想像するのは、いまではなかなか難しかった。
posted by 急行野沢 at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 石川県 営業休止のスキー場 | 更新情報をチェックする

2022年08月20日

御嶽スキー場 チャンピオンゲレンデ復活(王滝村)

以前、本ブログでもレポートした御嶽スキー場のチャンピオンゲレンデが、来シーズンから復活するという。復活したら、滑りに行かねば。
 → https://www.snownavi.com/topics/news/news_220818/

以前のレポートはこちら
 → 「おんたけスキー場 チャンピオンゲレンデ」

2022年08月08日

霧ヶ峰沢渡スキー場(諏訪市)(その2)

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(左)前方木立あたりが斜面最上部。(右)リフト降場の跡地。

霧ヶ峰沢渡スキー場について、本ブログで取り上げたのはもう13年前のこと。そのときはリフトの残骸もしっかり残っていた。その後、軽い山歩きに霧ヶ峰には何回も訪れているが、いつの頃からかリフトが見えなくなっているような気がしていた。自信がなかったので、あらためて霧ヶ峰を訪問してみた。やはり、リフトは撤去され、スキー場の痕跡は感じられなくなっていた。

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(左)リフト上部から見下ろす。(右)沢渡への登山道から。斜面を横から見る。

車山肩から西方向の緩やかな丘に登って行く。前方の木立の脇にリフト降場があったはずだが、撤去されて何もなくなっていた。見おろす斜面は適度な斜度の草地である。いまでも降雪さえあれば快適な滑走ができそうだ。車山肩から沢渡へ下る登山道に入れば、左手にゲレンデ斜面を横から眺めるかたちとなる。電柱が続いているあたりが、リフトが架けられていた場所だと見当がつく。

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(左)斜面下部のユートピア山荘の横から。(右)下部から斜面を見上げる。

沢渡まで下り、草を掻き分けながら斜面の下部へと進む。「ユートピアハウス」という建物は、いまは使われているのかどうか、わからない。その近くにリフト乗場があったはず。しかし、リフト乗場もすべて撤去され、どこにあったかもよくわからない。見上げると快適な中斜面が広がっていた。夏休み中とあって、霧ヶ峰の広々とした景観の中、登山道を行きかうハイカーの姿も多かった。(現地訪問:2022年8月)

こちらもご覧ください → 「霧ヶ峰沢渡スキー場(2009年6月21日)」